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セシル・テイラーの1958年のリーダー・アルバム

2021-02-07 | JAZZ
セシル・テイラーがリーダーとなっている1958年の作品から
「HARD DRIVING JAZZ」 UNITED ARTISTS UAL 4014
  
1. DOUBLE CLUTCHING
2. LIKE SOMEONE IN LOVE
3. SHIFTING DOWN
4. JUST FRIENDS
CECIL TAYLOR (p) JOHN COLTRANE (ts) KENNY DORHAM (tp)
CHUCK ISRAELS (b) LOUIS HAYES (ds)
録音 1958年10月13日

このレコード、
購入当時は、セシル・テイラーがスタンダードを演奏していることから何時もとは違った展開が聴けるのではと、期待して聴いたものです。
セシル・テイラーと組んだメンバーが異質なら、演奏している曲目も到底考えられないような内容ですが、よくぞ記録として残してくれたものだと思います。
しかし、セシル・テイラーのオリジナルは1曲もなく、彼のピアノ演奏を除くとフツーのハード・バップであり、リーダー以外のメンバーは、各々自分のペースで演奏しています。
中でもコルトレーンは、彼のリーダー・アルバムで言うと「BLUE TRAIN」「SOULTRANE」に続く録音で、ハード・バップから一歩先に進んだプレイをしています。
そういえば、このアルバムはジャケットも変更して「Coltrane Time」として発売されたものもありました。
一方、リーダーのセシル・テイラーについては、スタンダードへのアプローチの仕方に興味があるのですが、他者の演奏のバックでは、難しいブロック・コード中心のサポートとなっています。
4曲の中では、ケニー・ドーハムの作曲による「SHIFTING DOWN」がリフを中心としたブルースで、お互いに手慣れていることから一番纏まっている印象を受けます。
その中で、セシル・テイラーはセロニアス・モンク的なアプローチで好演しています。

コメント
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