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モンゴメリー・ブラザース

2016-04-06 | JAZZ
前回掲載のジョージ・シアリングのアルバムに参加していたモンゴメリー・ブラザース、
その3人をフィーチャーした1枚を取り出してみました。
「GROOVE YARD」 RIVERSIDE RLP 362
  
1. BACK TO BACK
2. GROOVE YARD
3. IF I SHOULD LOSE YOU
4. DELIRIUM
5. JUST FOR NOW
6. DOUJIE
7. HEART STRINGS
8. REMEMBER
WES MONTGOMERY(g) BUDDY MONTGOMERY(p) MONK MONTGOMERY(b) BOBBY THOMAS(ds)
録音 1961年1月3日

リヴァーサイド・レーベルにはウェス・モンゴメリーの優れた演奏が数多く、参加アルバムは15枚あります。
その中でも、これは名盤とされる「インクレディブル・ジャズ・ギター」に続くカルテット作品で、この後はジョニー・グリフィンが参加したライブ盤「フル・ハウス」へと続きます。

このアルバム、
3人の兄弟共演によるもので、息もぴったりです。(このグループのベスト・プレイと思います)
特にレコードA、B面の最初を飾るバディ・モンゴメリーのオリシナルが良いです。
その2曲、
1曲目の「バック・トゥ・バック」は、ブラシに絡むベースのイントロに絶妙なタイミングで入って来るギターとピアノに痺れます。
5曲目の「ジャズト・フォー・ナウ」は、ウエスの快調に飛ばすアドリブが堪能できます。
また、ハロルド・ランドが作曲したアップ・テンポの「デリリウム」は、何処かで聴いたことがあるようなと思ったら、
何とコルトレーンの「ジャイアント・ステップス」のテーマの部分のそっくりさんのようで、笑えます。

ところで、ここでのウェスのギター音色は、ギター・アンプのせいなのか、エンジニアの違いかは不明なれど、ウエスの特徴である芯のある太い音というよりは、生オンに近い音として収録されている曲があり、明らかに他の録音と異なっています。
そこで上記に記載した3枚の録音エンジニア(RE)と録音場所を調べてみました。

*「Incredible Jazz Guitar」(RLP 320) RE:Jack Higgins (Reeves Sound Studios)
*「Groove Yard」 (RLP 362)  RE : Ray Fowler (Plaza Saund Studios)
*「Full House」 (RLP 434)  RE: Wally Heider (“TSUBO” Berkeley California)


この3枚目はライブのため当然といえば当然ですが、エンジニアと場所はいずれも異なっていました。
このレーベルは、ブルーノートなどと違って、予算の関係で安価で空いているスタジオを使用したと、何かの雑誌で読んだことがあります。

コメント
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