怒涛の3月定例議会が閉会しました

2012年03月31日 | 東村山市議会情報
2012年3月26日(月)

怒涛の3月定例議会が閉会しました。

最終日は、代表者会議・議運が長引き開始時間が11時30分頃になりました。

そして、何と!すべての議事が終わったのが23時30分ごろでした。

3月定例議会最終日は「議会とは何か」を改めて問い直す、記憶と記録に残る「長く熱い議論の一日」でした。

まず、開始が遅れた理由は、予算特別委員会で『リサイクルセンター建設に関わる予算の削減を求めた』修正動議が10対12(議長・副議長・委員長を除くので22名)の賛成少数で否決され、説明の機会も与えられなかったため、本会議の予算特別委員長の委員長報告の後、再度修正動議を提出するという動きがあったからです。

通常、委員長報告に対する質疑は、その委員会に所属していない会派ができるという取り決めが東村山市議会にはあります。

これは、委員会に付託された案件については、自分の所属する会派の他の者がその委員会の委員である場合、その者を通じて聞くことができるという建前からです。

つまり、その委員会に所属していない会派の者は、本会議で自分が聞きたい事項について、そのような質疑があったかを聞くことができるということです。


そのため、予算特別委員会では、全員の議員が参加しているので、議会運営上の申し合わせ事項に抵触し、再度の動議は認められないという意見があり、紛糾したのでした。

しかし、提出者側の論理は、予算修正の内容の説明もさせないで、一方的に言論を封じ込めた議会の多数派のやり方に不満を持ち、賛否は別にして議論をさせてほしいというものでした。

現在、東村山市議会では、議会改革特別委員会を設置して議論をしていますが、議論を封じ込めることは、その改革に逆行するものだというものでした。

そして、本会議では、なんと予算特別委員会での修正動議の賛否がひっくり返り、13対11(議長を除くので24名)の賛成多数で修正予算の提案ができました。

その結果、修正予算案の賛否は10対14で否決、予算案の賛否は14対10で可決されました。

本会議において、何故、今回の一般予算案に10名もの議員が異議を唱えたかを説明する場を与えられたことは、大きな進展だと感じました。

今期、「議会が自ら変わることが、東村山施政を変えていくこと」という思いを持って「変わろう!議会・東村山」の会派名を付けた時のことを思い出しました。

一般質問インターネット録画配信

2012年03月18日 | 市議会インターネット録画配信
3月定例議会一般質問インターネット録画配信が、東村山市のHPにアップされました。

アドレスは、以下からどうぞ。動画(42分)


http://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/gikai/gikaijoho/gikai_21_rokuga/24_rokuga/2403ippan_list/gikai240302_05.html


テーマは、


1.「新たなごみ焼却施設」の用地選定は市民参加型で


2.社会貢献型後見人について


3.「赤ちゃんの駅」ステッカーや旗を街中に溢れさせよう!



予算特別委員会が終わりました。

2012年03月18日 | 東村山市議会情報
2012年3月16日(金)

夜9時近くまでかかって、予算特別委員会が終了しました。

平成24年度 一般会計予算並びに特別会計予算が可決されました。

特徴を3つあげると、

1.西武新宿線の久米川駅にエレベーターが設置

2.公立の小中学校の普通教室にエアコンが設置

3.秋水園にリサイクルセンターが設置

となります。

諸々の経緯により、一般会計予算に反対の立場をとりました。

以下、我会派の反対討論を掲載いたします。

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24年度一般会計予算案 会派討論

 変わろう!議会・東村山は、厳しい経済状況下にありながらも、歳入面では懸案であった退職手当債を断ち切る決断をし、業務の効率化、PPS導入等によるコスト削減に取り組むなど、財政健全化への決意を感じるものと本予算案を前向きに受け止めました。

 歳出面でも防災、減災へ向けた集中的な取り組み、食材放射能測定、器の導入など放射能対策の充実、保育園増設等に積極的に取り組むとともに、自治基本条例、人権の森構想、児童クラブ運営ガイドライン作りなどを、あらゆるシーンで極力市民とともに進めていこうとする、渡部流自治力向上への姿勢も大いに共鳴、共感するものです。

 しかしながら、私たちの会派は以下の理由によって本予算案は修正すべきものという結論に達しました。

 提案理由を説明することさえ認められなかったので、本予算案に反対せざるを得ないと判断しました。

 最大の疑義は、リサイクルセンター計画をめぐるこれまでの経過、本予算審議でも変わることなかった不明確、不確実な答弁の連続への不信感に起因する。十分な審議を阻害する不誠実な対応と言わざるを得ない。
 
