あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

セロニアス・モンクの曲の演奏集CD(1/3)

2021-02-03 | JAZZ (CD)
セロニアス・モンクの曲を取り上げたアルバムは、過去に幾度か掲載したことがありましたが、中でもCDとして極めつけと言えるのは「NONK’S CASINO」と「INTERPRETASIONS OF MONK」の2枚ですが、それ以外にもめぼしい作品があるため、再びCDに絞って取り上げてみました。

その1回目は、ハイ・ファイヴ・クインテットのメンバーであるドラマーのロレンツォ・ツゥッチ がリーダーのピアノレス・トリオで、タイトルが「DrumonK」と、ドラムとモンクを掛けているところが洒落ています。

「DrumonK」 VVJ 060
 
 1. GREEN CHIMNEYS
 2. TEA FOR TWO
 3. HACKENSACK
 4. RHYTHM - A - NING
 5. EVIDENCE
 6. ASK ME NOW
 7. BEMSHA SWING
 8. STRAIGHT NO CHASER
 9. FRIDAY THE 13TH
10. NUTTY
LORENZO TUCCI (ds) FABRIZIO BOSSO (tp, flh, electronics) 
PIETRO CIANCAGLINI (b)
録音 2006年11月6日

このアルバムは、トリオというシンプルな編成において、ファブリツィオ・ボッソのプレイがたっぷり詰まっています。
冒頭の「GREEN CHIMNEYS」は、ロレンツォ・ツゥッチのドラム・ソロでテンポ設定が行われ、続くボッソの絶妙なトランペット・ソロが粋な演奏となっています。
「TEA FOR TWO」だけはモンクの曲ではありませんが、ボッソは、ワウワウ・ミュート、エレクトロニクス、オープン・トランペットと次々に替えて変化を付けています。
「 HACKENSACK」は、中間部でベース・ソロに続きトランペットとドラムスの8小節交換を経て、「チュニジアの夜」の一節が織り込まれてエンドとなります。
また、最も速いテンポで演奏される「 STRAIGHT NO CHASER」は、変わったテーマの提示から、ボッソがエレクトロ二クスも駆使して突っ走っています。
以下、エレクトロ二クスや各人のソロも交えながら色々な味付けや変化があり、最後まで興味を持って聴くことが出来る良い内容の演奏集です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする