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「やり残したことは、ありませんか?」
・・・それはまだこの映画を観ていないこと・・・
ほぼ全編東村山が舞台の映画「あん」入場無料・事前申込制
平成30年1/714:00~17:00中央公民館にて凱旋上映会のご案内
往復はがきで12月20日までに申し込みくださいませ。
以下、私の3期目最初の平成27年6月議会での一般質問です。
一般質問から2年半かけて東村山の映画が東村山市立中央公民館で上映されることになりました。
<以下、東村山市HPから抜粋>
第9回 平成27年6月5日(6月定例会)
○4番(おくたに浩一議員) 3期目最初の質問となります。大きく3点について質問してまいります。
第1点目といたしましては、映画「あん」でシティプロモーションを、2点目といたしましては、20歳代、30歳代が住みたいまちに、3点目といたしましては、住み続けたいまちにするためにということで、通告書に従って質問させていただきます。
第1点目の映画「あん」でシティプロモーションをというところでございますが、ほぼ全編、久米川駅南口、桜並木等、全生園が舞台になっております「あん」が、ことし5月30日から公開されています。電車図書館や中央図書館も舞台になっています。
どら焼き屋「どら春」のお店のロケのあった場所で写真を撮っている方が先日おられました。お聞きしますと、映画「あん」を見たので、どら焼き「どら春」のお店のセットがあった場所を見に来られたということでございました。
現在何もありませんが、映画を見て訪れる方もおられるのではないかと思います。どら焼き屋「どら春」のお店のロケセットがあった場所で、例えばどら焼きを売っていたら楽しいなという思いがあり、今回、東村山市を大きくアピールするのに絶好の機会と考え、以下お伺いしていきます。
①です。映画「あん」において東村山市が舞台となった経緯をお伺いいたします。
○経営政策部長(小林俊治君) 映画「あん」につきましては、昨年、平成26年1月下旬に映画「あん」のプロデューサーが当市の広報広聴課に来庁されまして、小説「あん」を原作とした映画を市内及び多磨全生園に関連した場所で撮影したいとの打診がございました。ドリアン助川氏の原作では「天生園」となっていますが、多磨全生園をモデルとしたハンセン病元患者とその周辺の人間ドラマであったことから、東村山市が舞台になったのではないかと推察しているところでございます。
○4番(おくたに浩一議員) ②です。その映画撮影に関して、東村山市としてはどのような協力・援助を行ってきたのかお伺いします。
○経営政策部長(小林俊治君) 映画の撮影に対して市といたしましては、この映画によって多くの方がハンセン病を正しく理解するとともに、人権の森構想に関心を持っていただく貴重な機会であると捉え、また地域の活性化の側面もあるところから、ロケ地としまして中央図書館、くめがわ電車図書館の紹介、また東村山市商工会等の関係する団体との仲介などを積極的に協力してきたところでございます。
○4番(おくたに浩一議員) エキストラ等でも協力されているように見受けられたんですけれども、③です。これをシティープロモーションとしてどのように役立てていくのかお伺いいたします。
○経営政策部長(小林俊治君) 議員御案内のとおり、映画の中では、ほぼ東村山市内、具体的には先ほど申し上げました中央図書館やくめがわ電車図書館を初めとして、多磨全生園、空堀川沿い、久米川駅周辺など、数々の風景が出てきております。
この映画を見た多くの人々が東村山市を訪ねてくることが想定されます。先ほど議員も写真を撮っている方がおられたということで、ご当地映画といたしまして、ロケ地をつなぐマップのようなものの作成ですとか、「「あん」のまち東村山」のようなキャッチフレーズを打ち出して宣伝していくことも想定されます。
いずれにしましても、関係所管や市民、とりわけ市民の有志が集まり結成されましたご当地映画「あん」PR戦略会議という団体がありますが、そういった方たちの活動と連携するなど、映画を通じて盛り上げ、シティープロモーションに寄与するような方策を検討してまいるところでございます。
○4番(おくたに浩一議員) きのうの市長の施政方針説明の一番最初にこの「あん」の話が出ているんです。「あん」が5月30日から公開されています、市を挙げて周知活動に取り組んでいますということと、ご当地映画として、今、部長がおっしゃった幅広い分野に大きな効果が期待されると。
周知活動を進めてまいりたいということと、世界30カ国以上の国で上映され、日本国内だけでなく世界中から、「あん」をきっかけとして当市を来訪する方がいらっしゃることも推測されます。海外から「あん」のまち東村山市に訪れる方に対しても十分な受け入れやおもてなしができるよう、対応を検討してまいりますというお話がありました。
