平成25年3月定例議会 代表質問&答弁(東村山市HP議事録より引用)
尚、代表質問は一括質問、一括答弁の形式をとっておりますので、そのままだとわかりにくいと考え<質問><答弁>の形式に入れ替えております。
平成25年東村山市議会3月定例会
東村山市議会会議録第2号
1.日 時 平成25年2月26日(火)午前10時
午後4時13分再開
○議長(熊木敏己議員) 再開します。
代表質問を続けさせていただきます。最後の質問でございます。3番、奥谷浩一議員。
〔3番 奥谷浩一議員登壇〕
○3番(奥谷浩一議員) 2013年、平成25年3月定例議会における渡部市長の施政方針説明と当面する諸課題に関しまして、東村山を良くする会を代表して質問いたします。
2013年度、平成25年度は、渡部市長の2期目、4年間の折り返しとなる年度であります。
まず、この2期目、2年間の渡部施政について所感を述べさせていただきます。
議員から市長に就任された1期目に策定した第4次総合計画を推進するに当たり、自信を持ってリーダーシップを発揮されていると感じる半面、1期目には見られなかった、ある意味強引ともとれる事業の進め方をされる部分も散見されます。
以下、大きく4点についてお伺いいたします。
第1点目、市長の多選制限について。
「権力は腐敗する。絶対的権力は絶対に腐敗する」これはイギリスの歴史学者アクトンの有名な言葉です。地方自治体の首長は、議会のチェックは受けますが、予算の編成権と執行権、職員の人事権等を有し、その権力は大きいものがあります。また、首長になると、首長の権限を自分の有利に行使してもらおうと言い寄ってくる人もいるようです。
市長になって2期目の渡部市長にも、そのような経験がおありではないでしょうか。そうしたことが長期間日常的に繰り返されるようになると、よほどみずからを律する姿勢がない限り、権力を中立・公正に行使することは難しくなります。いわゆる癒着であり、そこまでいかないまでも、しがらみとなります。
言うまでもなく、市長の権限は、市民のために行使することを目的として市民から負託されたものであり、権力を行使する場合には細心の注意が求められます。当選を重ねれば重ねるほど、このような自制心がより強く求められます。そういった権力の腐敗を回避するためにも、市長の多選制限を決められている自治体もあります。そこでお伺いいたします。
(1)市長の多選制限について、どのようなお考えをお持ちなのかお伺いします。
○議長(熊木敏己議員) 市長。
〔市長 渡部尚君登壇〕
○市長(渡部尚君) 東村山を良くする会を代表し、奥谷議員より市政運営に関しまして数多くの御質問をいただきましたので、順次答弁させていただきます。
最初に、市長の多選制限について、条例制定を含めた考え方についてでございますが、市長の多選制限については、古くから議論されてきたところですけれども、多選の弊害としては、政治の独善的傾向、人事の偏向化、マンネリによる士気の低下、議会とのなれ合いなどが挙げられております。その一方で、多選を重ねられても市政を全うされている市長さんがいらっしゃるのも事実でございます。
これは多選の問題だけでなく、個人の資質の問題もあるのではないかと考えております。したがいまして、私としては、現時点では多選について条例で縛るのではなく、市長は選挙によっても直接かえることができることを考えますと、市長が自主的に判断すべきものと考えております。
(2)市長として自制心を保ち、身を律するために心がけていることは何かお伺いします。
○市長(渡部尚君)次に、市長として自制心を持ち、身を律するために心がけていることについてでありますが、平成23年の市長選挙において多くの市民の皆様からの御支持をいただき、2期目の市政運営を担当させていただいておりますが、選挙戦を通じて多くの市民の皆様から熱い期待と、また市長としての責任の重大さをひしひしと感じたところでございます。
その気持ちは今も変わりはなく、市長としての使命感こそが私自身を奮い立たせるとともに、みずからの身を律する原動力であると考えております。今後も私に与えられた使命を自覚し、みずから持てる力を傾注し、市政運営に努めてまいりたいと考えております。
(3)権力の腐敗、すなわち権力を中立・公正に行使することが難しくなった場合、潔く身を引く覚悟はあるかお伺いします。
○市長(渡部尚君)次に、権力の腐敗、中立・公平に行使することが難しくなった場合に、潔く身を引く覚悟はあるかということでございますが、権力を中立に行使するという意味合いが、いま一つよくわかりませんが、潔く身を引くことのないように身を律し、公平に市政運営を行ってまいりましたし、これからもそのように市政運営を行ってまいりたいと考えているところでございます。
