2011年9月26日(月)平成22年度決算特別委員会最終日
我会派からは、代表の佐藤まさたか議員が、賛成の立場から討論に参加しました。
会派内で最後の最後まで賛否を決めかね、どちらにするか迷った末の討論です。
以下、発言内容を掲載させていただきます。
**********************
変わろう!議会・東村山 22年度一般会計決算 討論
22年度一般会計決算には、予算審議時の内容との大きな齟齬や、過誤、瑕疵は認められませんでした。各種財政指標もおおむね堅調であり、自主財源が縮減する中、当初の方針に則り、予定された事業の確実、着実な執行に努めたものと理解しています。決算審査の大原則に立ち、これをもって「可」とすることといたします。
しかし、数字には表れていないだけで、運営そのものは大変憂慮される状態にある、と言わざるを得ません。
22年度の予算審議にあたり、当時の民主党・木内議員は予算案に賛成としながら、4点にわたって要望されました。しかし、1点を除き、顧みられた形跡すらありません。
私も、変えよう!議会・東村山として、予算案には賛成とするとしながら、猛省を促すという言い方も含め、何点か指摘をいたしました。
本年度に入り、また今回の決算委員会でも見えてきた行政側の姿勢は、その時に私たちが危惧し、指摘した通りになっていると感じています。
2期目を迎えた渡部市政は今、分水嶺にあるのではないでしょうか。参加と協働は東村山市の標準装備になるのでしょうか。それとも、看板倒れ、竜頭蛇尾で終わるのでしょうか。
リサイクルセンター計画に関しては、議会特別委員会での議論や市民の意見を都合よくつまみ食いし、かねてから公式に指摘されている点にすら真面目に取り組まず、結局は自らのシナリオ通りに進めようとしていることがはっきりしました。
議会との信義の問題として繰り返し抗議し、転換を求めていますが、所管からは「何が問題なのか?」という姿勢を感じます。
なぜこんなことになってしまっているのか。猛省と基本姿勢の転換を強く求めます。
「秋津住民による就労集団づくり」がリサイクルセンター計画と不可分であることは明らかであり、意図的に表明化を遅らせたとも取れるやり方は、市民、議会、事業者に対しても不信を増幅させるだけであり、今いったん止めて広く議論しないと必ずや後悔することになると思います。
「ころころの森の運営形態変更」も、22年度中に遅滞なく取り組んでおけば、現在起きているような混乱や不信を招くことはなかったはずです。
第2学童増設は評価しますが、入所基準を従来のまま放置したことなども、形だけを整えた感が否めません。
黒字決算の内実は依存財源頼みであり、退職手当債を発行していることと合わせ、もっと謙虚な姿勢で市民と向き合っていただきたい。
少なくとも、教育、福祉分野は、「まず行革」ではなく、一人ひとりの市民に寄り添うところからスタートしていただきたい。
民設公園、アメニティ、退職手当等、各種基金の位置づけ、目標額、積立額等が不明確、不十分であります。理念を明確にし、中長期的な計画を早急に確立するよう求めます。
予算が通過すれば、あとは白紙委任されたかのような行政運営、決算報告は許されません。この決算審議が、どう来年度予算編成、運営組織体制の見直しに反映されるかを厳しく見つめる半年としたいと思っています。
これが最後の賛成討論にならぬよう、出直しに近い立て直しを図っていただきたい。再び数に頼んで乱暴な行政運営がまかり通っていた時代に戻さぬよう、議会内の議論を深める努力を続けることをお約束し、討論といたします。
我会派からは、代表の佐藤まさたか議員が、賛成の立場から討論に参加しました。
会派内で最後の最後まで賛否を決めかね、どちらにするか迷った末の討論です。
以下、発言内容を掲載させていただきます。
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変わろう!議会・東村山 22年度一般会計決算 討論
22年度一般会計決算には、予算審議時の内容との大きな齟齬や、過誤、瑕疵は認められませんでした。各種財政指標もおおむね堅調であり、自主財源が縮減する中、当初の方針に則り、予定された事業の確実、着実な執行に努めたものと理解しています。決算審査の大原則に立ち、これをもって「可」とすることといたします。
しかし、数字には表れていないだけで、運営そのものは大変憂慮される状態にある、と言わざるを得ません。
22年度の予算審議にあたり、当時の民主党・木内議員は予算案に賛成としながら、4点にわたって要望されました。しかし、1点を除き、顧みられた形跡すらありません。
私も、変えよう!議会・東村山として、予算案には賛成とするとしながら、猛省を促すという言い方も含め、何点か指摘をいたしました。
本年度に入り、また今回の決算委員会でも見えてきた行政側の姿勢は、その時に私たちが危惧し、指摘した通りになっていると感じています。
2期目を迎えた渡部市政は今、分水嶺にあるのではないでしょうか。参加と協働は東村山市の標準装備になるのでしょうか。それとも、看板倒れ、竜頭蛇尾で終わるのでしょうか。
リサイクルセンター計画に関しては、議会特別委員会での議論や市民の意見を都合よくつまみ食いし、かねてから公式に指摘されている点にすら真面目に取り組まず、結局は自らのシナリオ通りに進めようとしていることがはっきりしました。
議会との信義の問題として繰り返し抗議し、転換を求めていますが、所管からは「何が問題なのか?」という姿勢を感じます。
なぜこんなことになってしまっているのか。猛省と基本姿勢の転換を強く求めます。
「秋津住民による就労集団づくり」がリサイクルセンター計画と不可分であることは明らかであり、意図的に表明化を遅らせたとも取れるやり方は、市民、議会、事業者に対しても不信を増幅させるだけであり、今いったん止めて広く議論しないと必ずや後悔することになると思います。
「ころころの森の運営形態変更」も、22年度中に遅滞なく取り組んでおけば、現在起きているような混乱や不信を招くことはなかったはずです。
第2学童増設は評価しますが、入所基準を従来のまま放置したことなども、形だけを整えた感が否めません。
黒字決算の内実は依存財源頼みであり、退職手当債を発行していることと合わせ、もっと謙虚な姿勢で市民と向き合っていただきたい。
少なくとも、教育、福祉分野は、「まず行革」ではなく、一人ひとりの市民に寄り添うところからスタートしていただきたい。
民設公園、アメニティ、退職手当等、各種基金の位置づけ、目標額、積立額等が不明確、不十分であります。理念を明確にし、中長期的な計画を早急に確立するよう求めます。
予算が通過すれば、あとは白紙委任されたかのような行政運営、決算報告は許されません。この決算審議が、どう来年度予算編成、運営組織体制の見直しに反映されるかを厳しく見つめる半年としたいと思っています。
これが最後の賛成討論にならぬよう、出直しに近い立て直しを図っていただきたい。再び数に頼んで乱暴な行政運営がまかり通っていた時代に戻さぬよう、議会内の議論を深める努力を続けることをお約束し、討論といたします。