asato52gouのスキー&チャリ&アウトドア日記

飛騨高山で、スキーとチャリとアウトドアをライフワークにしています。

KEEP-ONEの展示会にて、スキーブーツの試し履き。イチオシは、SALOMON XMAX!!

2015-06-20 15:44:11 | Weblog


今年も、KEEP-ONE主催の展示会に行ってきました。
特価品のスキー板コーナーには、試乗会で使われたお値打ち板がズラリ。
フォルクルのR>35 191cmのGS板、マジで欲しいですね。一昨年の試乗会で、スゴく気に入った板ですから。
去年の展示会で手に入れたK2のBOLTは、オールラウンド系GS板ですが、こっちは純競技用GS板ですよね。


さて、今年は本命のブーツがあるかどうか??恒例の試し履き大会、スタートです。

まずは、ノジリさんオススメの、K2ピナクル 130。
これは山登りやオフピステ系を楽しむブーツのようですね。
整地をかっ飛ばすには、ちょっと私の用途と合わない気がします。


HEAD ラプター140。
インナーの造りがしっかりして、基礎&競技中級者向けとしては王道の仕上がりです。足首のフレックスもいいですが、やや反応がマッタリでしょうか。個人的には、大回り中心に行くのなら、このブーツが合うように感じます。


昨年モデルのHEAD B3 130。
ラストがせまいとのことですが、私はこっちのほうがカッチリしていて好みかも。
今年モデルはちょうどいいソール長がなかったのですが、今年のB3は更に進化しているとのこと。基礎系でガッツリ滑る人に合うように思います。


LANGE WORLDCUP 130。
ラストはきつめで、とくにかかとのホールドはこれでもかというくらいきつめです。
インナーの造りはしっかりしていて、足全体を程よくホールドしてくれます。
足首は、可動域が大きめに設定されています。反応は中間くらいで、敏感すぎず、マッタリしすぎず。ハッキリ上下動を使って滑る人に向いているように感じます。


REXXAM powerrex 110。
130がなくて、110に。契約選手らしき方が丁寧にアドバイスしてくれました。足首のホールドが向上しているとのこと。足首は当然柔らかめですが、可動域は中間からやや小さめ。反応はノルディカに近い印象です。真面目に作り込まれているブーツの一つですね。


SALOMON XMAX 130。
今回、一番インパクトがあって、好印象だったのが、このブーツ。
まず、軽い!!絶対的な重量が軽いことに驚きます。インナーは薄めでしっかりした作り。足入れしてみると、足全体にピッタリより添うような、均一のホールド感を感じます。
足首の可動域は大きめですが、大きく動くほどに抵抗も大きくなり、足首へのパワー伝達とそれへの反応が上手くリンクしています。それでいて、反応はマッタリせず、適度に敏感さを残しています。
シェルの熱成形もできるので、足形に合わせた微調整もできるし、これはいいんじゃないでしょうか。
もし履き替えるなら、このブーツが一番だと感じました。


NORDICA GPX 130。
狭めの足首可動域、反応の鋭さは、NORDICAらしい特徴を受け継いでいます。
その上で、広めの足形で、快適性をプラスしているという印象を受けました。
ただ、インナーがフカフカすぎて、私には合わない。一定の条件までは快適性が上がるものの、きちんとバックルを締め込んでいったときに、つぶれたインナーが部分的にシェルに当たる感覚が出てきます。おそらく、ハードに滑ったら足に痛みが出そう。


NORDICA DOBERMANN WORLDCUP 130。
こっちは、ドーベルマンの王道中の王道。せまい足形、薄くしてしっかりしたインナー、なにより岩のような剛性を持つシェル。130とはいえ、完全な純競技用ブーツです。
遊びのないブーツは、こういうブーツをいうのでしょう。
カッチリバックルを締めて、2分間、全力で滑りきる、というシチュエーションでこそ生きるブーツです。間違っても、スキースクールで使おうとは思わない方がいいでしょうね。


DALBELLO DRS 130。
レーシーな雰囲気を持っていますが、私の足には合わなかったみたいです。最初は広めの足形かと感じましたが、幅ではなく、前部分の甲が高めの設計になっていて、甲を締めようとすると、足幅がきつく感じられます。足首の動きはカッチリして敏感な造りになっていますが、スネの支点が低めのため、スネ全体でブーツを感じることができない気がしました。


ここから2足は、昨期モデル。
ATOMIC REDSTER WC 130。
インナーの薄さやシェル剛性は、完全な選手用の造りです。つま先部分をわざと広めにしてあり、指を自由に動かせるような設計になっています。足首の反応は少し敏感で、可動域は小さめです。ふくらはぎへのバックサポートはバッチリで、かかと支点で板を操るために最適な足の収まり方だと感じました。かかとメインで滑る技術をお持ちの方には、ピッタリのブーツです。
ただ、私の好みよりも、可動域が小さめな気がします。


TECHNICA R9.9 130
シェルそのものは、4シーズン前の私のブーツからそのままキープコンセプトで来ているように感じます。ただ、130といいながら、これも純競技用の設計になってますね。やや狭めの足幅に、ドーベルマン並みのカッチリしたシェル、足首の動きも敏感で小さめです。ただ、スネがややたち気味になっているところは、私好みです。
これも、スクールで使うブーツじゃなくて、ハイスピードでガンガン攻める為のブーツでしょうね。高い姿勢を維持して滑る競技者に合うブーツだと感じました。


毎年のことですが、この展示会は多くのお客さんで賑わいます。
昨年はこれというブーツに巡り会えず、試乗板のK2 BOLTをゲットしました。
今年試し履きした感触では、サロモンのXMAXが頭一つ抜けて素晴らしい感触を受けましたね。
さて、NEWブーツにするかどうか、もう少し悩んでから結論を出したいと思います。