掛井酒店

純米酒(日本酒)の話題を中心に、ドイツビールやワインなどの入荷情報、日々の出来事を発信します。

第二回 玉川呑み切り会 懇親会編

2012-09-21 07:00:59 | 出来事
1時間余りのきき酒も終わり、会場を移し公益財団法人日本醸造協会の堀江修二先生による公演がありました。稲作とともに渡来した酒のルーツを辿り、さらに時代とともに変貌する酒造りの歴史をお話しされました。
その後、いよいよお待ちかねの懇親会の始まりです。
フィリップハーパー杜氏の挨拶に続き酒販店を代表し、奈良県の登酒店社長の挨拶が御座いました(上写真)。
その後、東京の長谷川酒店さんの乾杯で懇親会は始まりました。席は事前に決まっており、私は先ほど講演をされた堀江先生の隣の席でした。

お料理はこんな感じでございます。【前菜と凌ぎ(酢の物・カマスの焼き物・鯖の手まり鮓)】
【刺身(烏賊・ノドグロ・鮭・鰆・ボタンエビ・サザエ)】
【鮑のステーキ】
【キンキの煮付け】
【松茸入りすき焼き】
【白身魚の天婦羅】
【真薯】
【ばら寿司】
【デザート無花果とアイス】ここの温泉旅館は以前も宿泊した事が有りますが、いつもものすごい量のお料理が出ます。今回もご覧の通りこのボリューム感でもとっても美味しい料理です
お酒は、きき酒の時のお酒をすべて持ち込み、いろんな温度態で楽しめるようになっておりました。私は勿論お燗で楽しませて頂きました。常温では感じなかった味わいも広がり料理とのバランスもよく、また他の酒販店さんとも交流が出来、とても有意義な時間を過ごさせて頂きました。
その後源泉掛流しの自慢のお風呂を頂き、その後二次会があり、こちらも楽しく参加をさせて頂きました。



第二回 玉川呑み切り会

2012-09-20 15:32:39 | 出来事
9月16日(日曜日)京都府京丹後市の蔵元:木下酒造(銘柄:玉川)の飲み切り会が有り、京丹後市まで行って参りました。
私の自宅から、蔵元の在る京丹後市久美浜町までは車で参りました。
所要時間は、山陽道西条IC⇒姫路東IC播但道乗り換え⇒和田山IC下車⇒一般道約1時間走り約4時間です
途中、木下酒蔵さんでも使用されているコウノトリラベルでもおなじみの、無農薬の五百万石が栽培されている、兵庫県豊岡の田んぼ(蔵から15分くらい)も車内から見て来参りました。
蔵に到着すると、すでに数名の方がいらっしゃり、その中の数名の方と蔵見学を致しました。(もう何度も見ているのですが再度見学・・・・・・)【仕込蔵】
【麹室】その後呑み切り会開場に移動。会は、蔵から車で10分弱の所に在る「久美浜温泉 湯元館」で行われました。玉川の呑み切り会は、昨年初めて開催され、今年で第二回目の開催に成ります。参加者は酒販店のみの42名です(現段階では飲食店さんへのお声掛は有りません)。
呑み切り会は正午に受付を済ませると、直ぐに順次きき酒に移りました。木下酒蔵の杜氏にフィリップハーパーさん就任し、この秋からの仕込で6年目を迎えます(19BYから就任)。
今まではお酒の回転の事も考えて「無濾過生原酒」の割合が多かったのですが、そろそろ杜氏本人も目指していた熟成のお酒も徐々に出荷に成り始め、今回のきき酒にも多く出品されていました。出品されたお酒は40点その中には、来月中旬より出荷予定の商品「山廃純米(加水バージョン)ヴィンテージ20BY」も有り。ラベルも黒地にゴールドで玉川マークとヴィンテージの文字が書かれていて、シンプルだけどカッコいい色もこんな感じです。常温で頂くと熟成により円熟味は出ていますが、味わいが大人しくなっていて、一見少し平坦な印象を受けますが、お燗にすと旨味が開き膨らみや幅が出て味わいに延びを感じます。酸も確りしていて、食中酒としてとてもおすすめの一本です。
原料米:北錦 アルコール度:15.5度 酸度:2.1 アミノ酸度:2.0 日本酒度:+3.0 酵母:無添加(山廃)税込価格 ¥3,000
最後あたりには、有りました有りました・・・・極甘の生もと純米「Time Machine」中でもハーパー杜氏がこちらの蔵にお出でになって、しょっぱなの年のTime Machineは、上品な甘みと柔らかな濃密な味わいはとても素晴らしい味わいでした。【Time Machineヴィンテージ 20BY】
【Time Machineヴィンテージ 19BY】何やら醤油の様な色合い・・・・(笑)現在、蔵にはもう商品は無くなりましたが、残念ながら当店にはまだ数本在庫が御座います。 お早めに・・・・・。
本当に味のバリエーションのある玉川を改めて印象付けられました。その後、懇親会へと・・・・・・・・。



