「ありがとう!」 笑顔あふれるはずむまち 地域活性化の政策提言を心掛けている東村山市議会議員“おくたに 浩一”です。
2014年12月18日(木)
12月定例会最終日、都市整備委員長報告・空堀川の意見書説明をしました!
平成26年12月議会 都市整備委員長報告概略
◎ 主な議案審議
議案第74号及び議案第75号 東村山市 道路線(久米川町5丁目地内他)の廃止、認定について
「再認定される道路は途中から階段になり、雑木林の中を通って高純度物質研究所の建物の間に出る。
しかし、実際の認定道路は、山林の傾斜地の部分で通行はできない状況であり、管理としては草刈をしている程度で地権者の好意により通行できる状況である。」とのことでした。
委員から「このままの形で市道として認定していいものか?道路として確定できていないものを廃止・再認定の手続きを取っていいのか?」という質疑について、「再認定する道路については、現況のまま廃止前の状態において再認定を行うことになっている。周辺の土地や道路の境界確定が必要な時に改めて確定していくとのことでした。」
起立多数で可決されました。
◎ 主な陳情についての審査結果
26陳情第25号(仮称)「多摩湖町2丁目緑地」の保存を求める陳情について
委員会に於いて、10月20日に陳情人をお呼びして趣旨説明を受け、その後現地視察(写真)を行いました。
討論は、不採択の立場から3名、採択の立場から2名の委員からありました。
不採択の立場からの討論は、「八国山緑地は、その環境を保全することを目的として地主及び都と市が一体となって都市計画決定を推進してきた。
多摩湖緑地全体の中では、一体化という観点では位置づけが難しいということで購入しないと判断した区域であること。
委員会で視察に行ったが、開発に先駆けて立木が伐採されており、もとに戻すのは難しいと感じる。東村山市、多摩湖に確実に緑地を残すためには、緑の基本計画2011で計画している場所を着実に緑地として残すことがベストと考える。
雨水対策を講じていただくこと、東京都の担当者に現地を確認してもらうことを求める。緑地における宅地開発が起こった場合に、市がまた買い戻さなければならないというような悪しき前例になることを危惧し不採択とする。」
採択すべしとの討論は、「緑地がいったん無くなれば、これを回復することは困難であること。
雨水の浸透率がゼロに近く、宅地開発が進めば宅部通りで雨水があふれて川になる状態が加速されること。
広島の災害であったように無理な開発は危険性が高く、市民の安全を考えて開発はすべきではない。
また、北山公園の北山前たんぼを保存することが最終的に決定された昭和51年と同時期に多摩湖町2丁目緑地の保存が事実上スタートし、40年にわたって実質保存をしてきたというこの間の歴史を充分にくみとり、緑地を保存してほしいという多くの住民の方に敬意を表し採択とすべし。」というものでした。
26陳情第25号については、起立少数で本陳情は不採択となりました。
◎委員会提出議案第3号「空堀川の水量確保に関する意見書」提案説明
この意見書は、「26陳情第50号の意見書提出を求める陳情」が採択されたことを受けて、東村山市議会として、関係機関に意見書を提出するものです。
この意見書は、空堀川について降水のない時にも流れるように、十分な対策を講じて、次のことを実現するのに必要な水量を確保することを求めるものです。
具体的には、
1.川まつりが実施できるようにしてください。
2.魚などの水生生物・鳥が生息できるようにしてください。
の2項目について求めるもので、地方自治法第99条の規定により、東京都知事あてに提出するものです。