土木技術者が撮った中南米の「光りと影」の写真 及び 他国風情

 約22年間の中南米赴任中に土木技術者の視点から撮った写真。開通前のパナマ運河に架かる第二アメリカ橋は圧巻 & 他国事情

光りとサッカーと・・

2008-12-12 00:13:36 | ペルー
 太平洋に陽が沈む幻想的な景色です。ハングライダーや観客も自然の造物にはその崇高さに圧倒させられます。パラグライダーもここでは演出です。

 
 飲料水のない場所ではタンクローリーが活躍するのです。貧困だけど彼らには次の写真の楽しみがあるので「貧困なんかそんなの関係ない」なのです。


 どこの町や村でも子供たちは手製のボールを作り一日中サッカーに明け暮れます。ゴールポストは石を両方に置いてます。彼らは、夢や憧れであるマラドーナやロナウニージョ等の世界のスーパースターを目指しているのです。リマの競技場でブラジルとアルゼンチンやその他南米各国のスーパースターのプレイが見れます。当然ですが・・。


 試合開始前のセレモニーは厳粛に且つ盛大に行われ試合を盛り上げます。本日はペルーの民族衣装を装った男女のフォルクローレ(フォークダンス)でした。


 この日は強豪ブラジルとの試合です。スタンドは観客で埋めつくされ、競技場に入れない人々は外で臨場感を味わいながらラジオを聴き応援しています。このような国際試合は国を挙げた一大イベントなのです。


 これはワールドカップの予選です。私が居る中央部の見晴らしの良い席で約 30 US$です。日本ではこの何倍もするのでしょうね。一番安い立ち見席?は試合後半にただで入れます。寛大ですね。多分理由は入り口の警備の警察官もハングリー(貧困)だからこの好機を見逃せないのだと考えます・・。


 対戦相手はエクアドルです。ペルーはホームで勝てないと言われています。いいところを見せようと緊張するのでしょうか?この日も負けました。ボール回しやドリブル等、自由自在にボールをコントロールをしていましたが相手のほうのハングリー精神が上回っている様に感じ取りました。他方、ペルーには黒人は一握りしか見かけられませんが、エクアドルの海岸の街は黒人が沢山いるし、ブラジルも然りです。一般的に彼らは先天的に身体運動能力が優れている上に毎日長時間のトレーニングで鍛えているのだから強いのは仕方ないことかも知れません。この試合のエクアドルの選手の大半は黒人でした。


 貧困でもお陽様だけは平等に降り注ぎます。


 次週からはペルーのアマゾン流域の町を訪ねる予定でおります。あまり光りの部分はありそうではないと思います。


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