まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

神様、お赦し下さい。

2019年12月21日 | Weblog

その昔、の話になっちゃうな、ショーケンの。

というのか、テンプターズの「神様、お願い」だったか、そんな歌、あったな。

今朝の表題は、微妙に違い、ある黒人の告解だそうで。

アメリカが、まだ、奴隷解放からは遠い時代、アフリカから連れられてきた黒人たちは。

農場の納屋、というか、牛馬たちと一緒の藁の布団で寝ていた頃。

もちろん、街には、白人専用のバスやらレストランやらが、大手を振っていた時代。

ある晩、くだんの黒人が夢を見たそうだ。

ふかふかのベッドに寝ている夢、をね。

その後での告解が、表題だったらしく、私はベッドに寝ている夢を見てしまいました、と。

神様も、エグイっちゃエグイけどね、そんな話聞いたんなら、おいおい、青年、そりゃ。

あんたの勘違い、ベッドだろうとどこだろうと寝るのはあんたの自由だ、と返信してあげりゃいいのに。

なんて時代ね。

骨の髄までの、価値観の、集合無意識にまでの浸透、ってわけだ。

幾時代かがありまして、ゆやーんゆよんゆやゆよん、と中也をきどりたくもなる話なんだな。

で、今です。

そんなこともあったね、と歴史家が振り返るのかどうなのか、はともかく、たぶん。

牛と馬と一緒に寝ているのは、奇人変人の動物学者くらいなんだろうけど。

現代人の表層の意識には浮かんでいないから、見えないけど、それが、ひょっとしたら。

潜在意識というのか、深い深いところで未消化なままに残されているかも。

なので、そんなのが、あるときに意識の裂け目から顔を出す可能性もあるんだろうな、と思う。

これは、黒人と白人の間のテーマだけど、女性と男性の間にも横たわるテーマもあったり。

という感じですね。

目に見えることだけを追いかけていくと、そこらあたりは見落としがちだろうな。

って、言っても、見えないものは、各人が各人なりに推測するしかない、という欠陥もあり。

好き勝手な解釈に任されている、とも言えるから、厄介なんだな。

男女間の話になれば、政略結婚なんて言葉、あったしね。

女性が道具であった時代、ね。

それによって一族郎党が生をつなぎ、なんて時代もあったわけで。

もちろん、それに失敗して滅んだ一族もあっただろうし。

なんてこと、しこたまあったんだろうな、というのが、歴史、という一言で片付けられてもいて。

昔、マルクスだったか、エンゲルスだったか、共産党宣言で、共産主義という妖怪が徘徊している。

みたいな文章、あったけど、共産主義を、例えば、現代で言えば、新自由主義、とか、グローバリズム、とか。

とにかく、いろんな、架空の、砂上の楼閣的な、好き放題な言説が、妖怪のごとくに徘徊し。

ってわけだ。

そんな「メイド・イン・社会」の産物を、脳内に蔓延らせての暮らし、とね。

そう言えば、エキセントリックな思想家、副島さんが、本を出版したらしく、世界は中国の支配になる。

それはディストピアで、ユートピアではなく、ね。

なんて書いてる。

いわゆる嫌韓嫌中の本ではないけれど。

人口以上の監視カメラがある、なんてこと、まことしやかに語られているけど、その延長上の話ですね。

もちろん、中国に限らず、わが列島だって、すでに今、そうなりつつあるわけで。

スケルトン状態、だね。

スケルトンならまだしも、単なる透明、素通しだから、しかし、そこへなんらかの解釈を施されたら。

そりゃもう、大騒ぎ、って次第で。

さて、今朝も長くなってしまったので、ここらあたりで終いにします。

コメント
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