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チェット・ベイカーの諸作を聴く(IN MILAN)

2024-02-01 | JAZZ
昨年夏にジャズ批評の「チェット・ベイカー特集」を手に入れたことから、それに掲載されているアルバムをできるだけ聴いて見たいと思い、国内盤、再発盤を問わず数多く購入してきました。
中には、タイトルそのものや、ジャケットのデザインが替わっていて、同じ内容のものを買ってしまったこともありましたが、その中から何枚かをジャケットと共に簡単なコメントを付けて順次掲載して行くことにしました。




1枚目は、1959年7月末にヨーロッパに渡った最初の国のイタリアで行ったレコーディング・アルバムで、イタリア国旗をあしらったジャケットとなっています。

「IN MILAN」OJC 370 (JAZZLAND JLP-18)
  
1. Lady Bird
2. Ceryl
3. Tune Up
4. Line for Lyons
5. Pent Up House
6. Look for Silver Lining
7. Indian Summer
8. My Old Flame
Chet Baker (tp) Glauco Masetti (as) Gianni Basso (ts)
Renato Sellani (p) Franco Cerri (b) Gene Victory (ds)
録音 1959年9月25,26&10月6日

このアルバムは取り上げている曲目から分かる様に、全て米国時代に演奏してきた曲で構成されており、現地のミュージシャンも実力者ばかりであり、チェットもバッパーとしてPacific時代を思い起こさせる張り切った演奏を展開しています。
収録されている8曲は何れも好演奏ですが、中でもマイルスの「Tune Up」や、マリガンの「Line for Lyons」が印象深く、チェットがこれらの曲をどのように感じながら演奏していたかを想像して聴きました。

なお、このアルバムの裏面にベーシストとして記載されているFranco Serriですが、ジャズ批評ではFranco Cerriと表記しています。
これがFranco Cerriだとすれば、ギタリストと思っていた人がここではベーシストとして参加しており、「Line for Lyons」ではソロも披露しています。

コメント
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