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伊のピアノ・トリオ(フランコ・ダンドレア)

2020-03-08 | JAZZ
3人目のイタリアのピアニストはフランコ・ダンドレアで、これは彼の初リーダー作となる「モダン・アート・トリオ」です。(Deja Vu RECORDSから復刻されました)

「MODERN ART TRIO」 DJV 2000041 LP(Vedette Records VSM 38545 )
  
1. URW
2. FRAMMENTO
3. UN POSTO ALL’OMBRA
4. AIN’T NECESSARILY SO
5. ECHI
6. BEATWITZ
FRANCO D’ANDREA(p, elp, ss) BRUNO TOMMASO(b) FRANCO TONANI(ds, tp)
録音 1970年4月17, 19日

フランコ・ダンドレアは好みのピアニストの一人で、このレコード以外はCDで集めてきましたが、その中で、これは愛聴盤の1枚でもあります。
オリジナル盤は今でも中古市場にありますが、高価で手が出ないので、DJVからの復刻盤を聴いています。
1960年代後半以降、ヨーロッパで生まれたアグレッシブなジャズの中の1枚で、ピアノタッチや演奏内容は、一時期のポール・ブレイの様でもあり、和音の使い方や自由な曲想の展開が面白く、サックスを併用しているところなどは、ヨアヒム・キューンの演奏などとダブって聞こえます。
収録されている6曲の内、「AIN’T NECESSARILY SO」のみが、スタンダードであるガーシュインの作品ですが、メロディーを徐々に解体していく経緯が何とも言えず、引き込まれてしまいます。
また、相方の2人のイタリアンとも息があっていて、初リーダー作とは思えない充実した内容の演奏集です。

以下は、これまで聴いてきたダンドレアのカルテットとトリオと、それ以外のCDの一部で、80年代までのものは個性的で聴きどころが多く、女性のイラストのジャケットのOWL盤では、レノン・マッカートニーの「ノルウェーの森」を取り上げていて、独自の解釈で演奏しています。
90年代に入ると、更に経験豊かなハーモニック・センスを生かした演奏に変わり実に味わい深いものになっています。





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