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TIME FOR TYNER

2020-04-26 | JAZZ
マッコイ・タイナーのブルーノート3作目の作品
「TIME FOR TYNER」BST 84307
  
1. AFRICAN VILLAGE
2. LITTLE MADIMBA
3. MAY STREET
4. I DIDN’T KNOW WHAT TIME IT WAS
5. THE SURREY WITH THE FRINGE ON TOP
6. I’VE GROWN ACCUSTOMED TO YOUR FACE
McCOY TYNER(p) BOBBY HUTCHERSON(vib) HERBERT LEWIS(b) FREDDIE WAITS(ds)
録音 1968年5月17日
前半の3曲はマッコイ・タイナーのオリジナルで、いずれもモード手法を取り入れた速いテンポの演奏となっていて、インパルス時代とは変わって、音を重ねながら鍵盤をフルに使って長いフレーズを作っていくところに特徴があります。
一定のリズムパターンを持った「AFRICAN VILLAGE」において、その特徴がよく表われており、タイトル通りアフリカの匂いのするエキゾチックな曲は、ベーシストのハーバート・ルイスがピチカットとボーイングのソロで好演しています。
また、マッコイ・タイナーの次から次へと繰り出されるフレーズに、負けじとプレイするボビー・ハッチャーソンのヴァイヴラフォンが曲に変化を付けて良い効果を出していて、3曲目で先発する「MAY STREET」では、ソロ・スペースも多く与えられています。

後半の3曲にはスタンダードが配置されていて、
4曲目の「I DIDN’T KNOW WHAT TIME IT WAS」は、ピアノとヴァイブラフォンが共に原メロディを生かしながら進んでいき、
5曲目のピアノ・トリオで演奏される「THE SURREY WITH THE FRINGE ON TOP」は、左手もフルに使って、これぞマッコイ・タイナーと言わんばかりのダイナミックな演奏で、
6曲目の「I’VE GROWN ACCUSTOMED TO YOUR FACE」は無伴奏で、ピアノ・ソロをたっぷりと味わうことができます。

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