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ボブ・デーゲンのリーダー・アルバムに参加(8/8)

2022-06-23 | JAZZ
日野皓正と海外ミュージシャンとの共演アルバムの最後は、ボブ・デーゲンを含むカルテットの演奏で、ドラマーには弟の元彦が加わっています。

「CHILDREN OF THE NIGHT」 enja 3027
  
1. BLUES FOR HALL
2. NEGED
3. SUN DIVE
4. WITHOUT NAME, WITHOUT NUMBER
5. CHILDREN OF THE NIGHT
日野皓正 (cor) BOB DEGEN (p) CAMERON BROWN (b) 日野元彦 (ds)
録音 1978年5月16日

ここでは日野が2曲(1, 3)を提供しており、やはりコルネットを吹いています。
後はリーダーであるボブ・デーゲンが2曲(2, 5)、それにオーネット・コールマンの「WITHOUT NAME, WITHOUT NUMBER」で、これは一聴しただけでそれと分かる曲想ですが、この演奏に日野は参加していません。

日野のオリジナルの2曲にスポットを当ててみると、
「 BLUES FOR HALL」は、基本的に12小節のブルース形式を取っているものの、演奏は最初から音を激しく放出する日野の独壇場となっていて、続くボブ・デーゲンのピアノ・ソロがそれを鎮めるかの如く爽やかに響き、キャメロン・ブラウンのベース・ソロを経てテーマに戻っています。
もう1曲の「SUN DIVE」は、モードによるアップ・テンポの演奏で、やはり日野のコルネットが火を噴くような演奏を展開しており、後半でのドラムスとの4バースは更に高みを増して、その中でキャメロン・ブラウンのベース・ラインが演奏を通して全体を引き締めています。
その他、「 NEGED」はコルネットとピアノによるデュオで、短いながら美しく心温まる演奏であり、アルバム・タイトルにもなっている「 CHILDREN OF THE NIGHT」においては、タイトルに似合わず意欲的な演奏でここでも日野が主役を張っています。

日野皓正と海外ミュージシャンとの共演アルバムで、その他に過去に掲載したものとして、
ハンク・ジョーンズ(当時のGJT)と共にセロニアス・モンクの楽曲を演奏したもの、
1970年3月から71年に掛けてCANIONレーベルに吹き込んだ4枚
それにボブ・モーゼスのリーダー・アルバムである「FAMIRY」に参加したもの、
そしてジョニー・ハートマンのバックを務めたアルバム等々、彼がいかにワールド・ワイドで活躍してきたかを証明しています。

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