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マルとレイシー

2016-07-02 | JAZZ
マル・ウォルドロンとスティーヴ・レイシー、
過去も、この後も幾度となく共演している2人が、ニューヨークのジャズ・クラブで行ったライブから、
「スーパー***」とか「グレイト***」というグループが次から次へと誕生した70年代後半以降、
その多くはレコーディングやライブ・セッションのためのものでしたが、これもその中の1枚です。

「MAL WALDRON & STEVE LACY LIVE AT SWEET BASIL」 PADDLE WHEEL K28P 6471
  
1. WHAT IT IS
2. EVIDENCE
3. SNAKE OUT
4. LET´S CALL THIS
MAL WALDRON (p) STEVE LACY (ss)
REGGIE WORKMAN (b) EDDIE MOORE (ds)
録音 1987年8月28, 29日

マル・ウォルドロンは、左手のモールス信号のような打楽器的奏法に特徴があり、ここでもそのスタイルを踏襲しています。
スティーヴ・レイシーは、元来オーソドックスなスタイルの奏者ですが、ライブの解放感からか、時にはトリッキーな高音も発しています。
収録されている4曲は、2曲がマル、2曲がセロニアス・モンクのものですが、レイシー共々モンクからの影響を受けていることもあり、同じルーツを持つ2人が放つ「音」は、スリリングの一言です。
ベースやドラムスにもソロ・スペースが与えられており、録音の良さも手伝って纏まったプレイとなっています。

マルとレイシー、2人はすでに亡くなっていますが、これは輝いていた時代の一コマでもあります。

コメント
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