お気楽ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ベン・ジェンセン SWEETIE PIE

2017-02-19 08:54:04 | テナー・サックス

先日、群馬県の磯部温泉で、お土産に磯部煎餅を買いました。小麦粉と砂糖などを原料とした薄くて軽いお菓子ですが、子供の頃にこの煎餅をたまに食べた記憶があります。磯部温泉へ誰かが行っているとも思えないので、近くのお店で売っていたのだと思います。美味しかったという記憶はありませんが、今回食べてみると、ほんのり甘く、口当たりもよく、結構美味しく感じました。趣味嗜好は年齢とともに変化する一例でしょうか。スイングするジャズが好きなのは変わりません。そんなアルバムを。

BEN JANSSON (ベン・ジェンセン)
SWEETIE PIE (PKO 2006年録音)

   

1月下旬に札幌へ行った際に、歌手のMIZUHOさんのコンサートを聴いたのですが、そのバンドの一員としてベン・ジェンセン(ts)が加わっていました。その時の音色やフレーズが、レスター・ヤングやスタン・ゲッツをちょっと思わせるようなものだったので、彼のことを調べました。現在は札幌在住ですが、米国での実績がある方で、2枚のリーダー作があったので、とりあえず1枚目を入手しました。

メンバーは、 ベン・ジェンセン(ts)、ランディ・ナポレオン(g)、リック・ロウ(p)、Paul keller(b)、Pete Siers(ds)。アメリカのミシガン州Ann ArborのFirefly Clubにおけるライブ録音です。Ann Arbor(アナーバーまたはアン・アーバー)は、デトロイトに近い町で、ミシガン州立大学やドミノピザ本部があることで知られているそうです。ランディ・ナポレオンは、クレイトン=ハミルトンORCHに参加するなど、名の知れたギタリストです。

曲はジェンセンのオリジナルとスタンダードです。彼のオリジナルが「Pat's Blues」、「Sweetie Pie」と「Tenor For Two」、セロニアス・モンクの「Hackensack」、スタンダードの「How Long Has This Been Going On?」、「I'll Remember April」(四月の想いで)、「Young At Heart」、「My Ideal」、「Strike Up The Band」の全9曲。「Tenor for Two」のTwoとは、ズート・シムズとアル・コーンで、彼らに捧げた曲。

スイングして、寛いで、グルーヴィーな、僕の好みにあったライブアルバム。ベン・ジェンセンの柔らかいサウンドのモダンスイング系テナー、ランディ・ナポレオンのウェスやバレルを髣髴とさせるギター、ニック・ロウの明るめピアノと、名手が揃ったという感じです。各人のソロが楽しく、ニック・ロウ(p)が「Four Brothers」を引用している「Pat's Blues」、スローテンポの「How Long Has This Been Going On?」や「Young at Heart」、ブルージーで暖かな「Tenor for Two」、豪快な「I'll Remember April」などかなり楽しめます。

【Ben Jansson ホームページ】

benjansson.com

経歴やライブのスケジュールなどが掲載され、更新もアップデートです。3年間札幌に住んでいて、活動を行っていますが、この2017年の春から夏にかけて、リーダーアルバムが2作リリースされる予定です。ベン・ジェンセンが札幌にいるうちにリーダーライブを聴いてみたい。

【磯部煎餅】

   

群馬県安中市の日帰り温泉施設「恵みの湯」の売店コーナーで売っていた磯部煎餅。一袋買ってきました。

   

   

薄くて軽い煎餅なので、歯の弱い人でも大丈夫です。煎餅といってもサクサクして柔らかい。

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映画「生きうつしのプリマ」を観てきました。(長野市千石劇場)

2017-02-17 20:43:42 | 映画

長野市の千石劇場で、「生きうつしのプリマ」という映画が上映されたので、観てきました。ミステリー仕立てのあらすじばかりでなく、メトロポリタン歌劇場の場面もある音楽映画でもあるという点に興味をひかれました。

   

監督・脚本:マルガレーテ・フォン・トロッタ (「ハンナ・アーレント」という映画で知られているそうです。)
出演:バルバラ・スコヴァ(「ハンナ・アーレント」に主演)、カッチャ・リーマン(「帰ってきたヒトラー」に出演)など。

父が偶然ネットで見つけた、1年前に亡くなった母エヴェリンに生き写しの女性(スコヴァ演じるカタリーナ)は、メトロポリタン・オペラで歌う著名なプリマドンナだった。父が彼女のことを知りたいと、娘のゾフィ(カッチャ・リーマン)をニューヨークへ送り出し、母とカタリーナの関係を調べるうちに真実が明らかになっていきます。ミステリー仕立てで、母の秘密や父との結婚生活のことなどが明らかになり、物語は進みます。

   

