今朝は、ベタな、スパイダーズのフレーズが表題になった。
開けた窓からの風が、室内の軽いものを吹き飛ばし、そういえば。
この事務所に引っ越してきた当初、神棚の榊を挿す器が、飛んで言って割れちゃったな。
気持ちよく、心機一転、ってんもんで。
その後の、榊の長寿命に続く、馴れ初めかも。
自宅から出て、見上げた空の雲の切れ間の青、思わず、うわっと声が上がった。
美しかった。
雨と風の中での青、こいつは朝から縁起がいいわい、ってなもんだ。
縁起、といえば、今朝、ベランダの窓を開け放ったら、同時に、スズメが飛び跳ねって行った。
驚かしちゃったんだな。
そんなつもりはなかったのだけど、そんな言い訳、伝えることもできず。
なんだけど、わが社員さんが、タネをまき、水をかけ、と言うことの中からの。
グリーンカーテン、そこへ、どこからか、くだんのスズメに限らず、虫たちも。
目に見えない微細菌たちも蝟集し、たぶん、わがベランダは、列島の人口減少を尻目に。
どうだろう、世界人口は優に超える数の命たちの大合唱が毎朝毎晩、繰り広げられ。
というわけだ。
今朝の巴川からの風は、台風の余波、ということか、富山の「風の盆」、あれ、思い出す。
これは風よ、吹かないでくれ、というお祭りなんだよ、とおっしゃった御仁の言葉。
散居村、だったか、田んぼの真ん中にある農家、その周りに防風林のように大きな木が植えられている。
そんな風景の中、なんとも色っぽい踊り、男も女もね、指先のそり、加えて、胡弓というんだったか。
二胡か、とウイキで調べたら、前者が日本の、後者が中国の、だそうだけど。
そんなことは、どうでもよくて、あの響き、音色はなんともいえないものだったな。
風を峻拒する祭り、かたや、精錬の民は、風よ、吹け吹け、と祈りを捧げる。
さらに、漁りの民たちは、海路にふさわしい風に変わってくれ、と相撲をとり、なんていうのね。
谷川健一さんによれば、この列島の風の名前、数かぎりないというくらい、あるらしいね。
気象衛星のない時分、そりゃ、わが身わが体での体感、ご先祖様からの言い伝え、などなど。
ありとあらゆる、手に入れられる限りの情報を集め、感得し、ということだったんだろうね。
カッコーが鳴いたら豆を蒔け、と言われて嫁さん稼業をした、という忍野の村の。
忍草(しもふさ)浅間神社隣のご婦人の言葉、思い出すな。
そんな言い伝えが、暦、和暦、ということで。
「和暦と暮らそう」という本をお書きになった柳生さん、その八ヶ岳倶楽部へは。
今週初め、月曜日に行ってきたんだった。
そうだ、今日は、これから、山門大施餓鬼と銘打ち、わが菩提寺でのイベント。
世話人としては、その準備に出かけることになる。
実は、同友会の全国総会が仙台であったんだけど、やむなく断念。
そんな施餓鬼に行ってくるとしますか。