まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

治療

2006年05月14日 | Weblog
仕事でもずいぶん前からお世話になり、個人的にも一緒に遊んできた友人がいる。

二年前、脳内出血で倒れ、いまは、左半身がうまく動いていない。

倒れたとき、子供が生まれ、ちょうど、いま、2歳になった。

そんな彼が、会社をやめざるを得ない、という。

それも、やむをえないかな、右の脳に障害があるから、絵的にものごとを捕らえるのが難しいようだし。

前の奥さんと別れ、歳のはなれた、若い人と一緒になったばっかりだったんだけど。

それも、それでしかたないんだけど、もし、僕が、医者なら、彼のリハビリは、徹底的に、好きなことをやらせる。

バードウォッチングが好きで、たしか、日本野鳥の会をつくった中西梧堂なんかの難しい本も、中学のときから、読んでいたようだし。

なにより、鳥の話になると、空気がかわるのがわかる。

右の脳は、感情的な部分をつかさどるようだから、そこに、ピンポイントで光をあてる。

今月末には、須津川渓谷へ行くことになっている。

彼と一緒なら、鳥の名前を覚えることもできるし、泣き声を聞くのは、6月一杯が限度だよ、ということだから。

たぶん、彼自身がほんとに腑に落ちれば、今までの人生が、これからの人生のための準備だったことが明らかになるはずなんだけど。




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発想の芽

2006年05月14日 | Weblog
この間、テレビの番組で、爆笑問題の大田さんが、少年犯罪は報道させない、というテーマで、国会議員などと話していた。

そうなると、ニュース番組は、きのう、どこそこの街で、なになに少年が、おばあさんをおぶって病院へ、みたいなものになる、と。

これ、おもしろいな。

各局が競って、そういうテーマをさがして、報道合戦をする。

どこかの局は、やらせ番組をつくるかもしれないし。

なにせ、世の中で起こっていることは、ほとんど、無限にあるからね。

たしかに、荒唐無稽な話なんだけど、その発想の中に、なにかの芽があるように思える。

一方では、少年報道に限らず、報道の番組つくりに、辟易している部分もありますしね。
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通学路

2006年05月14日 | Weblog
母を文化会館まで送っていく。

大曲から桜橋までの道中、昔は、ここを365日、歩いて通った、と。

ちょうど、タバコやらなにやらで、祖母を困らせている孫、と同じ年恰好の頃。

ここがパン屋さんで、ここが果物やさんで、と。

パン屋さんの前を通ると、おばさんが、ほらほら、食べてきなよ、といい匂いをさせながら、店先でいうんだって。

たまに、ただでもらって食べた、と。

車で走りすぎれば、あっという間だけど、冬は寒かっただろう、その頃、いろんな匂いに混じった朝の光景のなか、学校へ通ったんだろうな。

というよな話を、あと70年もしたら、わが息子は、自分の子供にそんな話もするかもしれない。

そう考えると、世代のつながり、生命のつながり、時のつながり、楽しくなる。






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