音楽の使われ方が面白く、出てくるクラシックの曲が、状況を暗示していました。例えば、カタリーナはマーラーの「フリードリッヒ・リュッケルトの詩による5つの歌曲」から『私はこの世に忘れられた」を歌いますが、その歌詞は、忘れ去られたとか見捨てられたという中身で、それが、カタリーナの状況も示しています。

カタリーナ役のスコヴァという女優は、クラシックの歌手もやっていて、吹き替えなしで歌っていますし、また、ゾフィー役のカッチャ・リーマンも歌手でもあり、映画の中でブルーズを歌っていて、この二人を意識して映画も作られているようです。あらすじは、実際にトロッタ監督の身に起きたことを素材とし、二人の女優も同監督の過去の作品に出演するなど、まさにトロッタ・ファミリーの映画です。

   

マルガレーテ・フォン・トロッタ (監督・脚本)

   

ゾフィー役のカッチャ・リーマン。ニューヨークのジャズクラブの場面。

本格的ミステリーやサスペンスだと思ってこの映画を見ると、若干肩透かしをくらうかもしれませんが、丁寧に描かれた家族の物語で、音楽映画としても観ることができました。ジャズだと「枯葉」の器楽演奏も流れます。

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下野竜也指揮 群馬交響楽団演奏会 (2月11日 高崎市群馬音楽センター)

2017-02-16 20:40:27 | 演奏会・ライブ

2月11日の群馬交響楽団の定期演奏会は、プログラムがドボルジャーク(ドボルザーク)の珍しい曲目なので、聴きたいと思い随分前にチケットを購入していました。

   

 

(出演)

指揮:下野竜也
ピアノ:清水和音
管弦楽:群馬交響楽団

(曲目)

ドヴォルジャーク/序曲《フス教徒》 作品67 B.132
ドヴォルジャーク/ピアノ協奏曲 ト短調 作品33 B.63
ドヴォルジャーク/交響曲 第6番 ニ長調 作品60 B.11

ドボルザーク(群響では「ドヴォルジャーク」と表記)は、いい作品をたくさん書いていますが、今回のプログラムは滅多にコンサートでは聴けないものばかりでした。まず、序曲「フス教徒」は、激しい動きを伴う曲で、ドボルザークの愛国への思いがこもっているようです。演奏も合わせるのにたいへんだったかもしれないと思いながら聴いていましたが、下野達也さんの指揮のもと躍動したいい演奏でした。

ピアノ協奏曲は、第1楽章をはじめところどころにドボルザークらしいメロディが出てきます。第1楽章のピアノの旋律は、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番に似ていて、影響を受けたのでしょうか。第2楽章冒頭のホルンが吹く旋律と弦楽合奏も安らかでよかった。独奏者の清水和音さんは、低音から高音まできれいに響かせていました。全体に、テンポはもう少しゆっくりでもよかったと思いました。

休憩を挟んで後半は、交響曲第6番です。第1楽章は、木管主体で結構華やかです、第2楽章はアダージョでホルンや木管が抒情的で美しい。第3楽章ではチェコの民謡らしいメロディとリズムで高揚して楽しく聴けました。下野達也さんの体を目いっぱい使った指揮ぶりも印象的でした。

【予習で聴いたCD】

   

ピアノ協奏曲。イェネ・ヤンドー(p)アントニ・ヴィト指揮ポーランド国立放送カトヴィツェ交響楽団(NAXOS)。テンポがゆっくりめで、収録時間が長いです。

   

交響曲第6番。ズデニク・コシュラー指揮スロヴァキアフィルハーモニー交響楽団。(交響曲全集の一枚)

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サラ・マッケンジー WE COULD BE LOVERS

2017-02-15 20:41:38 | ヴォーカル(S~Z他)

東急ホテルズの会員になっているので、PR誌が送られてきます。今号の「もう一度、京都へ」という特集は焦点が絞られている気の利いたものでした。富山の紹介にも心惹かれるものがあったので、暖かくなったら北陸回りで関西方面へ出かけようかと考えています。グリーンシーズンの札幌へも行きたいし、迷うところですが、宿泊する街は、ジャズやヴォーカルのライブを聴けるクラブのあるところがよいです。インティメイトなクラブで聴きたい歌手。

SARAH MCKENZIE (サラ・マッケンジー)
WE COULD BE LOVERS (impulse 2014年録音)

   

ダイアナ・クラール、キャロル・ウェルスマン、ディナ・ディローズなどピアノ弾き語りの歌手が活躍していますが、近年、ジャネット・サイデルと同じオーストラリア出身のサラ・マッケンジーが新たに加わりました。彼女は1987年パース生まれで、バークレー音大にも学び、現在はパリに住んでいるそうです。これは、インパルスレーベルからの第1作ですが、声に潤いがあり、爽やかな感じもあって気に入っています。