今、部長からも、PRの市民の有志の戦略会議等があって、そこと連携しながらやっていきたいというお話がありました。不思議なのは、「あん」はいつまで映画をやっているのかということなんです。5月30日にやるというのはわかっていたんでしょう。何で5月30日からそれをやっていないんですか、PR、おもてなしを。
私もさっき言いましたけれども、実際に映画を見た方があの付近に行って、ここだなということで写真を撮っておられた。その方も、この辺かな、あの辺かなと言っているわけです。
実際に平成26年1月に広報広聴課にお話が来て、そこから映画があるというのはわかっているわけです、市役所の人は。実際にロケ現場があって、市民の有志の方たちが炊き出しというかな、いろいろなお手伝いをしてやっているわけです。
市長の活動日誌にも載っていますけれども、去年11月18日火曜日、映画「あん」撮影ということで、本日、東村山市立中央図書館にて、河瀨直美さんの映画「あん」の撮影が行われました、完成が待ち遠しいですと書いてあるんです。
少なくとも、私がきょう質問するまで、半年以上前にあるわけです。所信表明でこれから検討しますなんて書いていますけれども、今から検討してやり出して、映画が終わっちゃったらどうするのという話なんです。映画を見たからみんな来るんでしょう。実際もう来ている人もいますよね。議員の中にも何人も見に行った方がおられますし、職員も市民の方もたくさん見に行っていると思うんです。なのに今から検討しますというのが私はよくわからないんですけれども、その辺はどうなんですか。
○経営政策部長(小林俊治君) 確かに御指摘のとおりかと思います。よく大河ドラマなんかですと、2年ぐらい先ですかね、1年ぐらい先、今度はここをテーマにしますというような形で、かつて東村山市も北条の関係で、まちおこしということでやった経過がございますが、この映画に関しましてはなかなか難しいところがございまして、撮影をしている場面とか実際にやっているところも、監督あるいは製作会社のほうから余り大きくPRしないでくれと。
それからテーマがテーマと、それからロケをする場所も、例えば全生園の中については、ごく限られたスタッフの中で、周りも気づかないような状況で撮っていたというところもあります。特に「あん」のまちで盛り上げようというものと相反しているということは十分承知しております。
そういった中で、市長がロケをしたということを周知してから半年もあるのにとありましたけれども、まずは映画を盛り上げるほうにどうしても注力したというところがございまして、おくれてしまったというところがございます。ただ、そういったことはありますけれども、やはりまちのPRには絶好ですので、おくればせながら、そこは進めていきたいと考えているところでございます。
○4番(おくたに浩一議員) そうですよね、撮影している内容も、元ハンセン病の患者の方というお話もありますし、場所も余り知られたくないというか。ただ、今回これを見た方は、東村山市はすごくいい場所だな、桜がすごくきれいだなというイメージがすごくあると思うんです。その場所へ行って、例えば今からやるのであれば、桜の季節にあそこでどら焼きが食べられるとか、同じ季節に同じものがそこでやっていれば、見た方が、いろいろなプロジェクトがあるかもしれませんけれども、いろいろなことが考えられると思います。
ただ、十分な受け入れやおもてなしができるよう対応を検討してまいりますというので、映画「あん」の上映が、1年も2年もやっていないはずですから、そのブームが終わってからやっていますよといっても遅いわけですから、その辺はしっかりと考えてシティープロモーションにつなげていく。
ロケになっていますから、「だいじょぶだァー饅頭」とか「トトロの森」、それ以来でしょう、東村山としてこれだけ注目されるのは。あとあるかどうかわからないんですけれども、去年50周年じゃないですか、東村山の。この周年にちょうどこれが来たというのは、何か大きなスポットが東村山に今当たっていると私は思うんです。しっかりとチャンスをつかまえてPRしていくことが非常に大切だと思います。
この後の質問にもつながるんですけれども、東村山市が埋没しない市になるためにも、ぜひそこはしっかりと検討していただきたいと思います。
④です。この映画を広く市民に鑑賞していただくためにいろいろな方策をとっておられると思いますけれども、どのような方策をとったかお伺いします。
○経営政策部長(小林俊治君) まず東村山限定のチラシを10万枚、それから既存のポスターを市民限定用にするためのシールを500枚作成いたしまして、チラシにつきましては市報5月15日号に折り込むことで市内の全世帯にこの映画を周知するとともに、6月1日号の市報にも人権の森構想への理解を促す記事として本映画の紹介をさせていただいたところでございます。
また、市役所の庁舎、市内各公共施設を初め、市民有志の御尽力により市内各商店等、先ほど説明いたしましたシールを張った東村山市限定ポスターを掲示しているところでございます。
また、チラシに書かれてありますが、製作会社及び上映館であります新所沢レッツシネパーク、イオンシネマむさし村山による格段のお取り計らいによりまして、東村山市民であれば市民限定チラシ持参により優待価格で鑑賞できることとなったのも方策の一つではないかと考えているところでございます。