 そして、2月24日の本予算案の提案説明段階で存在しなかった「事務所(管理棟)」計画が、「与党会派からの提案を受けて」という形で2月28日に突如表舞台に現れ、後出しじゃんけんのように予算案に盛り込まれようとしていることについては、明確に異議を申し立てます。

 予算審議のあり方に疑義あり、であります。

 秋水園の労働環境が現状でよいと考えている議員は殆どおりません。

 適切な規模の事務所機能も必要です。

 しかし、約3年に及ぶ検討経過の中で事務所は本計画には盛り込まないということを昨年11月18日に行政自らが表明し、議会も全会派がその内容での検討を了としました。

 そのため、現在提案されている24年度予算案には事務所分は含まれていません。

 交付金の枠を確保しておいて、予算提案後に1億円規模の建物建設を盛り込むようなことが許されるとすれならば、庁内の労苦の結晶として提案されているはずの予算そのものの意味を行政自ら貶めるものであり、同時に予算審議の空洞化を招くものとして強く批判されなければなりません。

 本件が議会側の提案によるものだとすれば、チェック機関としての機能を放棄するものであり、自殺行為に等しい愚挙であります。

 事務所の議論は、別途行うのが筋というものです。

 リサイクルセンターについては、地方自治法第2条14にある「最小の経費で最大の効果を挙げる」べく、市長が言うところの「あらゆる可能性」を真面目に探るべきです。

 そして、積年の最大の懸案である秋津町への収集車両台数の削減を現行計画の年間1,200台から5,500台に飛躍的に拡大できることが本予算委員会で新たに明らかになった「缶とペットボトル」の戸別・混合収集、外部委託化を、今一度真剣に追求すべきであり、建屋の一層の縮小、コスト減に取り組むべきだと申し上げます。

 最後に、修正案について提案理由の説明さえさせなかった会派は、議会としての説明責任、開かれた議会を全面に掲げて議会改革を公言している議会の一員として、しっかり説明をしていただきたい。

 行政に代わることを求めながら、最後の最後に自らは旧態依然の対応に走った議会の実情が大変悔しく、無念であります。

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リサイクルセンター建設試案(ビンのラインで不燃物詰め替え)

2012年03月13日 | リサイクル
2012年3月11日に以下の試案を考えました。

3月12日に環境建設委員会と委員外委員にお配りして、一緒に考えていただけるようにお願いいたしました。

★「リサイクルセンター建設試案(ビンのラインで不燃物詰め替え)」

◎リサイクルセンター第2案のビンのラインを使って、不燃物を10トン車の貯留バンクに詰め替える案

具体的には、パッカー車で収集してきた不燃物を直接、ビン受け入れホッパーに入れ、ビン供給コンベアーで上にあげ、ビンのラインの最後にある不燃物貯留バンクに落とし、10トン車で運ぶ案。

◎メリット

1.不燃物詰め替え用のスペース空間が不要になり、建屋の縮小・電気代等の維持経費・地方債利子の軽減が図られる。

⇒建屋の大きさ50m×50mから、約39m×約27m

2.不燃物詰め替えのホイルローダーが不要になり、騒音の最大の原因が除去され、防音壁の縮小が図られる。

⇒ビンの割れる音は、高周波のため遠くまで響かない。

3.もともと第2案にあるビンのラインと不燃物貯留バンクを使うので、ビンと不燃物が処理でき効率的である。

⇒10トン車のコンテナを共有できる。

◎デメリット

1.交付金が出ない可能性がある。

⇒建設コストが極端に小さくなれば交付金の影響は少なくなる。

2・現在の収集形態では、火曜日・水曜日・金曜日にビンと不燃物が一緒にリサイクルセンターに搬入される。

⇒ビンは平ボディーで収集されるので、不燃物を流すまでビン受入エリアに貯留しておく。

3.ビンがリサイクルセンターで処理されることにより、秋水園に搬入される車の台数減少がペット・缶のみになる。

⇒現在と比べると、ペット・缶の搬入台数は減少する。


★市長が「ペットのみさもなくば、3品全部民間へ」という理由の考察

◎リサイクルセンター建設費の比較(起債の利子は考慮しない)

1.ペットのみ民間へ → 約12億円(一般財源+起債)-(交付金1/3+地方交付税措置⇒地方交付金で交付金対象事業分50%、交付金対象外事業分30%が措置されるようだ。)