メンバーは、サラ・マッケンジー(vo,p)、Hugh Stuckey(g)、Alex Boneham(b)、Marco Valeri(ds)。曲により、Warren Wolf(vib)、Ingrid Jensen(tp)、Troy Roberts(ts)、Yosvany Terry(as)が加わります。編曲は全てサラ・マッケンジーの手になるもので、彼女の自作も3曲収録されるなど、才能の豊かさ、実力の高さが示されています。

スタンダードが、「I was Doing Alright」、「At Long Last Love」、「I Won't Dance」、「Lover Man」、「Moon River」、ベティ・カーター作「Tight」、デューク・エリントン作「Love You Madly」、アビー・リンカーン作「The Music is The Magic」、サラ・マッケンジー自作の「That's it, I Quit!」、「We Could Be Lovers」、「Quo!, Quoi, Quoi」の全11曲。佳曲が選ばれていますが、サラの自作もそれらに劣らずなかなかのものです。

サラ・マッケンジーの歌、伴奏ともにジャジーでよくスイングしたヴォーカルが楽しめます。彼女の声は、潤いがあり、癖のない声の質なので、どなたも抵抗なく聴けると思います。彼女のオリジナルのバラード「We Could Be Lovers」が曲、歌ともに美しく、アップテンポで器楽的にも面白い「Love You Madly」、エキゾチックでギターソロも入る「The Music is The Magic」、ギターの伴奏だけで柔らかく歌う「Moon River」など内容のよいアルバム。

【TOKYU HOTELSのPR誌 COMFORTS OFF TIME】

   

   

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久しぶりの群馬県(磯部温泉「恵みの湯」、カフェ・クレッセンド、ジャズ喫茶「木馬」、群馬音楽センター)

2017-02-14 20:45:33 | お出かけ・その他

2月11日に群馬交響楽団の演奏会を聴きに高崎へ行きました。午後早めに出かけて、安中市の磯部温泉に初めて行って、日帰り施設「恵みの湯」で入浴しました。お湯は、少し茶色で塩分のあるものでしたが、よく温まるもので、さすがに老舗の温泉地です。「恵みの湯」の施設は、浴槽が広く、露天風呂も立派でした。磯部温泉からは、群馬県内を少しドライブしてみました。

【磯部温泉 日帰り温泉施設 恵みの湯】

 

玄関。

 

駐車場には、高崎、前橋といった群馬県内の車に加え、埼玉県や栃木県の車もあり、広い範囲からお客様がきているようでした。松井田妙義インターから近くて、高速道で来るのに立地がよいからなのでしょう。

 

玄関を入ったところ。受付とロビー。

 

 

砂塩風呂というのもあるそうです。予約のみ。

 

休憩室。このほかに食堂もあり、広い館内です。

【磯部温泉 恵みの湯】

住所:群馬県安中市磯部3-3-41
電話:027-385-1126
ホームページ:安中市恵みの湯(市役所ホームページ)

【カフェ・クレッセンド】

続いて、遅めの昼食に、オーディオ・レコード等販売もしている高崎市のカフェ・クレッセンドでカレーを食べました。こちらのお店は、以前にジャズ喫茶の項目で取り上げました。

 

 

中古のオーディオが展示されています。会話からすると、お客様は、オーディオファンの方が多いようです。

 

レコードも販売されています。

 

ハンバーグカレー。

 

置いてあった漫画「Blue Giant」を読みながらコーヒー。

【カフェ・クレッセンド】

住所:群馬県高崎市浜川町1354−5
電話:027-343-9945
ホームページ:Cafe Crescend(Facebook)

【ジャズ喫茶「木馬」】

続いて前橋市へ行き、木馬でコーヒーを飲んだのですが、その様子は『木馬再訪』ということで、ジャズ喫茶の項目に記します。

【群馬音楽センター、スズラン】

前橋から高崎へ来て、午後5時30分に群馬音楽センターの地下駐車場に車を停めました。軽く夕食をというわけで、近くのデパートのスズランの8階の蕎麦屋「信濃」で蕎麦を食べました。それから、午後6時45分開演のコンサートを楽しみましたが、その記事は別に書きます。短い時間でしたが、長野→安中→高崎→前橋→高崎→長野と回ることができました。

 

コンサート会場の群馬音楽センター。高崎駅から徒歩で来れて、立地のよい施設です。群馬交響楽団の本拠地。

 

スズランはデパートです。群馬音楽センターからすぐなので、立ち寄るのに便利です。

 

デパートの8階には、4軒の飲食店が入っています。この「信濃」には2回目です。

 

お値打ちの野菜天丼とのセット。蕎麦の盛りがよい。

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