○4番(おくたに浩一議員) 2つの近くの映画館で1,800円が1,100円というチラシがあって、700円も安くなって非常にいいなと思うんですが、⑤です。東村山市内での上映の予定をお伺いします。
○経営政策部長(小林俊治君) 東村山市内には残念ながら映画館がございませんので、現時点では上映の予定はございません。ただ、多磨全生園入所者自治会からの情報によりますと、一般公開に先立ちまして、全生園内にて入所されている方々向けに先行試写会が行われたということは伺っているところでございます。
○4番(おくたに浩一議員) チラシをもらった人が言ってきたんですけれども、東村山の映画なのに何で東村山でやってくれないのと。何で新所沢とか、よその市まで行って見なきゃいけないのと。当然映画館はそこにしかないんですが、例えば中央公民館ホールがあるじゃないですか。そこで、何で東村山市がせっかくかかわっているのにできないのという質問があったので、そのまま質問させていただいていいですか、何で東村山でできないのかと。
○経営政策部長(小林俊治君) これは多分営業サイドの話になろうかと思いますが、やはりイオン系列の映画館を中心に、まず映画館で上映するというところで、市民対象といいますか、別枠の上映というものは、ちょっと打診はしてみましたけれども、それは難しいという製作会社からの回答をいただいているところでございます。
○4番(おくたに浩一議員) もったいないですね。せっかく東村山市が舞台になっているのに、東村山の中央公民館等で市民の方が一番近いところで見られる、それができないというのがね。
平成26年1月に打診があったときに、それを条件にやりますよとか、そういうことを最初に打ち合わせの段階でやれば、せっかく東村山が舞台になっているんだから、うちの中央公民館の大ホールでもできるように何とかできませんかという、先に受け入れの際にそういう条件闘争というか、条件をちゃんとまとめておけば、試写会とかそういうのもやりましょうかとか、全生園ではやっているわけですから、そういった打ち合わせがあればよかったかなと思います。
全部公開が終わった後、またそういう権利があると思いますから、ちょっと打ち合わせをしていただいて、せっかく東村山が舞台になっていますから、その辺も検討していただければと思います。
⑥、他の行事、例えば菖蒲まつり等と連携してのアピールはどのように考えているのかお伺いします。
○経営政策部長(小林俊治君) 本映画の盛り上げにつきましては、商工会のほうにも御協力を依頼しております。菖蒲まつりの会場でも商工会のブースに映画のチラシを置くなど、映画に対する協力をしていく予定でございます。
また、先ほど申し上げました近隣の映画館2館におきましても、格別の取り計らいによりまして、映画館内に菖蒲まつりのポスターを掲示していただいて、逆にこちらの菖蒲まつりについてもPRしていただいているところでございます。
○4番(おくたに浩一議員) 私が聞きたかったのは、先日、商工会の総会のときに、懇親会に試作品で出てきた塩どら焼きというのがあったと思うんですけれども、ああいうのを映画のPRとともに、菖蒲まつり等で商工会のブースで売るのかなと思ったんですが、その辺の情報は何か入っていますか。
○市民部長(原文雄君) 「ゆうYOU」という商工会が出している情報紙があるのですが、東村山塩どら焼きという形で菖蒲まつりで販売する予定でございます。ここに載っております。(「それは連携してやるの、ちゃんと、「あん」の紹介としてやるのか」と呼ぶ者あり)直接「あん」のというと、いろいろ著作権の問題等があるとお聞きしておりまして、「東村山塩どら焼き」というネーミングをしたと商工会からお聞きしております。
○4番(おくたに浩一議員) 先ほど、ご当地映画ということで経済の振興も考えられるということなので、いろいろなところで連携してもらえればいいと思います。
⑦です。ロケ地の現場を回るまち歩きはどのように考えているのかお伺いします。
○経営政策部長(小林俊治君) 本映画を多くの方がごらんになって、市内のロケ地を訪れる観光客もふえると考えております。まち歩きにつきましては、全生園内やロケ地周辺に住んでいる方々に対する配慮が必要なこともあります。受け入れ体制、盛り上げ方法などさまざまな課題がありますところから、関係所管ですとか、先ほど言いました団体、市民等の知恵をかりながらつくってまいりたいと考えております。
ただ、先行して、ある書店では、ロケ地の簡単なマップみたいなものを個人的につくったという事例も聞いているところでございます。
○4番(おくたに浩一議員) 自然豊かな東村山をめでてもらうためにも、ロケ地のまち歩きは非常にいいかと思います。ただ、久米川駅南口、桜並木、電車図書館、第四保育園の前あたりとか中央図書館、この辺と、あと全生園に飛びますので、そこのアクセスをどうするのかちょっと心配になりますけれども、またそれは考えていただきたいと思います。