=約12億円-(交付金約3億3千万円+6億7千万円×90%×50%+2億×75%×30%)

=約12億円-(3億3千万円+約3億円+約4千500万円)

=約12億円-約6億7千500万円

=5億2千500万円

2.ペットと缶を民間へ → 約8億円まるまるかかる(一般財源+起債)

3.ペットと缶とビンを民間へ → 約5億円まるまるかかる(一般財源+起債)


とすると、3品全部民間とペットのみ民間では、かかる費用は大差がないから。


3.11東村山防災フェア

2012年03月13日 | news
2012年3月11日(日)

午前10時から、市役所市民センター前の道路、消防署本町出張所前、天王森公園 他を会場として、
午前中は、救出救助訓練、体験コーナー、起震車体験が、午後は、講演会が開催されました。

そして、14時46分参加者全員で、北北東に向かって黙祷を捧げました。

「ペットボトルのみか、さもなくばビン・缶・ペットボトル3品か!」環境建設委員会での渡部市長答弁

2012年03月07日 | 東村山市議会情報
2012年3月6日(火)

環境建設委員会の「リサイクルセンターに関する」所管事務調査事項の質疑の中で、缶とペットボトルの民間委託が一番コストがかかるので、「ペットボトルのみか、さもなくばビン・缶・ペットボトル3品か!」しかないと考えるとの渡部市長の答弁がありました。

なぜなら、ペットボトルのみの民間委託の場合でも、交付金(現在のところ1/3の予定・しかし1/9か2/9になる可能性大)はもらえるとの都の返事をもらっている。

しかし、ペットボトルと缶を民間委託し、ビンの処理のみをリサイクルセンターでする場合は、交付金がもらえるかどうかわからない。

交付金をもらえない場合、一般財源と起債(借金)で賄うしかなく、起債の償還に関しても、「地方交付税で算定してもらえない」まるまるの借金になるとの理由からです。

そして、ビンのみをリサイクルセンターで処理するとなると、それなりの施設を建てざるをえないとの判断からです。

また、ビン・缶・ペットボトルの3品の民間委託料の見積りが、リサイクルセンターで処理する場合の費用とほぼ同額である資料が出てきたことを受けて、本当に事業者で実施できるかの質問を提示することが所管の答弁でわかりました。

その質問は、①ストックヤード②導線の干渉③搬出入の作業が成り立つのか等の外部委託の懸念材料についてです。

その回答を待って、4月末にむけて話し合いの詰めをしていくとのことです。

一方、リサイクルセンター建設についての性能発注仕様書の修正作業は、4月末迄とのことです。

最後の私の質疑で、所管からリサイクルセンターの建設費の見積りは12億円だが、缶・ペットボトルを民間委託すれば、ラインが一本減ることにより、建屋が縮小でき8億円になる。

また、3品とも民間委託した場合、不燃物の詰め替え作業のみの建屋でよくなり、5億円になるとの答弁がありました。

これまで、我々は、品目を民間委託し、外部に出すことによるコストとリサイクルセンターで処理する場合の処理費のコストの比較に重点を置いてきました。

ラインが減ることによる建屋の面積減少に伴う建設費の減少には、あまり注目してきませんでした。

あらたに建設コスト減少することがわかりましたので、この点も考慮に入れて総合的に判断していく必要があると考えます。


さらに、我会派では、「コロンブスの卵」的な発想も考えてはどうかという意見が出ています。


そもそもリサイクルセンター建設の必要性は、①騒音②臭気・振動③労働環境、それぞれの改善にありました。

①騒音の一番の発生源は、ホイルローダーによる10トン車への不燃物の詰め替え作業時のブレードがコンクリートをこする音や詰め込みの際にガタンガタンとブレードを振ることから発生するものです。

ビンや缶は、その場では大きな音がしますが、波長が短いので遠くまで音は響きません。

この作業をするために、50m×50mのリサイクルセンターの半分ほどのスペースが必要になっています。

現在は、パッカー車で集めてきた不燃物を一旦、スットックヤードにおろし、再度ホイルローダーで10トン車に詰め込む方法をとっています。

そうではなく、ビンに予定しているラインを不燃物用にも使用し、パッカー車から直接そこへおろし、ベルトコンベアーで上にあげ、不燃物貯留バンクのコンテナに直接詰め込めば、大きなホイルローダーは要らなくなります。