オクトーバーフェストビール入荷

2012-09-15 21:42:25 | 商品紹介
9月になっても日中は30℃を超える日ばかりで、なかなか涼しくなってくれません
そんな中、今年もオクトーバーフェストビールが当店に入荷致しました。
オクトーバーフェストとは、9月後半から10月前半にかけてドイツで行われる世界最大のビール祭りで、世界中からビールファンがミューヘンに集まるとってもクレージーな大イベントです。オクトーバーフェストの光景は、ここをクリックして下さい
今回入荷したものは、本場ミューヘンのオクトーバーフェスタに参加しているオフィシャルのブリュワリーの一つ「ホーフブロイハウス」と「シュパーテン」の2種類と、オフシャルではないのですがこの時期にに合わせて出荷されるフェストビアの「エルディンガー」と「シュナイダー」の2種類、計4種類です。
ホーフブロイ・ハウス
オクトーバーフェストビア
税込価格 ¥680
シュパーテン・オクトーバーフェストビア税込価格 ¥680
以上二つのビールは、伝統的なフェストビアのスタイル「メルツェン」というタイプのビールに成ります。このスタイルは麦芽比率の高い、旨味成分が豊富で力強いタイプのビールになっています。

エルディンガー
オクトーバーフェストビール
税込価格 ¥650
エルディンガー
オクトーバーフェストビール
税込価格 ¥680
続くこの二つのビールは、二社共ヴァイスビールしか造らないブリュワリーさんです。
よって以上紹介致しました二つのビールは、バナナの様な香りと少し酸味を感じる、小麦を主原料とし酵母を濾過する事無く、少し白濁したビールです。しかしこちらも通常のヴァイスビールより、深みのある肉厚のビールに仕上げてあります。
どれも、この時期にしか味わえない美味しいビール達です
爽快で軽快なビールではなく、深みある旨味と香りの立体的な味わいのビールです。是非ご賞味ください



中島屋のお酒 

2012-09-14 07:00:55 | 商品紹介
当店で扱っている山口県周南市のお酒に「中島屋」というお酒が有ります。
米本来の旨味が非常によく引き出されていて、深みのある厚み幅を十分感じられるお酒です。勿論熟成にも向いていて、永きにわたり楽しめるお酒です。
当店では現在「中島屋」定番ラインナップは基本的に「カネナカ 生もと純米」「中島屋 熟成純米」「中島屋 純米にごり」「中島屋 純米吟醸無濾過原酒15BY」の4アイテムです。
この度、何種類かの商品在庫が品薄に成り中島屋酒造場さんに、商品発注を致しましたところ「純米吟醸15BY」(写真向かって一番右)の商品は、今回の出荷分で完売という事でございました。この商品に関しましては、一部酒販店にしか出荷されておらず、当店でも安定して引き合いの有る商品です。という訳で、当店の在庫も十数本と言う事に成りましたので、購入希望の方は早めにご連絡下さい。税込価格¥3,650  お酒の詳しいデーターは、こちらをクリックして下さい
この15BYが当店で完売した後は、17BYの仕入れを予定しております。

また、今回熟成酒を通り過ぎ古酒の味わいを体験されたい方の為に、純米吟醸無濾過原酒なんと・・・しんぐるびーわい8BY(平成8醸造年度)約16年熟成・・・なるものも入荷しております。原料米:山田錦(山口県産) 精米歩合:50% アルコール度:17~18度 酵母:自家保存酵母(速醸)
税込価格¥4,900
価格はやはり若干お高め・・・・といっても純米吟醸無濾過原酒の一升瓶・8BYと言う事を考えれば、返って良心的な価格です。
落ち着いた円熟した優しい味わいながら、中盤以降の味の伸びや骨格は確りとしており、ただの滑らかな柔らかいだけの古酒とは一線を画し、奥行きのある厚みを感じる味わいです。紹興酒などのニュワンスより格段に上品で、旨みに溢れています。お燗にすると、まろやかさの中に隠れている芯の確りとした味わいも頭をもたげて来て、さらに厚みが出る印象です。

また当店定番商品「熟成純米(熟成酒多年度ブレンド)」のラベルがリニューワルしておりましたので、ご紹介しておきます。【写真:向かって右旧ラベル 向かって左新ラベル】ラベルは屋号のカネナカマークがバックに描かれて、旧ラベルよりかなり質感のあるラベルに成っています。
まだまだ日中は暑い日が続きますが、朝夕は若干過ごしやすくなってまいりました。秋の味覚もそろそろ店頭に並び始めていますが、そういった食材にはとても良い愛称を見せてくれる中島屋のお酒を是非お試しあれ・・・



盛川酒造呑み切り会 懇親会

2012-09-13 07:00:19 | 出来事
「白鴻呑み切り会」の、きき酒が終わり同じ「グリーンピアせとうち」の宴会場に場所を変え、懇親会が有りました。
今までの「呑み切り会」では、お酒を単体できき酒するという形でした。ただでさえその時の体調などで印象の変わる事も有るお酒。懇親会では食事を取りながらお酒を味わうと、お酒の味わいや印象はどう違うのか・・・という様な事も考慮しながら、お酒と食事の相性も考えながら頂きました。
先ず、懇親会に際し、盛川社長から社長ご挨拶が有りました。
その後、おなじみいつも公私共にお世話になっている、広島市内三川町の燗酒の伝道師「居酒屋いぶしぎん」の小牧さんの乾杯で、会は始まりました。
お酒は、先ほど「きき酒」したものをそのまま宴会場に運び、好みのものを呑むというシステムです。勿論お燗も・・・・(笑)
お料理はこんな感じです【先付】
【お刺身】
【松茸入りすき焼き】他にも沢山のお料理が出て参りましたが、皆様方とのお酒談議やお燗付けなどですっかりと写真を撮るのを忘れておりました
期待通りの食事とぴったり行ったものや、予想していたより旨味が広がりメリハリが出たものなどなど、いつもながら日本酒の素晴らしさ面白さをつくづく感じさせられました。

盛川酒造の皆様には、こういった機会を造って下さり大変有難うございました。