まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

ばけい草

2006年05月15日 | Weblog
これまた、井川のお題。

写真は、バケイソウ、というらしい。

これに、花がつくと、とてもかわいくて、思わず食べたくなってしまうくらい、うまそうにみえるんだって。

天然おじさんの弁。

しかし、食べると、ドクターヘリを呼ばなけりゃならなくなる、と。

こう書いても、あまり、ピンとこないかもしれないけれど、ここでは、そこらに生えているもの、みんな、食の対象なんですね。

こしあぶらはもちろん、もみじの葉も桜の花びらも、天ぷらにしてもらった。

キハダは煎じて、胃腸のくすり、クロモジは、肝炎にきく等等。

知らぬ間に、頭の中のチャンネルは切り替わっている。

糠漬け師匠のご主人の連れてきた、三匹のワンワン、まさに、野放図に、そこら中、かけずりまわっている。

かれらの犬生、はじめての経験だろうな。

野生のDNAを、ひと時、呼び覚まして、また市井の生活に帰っていく、それは、犬も人も。







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井川の夕日

2006年05月15日 | Weblog
井川でキャベツを作っている、天然おじさんの所へ、囲炉裏パーティーのHさんに、連れて行っていただく。

まさに、贅沢な時間。

写真でごらんのような、こんな夕日、見たことない。

われわれの会話以外、聴こえる音は、ときおり、木々をざわめかせながら吹きぬけてゆく風とウグイスのラブソングだけ。

天然おじさんは、ここに長くいるから、オスがメスを求める気持ちを感じることがある、と言っていた。

お日様の高いうちは、写真の右側に、南アルプスの雪をかぶった、光岳を含む山々も見ることができた。

椅子にすわり、何も考えずに、煙草をすいながら、山とキャベツ畑を眺めている時間、ほかに、なにもいらない。

帰宅後、妻に写真を披露すると、一言、私も行きたい、と。

島田の智満寺の裏山を思い出したらしい。

あそこも、きつつきが木をつつく音だけだったけれど。

ウグイスが8月頃まで鳴くという、この地。

その泣き声が、求愛のラブソングであることが、実感できるほど、ひっきりなしに鳴いていた。

それは、透き通っているような、ぬれているような、なめらかな、長い鳴き声。

















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