酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

新旧 下町のシンボル リレー

2012年04月25日 | 隅田川
スカイツリーの公開もあと1か月になりました

東京タワーから引き継いで 新たな 東京のシンボルになることでしょう


夏を思わせる気温となったこの日

家にいるのはもったいない 思わず 自転車で飛び出しました



尾竹橋です 足立区と荒川区を跨いだ隅田川に架かっています

♪ 春も うららな 隅田川 ♪  のどかな光景ですね~



建物の前に 若い人たちが集まっています

学生さんです



建物は帝京科学大学のキャンパスでした

入口の大きな輪のモニュメントがあります これはいったいなにを顕しているのでしょうか

そうなんです これぞ今日の主役 煙突です



昭和39年まで稼働していた千住火力発電所 通称「お化け煙突」の”輪切り”なんですね

四本の煙突が 菱形に配置されていたため 煙突を見る場所によって一本から四本に見える

ニックネームのお化けの種明かしです





当時 お化け煙突は下町のどの位置からも見ることができました

下町のシンボル的存在でしたね

映画にもなりました (煙突の見える場所)



当時からは想像もできないスマートな風景に変わりましたが・・



同じ地点からの撮影です (昭和28年 中学生時代の二眼レフで撮影)

荷車と自転車がなんともレトロ これぞ昭和20年代の象徴です

そして 変化したのはお化け煙突だけではありませんでした



こちらは都立尾久の原公園です

化学工場旭電化の跡地に造成されました


思えば先の大戦で 本土の初空襲を実行した(昭和17年4月18日)米空軍ドーリットル爆撃機隊の一機が来襲 工場に爆弾を投下

近隣住民にも死傷者がでて 全国に大きな衝撃を与えました

その事実も徐々に風化され この日も親子連れが楽しそうに遊んでいました


そしてここでもスカイツリー

お化け煙突からバトンタッチされた下町のシンボルです

どうやら下町では 東京タワーからの引き継ぎでなく お化け煙突からの襷の受け渡しを受けた感覚が濃厚ですね

”本数が変わらない”新しい象徴の風景にも次第に慣れてきたようです