2011年10月28日(金)
環境建設常任委員会(リサイクルセンター建設に関する請願審査)が開催されました。
今回から、リサイクルセンター建設に関する請願審査に委員外委員として、島崎議員・赤羽議員が加わりました。
所管部長から、「性能発注」に関する報告とこれからの作業日程の説明がありました。
私は、二つの資料請求をお願いいたしました。
1.ペットボトルと容器包装プラを業者に出した時の経費が余分にかかるというその根拠
2.「カンとペットボトルを一緒に集める」という所管の案を業者に委託した場合の経費
もし、これが可能なら、リサイクルセンター内の作業は、粗大・燃えないごみの詰め替え作業とビンの選別作業のみになります。
この「リサイクルセンター建設」の構想は、もともと「騒音・振動・臭気・作業所の労働環境の改善」という理由から立ち上がったものです。
騒音レベルは違法状態が続いているため、早急な対応が求められていました。
そして、国の助成金が1/3出る期間との関係で、急がないといけないという気持ちがありました。
私は、「自分たちの出したごみは自分たちの市内で処理をする」という自区内処理を基本理念とし、できるだけごみの排出を抑えて、秋水園に一極集中的に運び込まれるごみを減らし、分散化すべきであると考えています。
しかし、現実にはすべてのごみが自区内処理できるわけではありません。
粗大・燃やせないごみは秋水園で大きなトラックに積み替え、遠くのサーマルリサイクルできる施設に運んでいます。
この作業の工程で、ホイルローダーのバケットと下のコンクリートがこすれる音やトラックに落とし込む時に「ガガーン」と大きな音がします。
この音は、低周波のため遠くまで響くのです。
逆に、びんやかんの選別の音は、「キンコン・カンコン」と高い音を出しますが、高周波のため少し離れると聞こえません。
性能発注の良いところは、瑕疵担保条項を付けることで、例えば騒音のレベル低下が満たされなかった時に、業者の責任でその基準をクリアすることを求めることができる点にあると考えます。
あと10年で現在延命している焼却炉の建て替えの時期を迎えます。
もろもろの作業に7年くらいかかりますので、3年以内に計画を検討しなくてはなりません。
私は、この焼却炉とリサイクルセンター建設とを一体化して検討するべきであると思いましたが、国の助成金の期限・騒音問題の早期解決のため、分離して先に検討に入りました。
しかし、ここにきて、国の助成金は東日本大震災の復興財源確保のため、1/3の負担から実際に出るのは2/9か1/9になりそうだということです。
そうなるとその分、市の起債金額が大きくなります。できるだけ、リサイクルセンターの規模を縮小しなくてはなりません。
現在、示されている第2案は、たて50mよこ50mの建物です。
この中の、大きなスペースは粗大・燃えないごみを大きなトラックに詰め替えるだけの作業スペースの確保にあります。
そして、民家が隣接しているため、この作業の騒音が一番の問題となるのです。
そうであれば、この詰め替え作業を周りが工場地帯のような、音を気にする必要がない近隣の場所でできれば、性能発注の騒音対策と建物の規模を格段に縮小することができます。
そうすると、将来的なランニングコストである光熱費も大きく削減することができます。
なぜなら、空気が一番暖めにくく冷めにくいからです。
また、もしカンとペットボトルを秋津の秋水園以外の場所で、委託できる業者が見つかれば、リサイクルセンターは、ビンの選別作業所となり、大がかりな騒音対策も必要がなくなります。高周波の音は遠くまで届かないからです。
国の助成金がわずかしか見込めなくなっても、今のままの計画で突っ走るのか…
3.11以降、大きく変わった現状に合わせて、意識改革ができるのか…
そこがこれからのポイントになります。
次回の環境建設委員会は、11月14日(月)10時からです。
環境建設常任委員会(リサイクルセンター建設に関する請願審査)が開催されました。
今回から、リサイクルセンター建設に関する請願審査に委員外委員として、島崎議員・赤羽議員が加わりました。
所管部長から、「性能発注」に関する報告とこれからの作業日程の説明がありました。
私は、二つの資料請求をお願いいたしました。
1.ペットボトルと容器包装プラを業者に出した時の経費が余分にかかるというその根拠
2.「カンとペットボトルを一緒に集める」という所管の案を業者に委託した場合の経費
もし、これが可能なら、リサイクルセンター内の作業は、粗大・燃えないごみの詰め替え作業とビンの選別作業のみになります。
この「リサイクルセンター建設」の構想は、もともと「騒音・振動・臭気・作業所の労働環境の改善」という理由から立ち上がったものです。
騒音レベルは違法状態が続いているため、早急な対応が求められていました。
そして、国の助成金が1/3出る期間との関係で、急がないといけないという気持ちがありました。
私は、「自分たちの出したごみは自分たちの市内で処理をする」という自区内処理を基本理念とし、できるだけごみの排出を抑えて、秋水園に一極集中的に運び込まれるごみを減らし、分散化すべきであると考えています。
しかし、現実にはすべてのごみが自区内処理できるわけではありません。
粗大・燃やせないごみは秋水園で大きなトラックに積み替え、遠くのサーマルリサイクルできる施設に運んでいます。
この作業の工程で、ホイルローダーのバケットと下のコンクリートがこすれる音やトラックに落とし込む時に「ガガーン」と大きな音がします。
この音は、低周波のため遠くまで響くのです。
逆に、びんやかんの選別の音は、「キンコン・カンコン」と高い音を出しますが、高周波のため少し離れると聞こえません。
性能発注の良いところは、瑕疵担保条項を付けることで、例えば騒音のレベル低下が満たされなかった時に、業者の責任でその基準をクリアすることを求めることができる点にあると考えます。
あと10年で現在延命している焼却炉の建て替えの時期を迎えます。
もろもろの作業に7年くらいかかりますので、3年以内に計画を検討しなくてはなりません。
私は、この焼却炉とリサイクルセンター建設とを一体化して検討するべきであると思いましたが、国の助成金の期限・騒音問題の早期解決のため、分離して先に検討に入りました。
しかし、ここにきて、国の助成金は東日本大震災の復興財源確保のため、1/3の負担から実際に出るのは2/9か1/9になりそうだということです。
そうなるとその分、市の起債金額が大きくなります。できるだけ、リサイクルセンターの規模を縮小しなくてはなりません。
現在、示されている第2案は、たて50mよこ50mの建物です。
この中の、大きなスペースは粗大・燃えないごみを大きなトラックに詰め替えるだけの作業スペースの確保にあります。
そして、民家が隣接しているため、この作業の騒音が一番の問題となるのです。
そうであれば、この詰め替え作業を周りが工場地帯のような、音を気にする必要がない近隣の場所でできれば、性能発注の騒音対策と建物の規模を格段に縮小することができます。
そうすると、将来的なランニングコストである光熱費も大きく削減することができます。
なぜなら、空気が一番暖めにくく冷めにくいからです。
また、もしカンとペットボトルを秋津の秋水園以外の場所で、委託できる業者が見つかれば、リサイクルセンターは、ビンの選別作業所となり、大がかりな騒音対策も必要がなくなります。高周波の音は遠くまで届かないからです。
国の助成金がわずかしか見込めなくなっても、今のままの計画で突っ走るのか…
3.11以降、大きく変わった現状に合わせて、意識改革ができるのか…
そこがこれからのポイントになります。
次回の環境建設委員会は、11月14日(月)10時からです。