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チェット・ベイカーの諸作を聴く(BOPPIN' WITH)

2024-02-11 | JAZZ
続いては、マイルスのマラソンセッションの如く、こちらは1965年8月23日~25日の3日間の演奏を5枚のアルバムに分散して収録したものです。
5枚の内の4枚までが揃ったところで、以下の「BOPPIN' WITH」は2nd盤ですが、ジャケットが気に入っているのでこれを取り上げました。
アルバム・ジャケットはトランペットを吹いていますが、演奏は他のアルバムを含め全てフリューゲルホーンで通しています。

「BOPPIN' WITH」 PRESTIGE 7512
  
1. Go-Go
2. Lament For The Living
3. Pot Luck
4. Bud's Blues
5. Romas
6. On A Misty Night
Chet Baker (flh) George Coleman (ts) 
Kirk Lightsey (p) Herman Wright (b) Roy Brooks (ds)
録音 1965年8月

この5枚の演奏において、相方を務めるジョージ・コールマンは、1964年2月までマイルスのバンドに在籍していたこともあり、編成もマイルス・クインテットと同様であることからして彼の参加が大きく、それとダブって聞こえるところもあり、ジョージ・コールマンとカーク・ライトシーの的確なサポートが密度の濃いアルバムに仕立てています。

アップ・テンポによるオープンな「Go-Go」でスタートし、タッド・ダメロン作のバラード「Lament For The Living」では、フリューゲルホーンのソフトな音色がぴったりの演奏となっています。
「Romas」は変わったメロディを持ったブルースですが、テーマの後のチェットはこれをパラパラとスケールを吹くようなアドリブで見事に処理しています。
また、「On A Misty Night」では、フリューゲルホーンにミュートを付けるという、珍しいプレイを披露していて、テーマ部でのテナー・サックスとのユニゾンの響きが美しいです。


以下の3枚はいずれもOJC盤ですが、タイトルはマイルスの4部作に倣い、こちらも全て「IN'」となっています。

  

下は現在探している残り1枚の「Cool Burnin’」で、画像はネットから借用しました。



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