開春「夏の酒」だけど・・・

長雨で中国地方では中々梅雨は明けず、むしむしする日が続き梅雨明けは何やら8月以降という事に成りそうです。
そんな中先日、島根県太田市温泉津町の蔵元「開春」の若林酒造から、「夏の酒」という活性（溌泡性）純米にごり生酒（爆発物）が入荷致しました。この商品は、昨年「開春の酒の会」の時に蔵元さんが持って来ておられ、その際初めて戴いたお酒です。その時、蔵本様曰く「夏の暑い時期に合わせて、清涼感のあるお酒を造りたかったので今年造ってみました・・」との事でした。
なるほど、生き生きとピチピチ元気のよい生命力溢れる爽快なお酒で、ほのかな甘味と旨味を楽しめるお酒でした。
容量は1,800mlと900ml（通常は720mlをよく見ますが・・・）の2種類が有りましたので、冷蔵庫にも入り易く、開栓も比較的容易なスクリューキャップの900mlで頼もうと思っておりましたところ、何と900mlはスクリューキャップでは無く一升瓶と同じ形状でビックリと言うより珍しい（私も初めて見ました）。開栓時ちょっとテクニックを要する形に成ってしまいました。

開春・溌泡性純米生酒「夏の酒」原料米：山田錦　精米歩合：60%　アルコール度：15度（瓶詰時）　酸度：1.8（瓶詰時）　アミノ酸度：1.8（瓶詰時）　日本酒度：－7（瓶詰時） 使用酵母：協会9号
税込価格＝900ml瓶入り　￥1,400

ラベルは少しレトロな感じで、雰囲気があります。
勿論、このタイプのお酒はよ～く冷しておかないと、開栓出来ません。冷蔵庫から出して保存しようものなら今の時期の温度だと、発酵が活発に成り炭酸ガスの行き場が無くなり、栓とキャップが付いているのもろともせず、跳ね飛ばしお酒が吹き上がってします。
開栓時は、必ずよく冷やし栓の上に付いているキャップを押さえながら開栓して下さい。上の写真のように開栓時の注意事項が書いてあります。

ご覧の通り裏にはもっと詳しい説明文が書いて有りますので、よく読んで注意して開栓して下さい。更に詳しい説明は瓶裏ラベルに書いてあります。
多くの方は、開栓時の温度態で飲まれる方が殆どだと思いますが、だまされたと思ってお燗にも挑戦してみて下さい。（出来れば湯煎で・・・レンジ燗は避けて下さい）これが意外といけますヨ。燗にしたにも拘らず、不思議と炭酸ガスも感じ美味さに丸みが出てなかな良いです。「夏の酒」と言いながら・・・・こんな事を進める私は、蔵元の正しいメッセージを伝えていないのでしょうか・・・・まっ・・今更そんな事言ってもね～燗ビール出しているお店も在る事だし・・・・不通に有りでしょう