10トン車のコンテナがいっぱいで、スットックヤードに不燃物が溜まったとしても、それを受け入れホッパーまで運ぶホイルローダーは小さいもので済みます。

こうすることにより、より省スペースで、尚且つ騒音対策が少ない建物ですみます。

10トン車のコンテナは、もともとビンのラインの最後に残渣搬出のために設置予定されているものです。

これにより何億円もの建設費のコストが削減できるのでしたら検討する余地はあると思います。

益々、建設コストの削減が図れますので、缶・ペットボトルを民間に委託して、交付金がでなかったとしても、大きな影響を及ぼさないのではないかと考えます。

我会派では、予算特別委員会での衛生費の質疑は佐藤議員が担当します。

おそらく、3日目の3月15日(木曜日)くらいが山です。

環境建設委員会に新たな資料が提出されました!

2012年03月04日 | 東村山市議会情報
2012年3月2日(金)

17:00頃、環境建設委員会に新たな資料が提出されました!

前回の委員会で問題となった見積もりの条件をリサイクルセンターと同じ条件に揃えた事業者からの再見積り資料です。

前回の委員会で市長から「自分たちの作った比較資料では、びん・缶・ペットボトルを処理するのに、事業者の方が年間約2,000万円も高い。ペットボトルだけだとそんなに高くないので、ペットボトルだけ民間に委託したい。」との答弁がありました。

しかし、「この比較表は、事業者にはびん・缶・ペットボトルの三品混合収集で一括処理させた見積りに対し、リサイクルセンターは、従来通りのびんと缶・ペットボトルの単独収集で2ライン処理であり、そもそも処理する基準・条件が違う。

以前の資料では、事業者の三品混合取集で一括処理の場合は、単独収集・2ライン処理に比べ、びんの処理単価がトンあたり1万円も高くなっている。

処理条件を揃えて検討するべきだ。」との意見が出されました。

今回、新たに提出された資料では、事業者の見積もり価格が年間約2,000万円安くなり、リサイクルセンター内で処理する場合の見積りより、若干安くなっています。

環境建設委員会は、3月6火曜日10時からですが、議案3件と請願審査3件があります。

「リサイクルセンター建設」の所管事務調査は、委員外委員の所属委員会との兼ね合いもあり、午後からになります。

さて、予算特別委員会の質疑通告を3月5日11:00に控え、大きな争点・山場を迎えます。

我会派からは、リサイクルセンターの衛生費は、佐藤まさたか代表が質疑に立ちます。

私は、歳入と総務費を担当します。

3月定例議会一般質問

2012年03月04日 | 東村山市議会情報
2012年3月2日(金)

一般質問が終わりました。質問しながらの記憶で思い出しながらの記録ですので、正確ではありませんが、こんな感じだったと思います。

自分の主観が大分入っているかもしれませんが…(笑)

当日の質問・答弁はインターネット録画配信で、正確なものは議事録を待たなければなりません。

1.新しい焼却炉の建設については、所管部長から延命化工事が終わったばかりなので、新しい炉の件は2~3年後から検討するとの答弁がありました。

市長に「第4次総合計画では、平成24年度から検討となっている点、用地選定も含めて計画段階から市民を巻き込んで議論をしていくと、残り7年では、間に合わなくなる可能性があること」を指摘し、再質問しました。

市長答弁では、早急に検討の枠組みを考えていきたいとの答弁。

再々質問では、市長の所信表明から「3.11以降のトップリーダー」を引用し、決意を再度質しました。

市長から「ごみ問題は大きな公共課題としてとらえている。しっかり取り組む」との答弁でした。

2.社会貢献型後見人の養成講座の質問には、社協の成年後見人推進機関の人員があと一人足りないために東村山市では、実施されていないとのことです。福祉計画の中で、研究をしていくとのことです。

3.「授乳・おむつ替え」可能のマークについては、東京都の事業もありますが、東村山市内には、①イトーヨーカドー東村山市店②ころころの森③狭山公園の3カ所のみしかありません。

このたび「なないろぽけっと2012」という、とっても素晴らしい冊子を小さいお子さんをお持ちのママさんたちで作られました。

せっかくなので、「あかちゃんの駅」のステッカーを街中に広げたい!との思いで質問しました。

公共施設で「授乳・おむつ替え」が常時可能なところが、17カ所・声をかけていただければ可能な施設を合わせると44カ所もあるとのことです。

声をかけにくいから困っているので、声掛けをしやすいように「赤ちゃんの駅」のスッテカーのデザインを公募し、各施設の目立つところに掲示するべきだと質問しました。

これについても検討をしていただけるとのことでした。