尚、代表質問は一括質問、一括答弁の形式をとっておりますので、そのままだとわかりにくいと考え<質問><答弁>の形式に入れ替えております。
平成25年東村山市議会3月定例会
東村山市議会会議録第2号
1.日 時 平成25年2月26日(火)午前10時
午後4時13分再開
○議長(熊木敏己議員) 再開します。
代表質問を続けさせていただきます。最後の質問でございます。3番、奥谷浩一議員。
〔3番 奥谷浩一議員登壇〕
○3番(奥谷浩一議員) 2013年、平成25年3月定例議会における渡部市長の施政方針説明と当面する諸課題に関しまして、東村山を良くする会を代表して質問いたします。
2013年度、平成25年度は、渡部市長の2期目、4年間の折り返しとなる年度であります。
まず、この2期目、2年間の渡部施政について所感を述べさせていただきます。
議員から市長に就任された1期目に策定した第4次総合計画を推進するに当たり、自信を持ってリーダーシップを発揮されていると感じる半面、1期目には見られなかった、ある意味強引ともとれる事業の進め方をされる部分も散見されます。
以下、大きく4点についてお伺いいたします。
第1点目、市長の多選制限について。
「権力は腐敗する。絶対的権力は絶対に腐敗する」これはイギリスの歴史学者アクトンの有名な言葉です。地方自治体の首長は、議会のチェックは受けますが、予算の編成権と執行権、職員の人事権等を有し、その権力は大きいものがあります。また、首長になると、首長の権限を自分の有利に行使してもらおうと言い寄ってくる人もいるようです。
市長になって2期目の渡部市長にも、そのような経験がおありではないでしょうか。そうしたことが長期間日常的に繰り返されるようになると、よほどみずからを律する姿勢がない限り、権力を中立・公正に行使することは難しくなります。いわゆる癒着であり、そこまでいかないまでも、しがらみとなります。
言うまでもなく、市長の権限は、市民のために行使することを目的として市民から負託されたものであり、権力を行使する場合には細心の注意が求められます。当選を重ねれば重ねるほど、このような自制心がより強く求められます。そういった権力の腐敗を回避するためにも、市長の多選制限を決められている自治体もあります。そこでお伺いいたします。
(1)市長の多選制限について、どのようなお考えをお持ちなのかお伺いします。
○議長(熊木敏己議員) 市長。
〔市長 渡部尚君登壇〕
○市長(渡部尚君) 東村山を良くする会を代表し、奥谷議員より市政運営に関しまして数多くの御質問をいただきましたので、順次答弁させていただきます。
最初に、市長の多選制限について、条例制定を含めた考え方についてでございますが、市長の多選制限については、古くから議論されてきたところですけれども、多選の弊害としては、政治の独善的傾向、人事の偏向化、マンネリによる士気の低下、議会とのなれ合いなどが挙げられております。その一方で、多選を重ねられても市政を全うされている市長さんがいらっしゃるのも事実でございます。
これは多選の問題だけでなく、個人の資質の問題もあるのではないかと考えております。したがいまして、私としては、現時点では多選について条例で縛るのではなく、市長は選挙によっても直接かえることができることを考えますと、市長が自主的に判断すべきものと考えております。
(2)市長として自制心を保ち、身を律するために心がけていることは何かお伺いします。
○市長(渡部尚君)次に、市長として自制心を持ち、身を律するために心がけていることについてでありますが、平成23年の市長選挙において多くの市民の皆様からの御支持をいただき、2期目の市政運営を担当させていただいておりますが、選挙戦を通じて多くの市民の皆様から熱い期待と、また市長としての責任の重大さをひしひしと感じたところでございます。
その気持ちは今も変わりはなく、市長としての使命感こそが私自身を奮い立たせるとともに、みずからの身を律する原動力であると考えております。今後も私に与えられた使命を自覚し、みずから持てる力を傾注し、市政運営に努めてまいりたいと考えております。
(3)権力の腐敗、すなわち権力を中立・公正に行使することが難しくなった場合、潔く身を引く覚悟はあるかお伺いします。
○市長(渡部尚君)次に、権力の腐敗、中立・公平に行使することが難しくなった場合に、潔く身を引く覚悟はあるかということでございますが、権力を中立に行使するという意味合いが、いま一つよくわかりませんが、潔く身を引くことのないように身を律し、公平に市政運営を行ってまいりましたし、これからもそのように市政運営を行ってまいりたいと考えているところでございます。