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目からウロコの一冊です
① 関ヶ原勝利後 なぜ家康はすぐ江戸へ戻ったか
② なぜ信長は比叡山延暦寺を焼き討ちしたか
③ なぜ頼朝は鎌倉に幕府を開いたか
④ 元寇が失敗に終わった本当の理由とは何か
⑤ 半蔵門は本当に裏門だったのか
⑥ 赤穂浪士の討ち入りはなぜ成功したか ※ ほかに赤穂浪士関係のなぜが二項目あります ※
この他にも全18章に及ぶ「なぜ」を心躍らせて一気に読んでしまいました
「地形」を見直すと まったく新しい歴史が見えてくる!
作者の竹村公太郎氏は 大学を卒業すると建設省のダム現場に配属されました
以来 各地のダム現場にかかわってきてます
その転勤生活で 全国各地の地形・気象の多様性に驚かされたといいます
そして氏の興味は歴史へと!
「従来の常識を覆すようなことを データで裏づけしながらやってくれる
だから面白いし納得できる (養老孟司氏 評)
「ほとんど人がつくり上げた日本の国土 だったら日本史も国土を読めば解ける (荒俣宏氏 評)
読者としても同感! 納得させられました
興味深かったのは「なぜ京都が都になったか」
「二つの遷都はなぜ行われたか」
暗記するほど読みふけってしまいました
2日にテレビ放映された「影武者川家康」は 故・隆慶一郎の渾身の時代小説が原作
家康は関ヶ原で刺殺され 後の家康は替え玉だった!?
ちょっと視点の角度を変えると全く違った世界に変貌するのが歴史です
お屠蘇を飲みながら 歴史のifに想いを馳せるのも一興でしょう
歴史好きの方にはもちろん そうでない方にもお薦めしたい本ですよ