第185回はレロイ・ヴィネガーの「Walk」に関連する曲を集めたアルバムです。
「LEROY WALKS!」 STEREO S 7003
1. WALK ON
2. WOULD YOU LIKE TO TAKE A WALK
3. ON THE SUNNY SIDE OF THE STREET
4. WALKIN'
5. WALKIN' MY BABY BACK HOME
6. I'LL WALK ALONE
7. WALKIN' BY THE RIVER
LEROY VINNEGAR (b) VICTOR FELDMAN (vib) GERALD WILSON (tp)
TEDDY EDWARDS (ts) CARL PERKINS (p) TONY BAZLEY (ds)
録音 1957年7月15日、9月16,23日
これはベーシストのリーダー・アルバムですが、ヴィブラフォンが入ったことで非常に洗練されたサウンドが心地いい演奏集です。
そして、聴きどころは、リーダーの確実で端正なベース音と、ヴィクター・フェルドマンによるアレンジで、特に1曲目の「WALK ON」と3曲目の「ON THE SUNNY SIDE OF THE STREET」は演奏時間も長く、アレンジの妙をたっぷりと味わうことが出来ます。
その「WALK ON」は、リーダーのレロイ・ヴィネガー自身の作曲によるもので、バウンスするベースのビートをバックに全員によるテーマが演奏され、続いてテナーサックス、ヴィブラフォン、ミュート・トランペット、ピアノが順次軽快なアドリブを披露し、最後はベースがソロを取って(と言ってもコード進行に沿って歩くように4つを刻むだけですが)、最後はベースと残りのメンバーによる4バースという珍しい組み合わせを経てテーマに戻っています。
そして、軽快なテンポで演奏される「ON THE SUNNY SIDE OF THE STREET」は、管楽器が入って華やかであり、ドラムスを含め全員が順次ソロを取っています。
「WOULD YOU LIKE TO TAKE A WALK」はホーンを除いての演奏で、ヴィブラフォンのファンによる残響とベースの調和が美しく、続くカール・パーキンスも粋なピアノ・ソロを披露してくれます。
なお、演奏途中でヴィブラフォンから瞬時にピアノに代わることから、後からの被せ録音かも知れません。
「WALKIN’」はテーマの後、ピアノ、ミュート・トランペット、ヴィブラフォン、テナーサックスの順でソロのリレーが行われますが、この間裏方で支えていたベースがそのまま4ビートのウォーキングでソロを取った後テーマに戻っています。
「I'LL WALK ALONE」もホーンを除いた形での演奏で、冒頭からヴィネガーのベースがソロを取る形で進行し、それにヴィブラフォンとピアノが加わりますが、後半はやはり4ビートによるベース・ソロとなりますが、淡々とした演奏にも関わらず味があります。
最終曲の「WALKIN' BY THE RIVER」は、アップ・テンポの曲ですが、ゴツゴツした感じのアドリブを取るテナーサックスのテデイ・エドワーズと、ヴィブラフォンとピアノを交互に使い分けながらアドリブを展開するフェルドマンと、リーダーのベース・ソロが印象的な1曲です。
「LEROY WALKS!」 STEREO S 7003
1. WALK ON
2. WOULD YOU LIKE TO TAKE A WALK
3. ON THE SUNNY SIDE OF THE STREET
4. WALKIN'
5. WALKIN' MY BABY BACK HOME
6. I'LL WALK ALONE
7. WALKIN' BY THE RIVER
LEROY VINNEGAR (b) VICTOR FELDMAN (vib) GERALD WILSON (tp)
TEDDY EDWARDS (ts) CARL PERKINS (p) TONY BAZLEY (ds)
録音 1957年7月15日、9月16,23日
これはベーシストのリーダー・アルバムですが、ヴィブラフォンが入ったことで非常に洗練されたサウンドが心地いい演奏集です。
そして、聴きどころは、リーダーの確実で端正なベース音と、ヴィクター・フェルドマンによるアレンジで、特に1曲目の「WALK ON」と3曲目の「ON THE SUNNY SIDE OF THE STREET」は演奏時間も長く、アレンジの妙をたっぷりと味わうことが出来ます。
その「WALK ON」は、リーダーのレロイ・ヴィネガー自身の作曲によるもので、バウンスするベースのビートをバックに全員によるテーマが演奏され、続いてテナーサックス、ヴィブラフォン、ミュート・トランペット、ピアノが順次軽快なアドリブを披露し、最後はベースがソロを取って(と言ってもコード進行に沿って歩くように4つを刻むだけですが)、最後はベースと残りのメンバーによる4バースという珍しい組み合わせを経てテーマに戻っています。
そして、軽快なテンポで演奏される「ON THE SUNNY SIDE OF THE STREET」は、管楽器が入って華やかであり、ドラムスを含め全員が順次ソロを取っています。
「WOULD YOU LIKE TO TAKE A WALK」はホーンを除いての演奏で、ヴィブラフォンのファンによる残響とベースの調和が美しく、続くカール・パーキンスも粋なピアノ・ソロを披露してくれます。
なお、演奏途中でヴィブラフォンから瞬時にピアノに代わることから、後からの被せ録音かも知れません。
「WALKIN’」はテーマの後、ピアノ、ミュート・トランペット、ヴィブラフォン、テナーサックスの順でソロのリレーが行われますが、この間裏方で支えていたベースがそのまま4ビートのウォーキングでソロを取った後テーマに戻っています。
「I'LL WALK ALONE」もホーンを除いた形での演奏で、冒頭からヴィネガーのベースがソロを取る形で進行し、それにヴィブラフォンとピアノが加わりますが、後半はやはり4ビートによるベース・ソロとなりますが、淡々とした演奏にも関わらず味があります。
最終曲の「WALKIN' BY THE RIVER」は、アップ・テンポの曲ですが、ゴツゴツした感じのアドリブを取るテナーサックスのテデイ・エドワーズと、ヴィブラフォンとピアノを交互に使い分けながらアドリブを展開するフェルドマンと、リーダーのベース・ソロが印象的な1曲です。