酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

福本清三と掛けて なんと解く

2010年05月22日 | 都電 荒川線を誉める
なぞ掛けがブームになっていますね  仕掛け人は お笑いタレントの「ねづっち」です

そこで 今回はなぞ掛けです


早速 個性派俳優の福本清三さんに登場してもらいましょう

東映映画の全盛時代 福本さんは大部屋俳優として 時代劇の斬られ役専門でした

主役に斬られた回数は 40年間で2万回!  1年間に500回死んだことになりますね

1本の作品で場面を変えて数回斬られたことにもなります  これは ギネスブックものの「快挙」です

端役に徹した福本さん  多くのファンの目にとまり 注目されたのが映画「ラストサムライ」でした

トムクルーズ扮する異国人を監視する寡黙な侍役は 存在感抜群 印象的でした

アメリカでの評価も高い 鍛え抜かれた演技力でした

そして 以後の活躍は周知のとおりですね


話が脇道にそれましたが なぞ掛けに戻ります

「福本清三さんと掛けてなんと解く」 「整いました~ 都電荒川線と解く」 「その心は」

「どちらも 長~い端役時代から主役級に抜擢されました」


なるほど 我が荒川線も都電全盛時代は端役も端役 地面に埋まっていましたね  まるで鼻くそでした

車輌は 旧王子電気鉄道時代の生き残り 旧型電車の100型ですからね  路面でなく 専用軌道を民家の軒をかすめながらガタゴト走ってました

当時の都電界での 絶対的な「大部屋斬られ役」でしたね

しかし電生(人生)は不思議なものです  この専用軌道が蜘蛛の糸になったのです

銀座通りをはじめ渋谷・新宿・池袋 都心の花形都電たちは 車から邪魔者扱いされ 次々に姿を消し 引退していったのです

車の走らない専用軌道のため どっこい生き延びた荒川線でした

いまでは 東京で唯一残った都電として 多くのカメラマンたちの熱い視線が向けられています

下町の花形です 堂々とスポットライトを当てられていますからね

そして その一方で、、、



全盛時に銀座を闊歩していた最新車輌の5500型です  銀座カンカン娘!

いま 荒川線の車庫でゆったりと年金生活を送っていました   


そして こちらが現代の主役に駆け上がった・・



改良7000型と・・



同じく改良型の7500です   

薔薇を端役にして 主役然として颯爽とスクリーンに登場してました

苦節なん十年のご褒美でしょう  おめでたいことです

しかし オヤジな私としては どうしてもこちらのアングルが好みですね ↓




薔薇に主役の座を譲ってます  端役になって やっと落ち着いたという感じの都電です

とは言っても 端役の存在感がありますね

福本さんと 都電荒川線 どちらも さらに主役を盛り立てる貴重な存在になりました

そして どちらも さり気無く目立っています

この”ふたりの人生” 高齢社会の手本になりそうです



* 都電荒川線沿線の薔薇の花 約140種類 1万3200株が咲き乱れています 

   いまが見ごろです *