土木技術者が撮った中南米の「光りと影」の写真 及び 他国風情

 約22年間の中南米赴任中に土木技術者の視点から撮った写真。開通前のパナマ運河に架かる第二アメリカ橋は圧巻 & 他国事情

世界最高所のゴルフ場No.15H~No.18H

2009-02-21 00:40:36 | ボリビア(1st)
 冒頭で申し上げます。このゴルフ場(富士山の約9合目の位置)の掲載について複数の方々から異見のメールを頂きました。が、①現在は病気であるが昔日の元気を取り戻したい。②元気を取り戻し再度行きたい(生きたい?)等々 の要望がありました。筆者としても多くの方々に気持ちよく読んで頂きたいのはやぶさかではございません。が、もし不愉快ならば「飛ばして(ボールではありません)」読んでいただければと思う次第で投稿をさせて頂きました。


 15番ホールもトリッキーでティーショットは特に難易です。左側はOBで右は林で打ち下ろしです。白TEEから約200yardsの右側にフェアウエイバンカーが横たわっております。グリーンは砲台です。16番ホールも打ち下ろしで眼前に大きな池を見ながらのTEE SHOTになります。ここも左側がOBで上手く飛んでも右側のバンカーに捕まります。フェアウエイは2打目からは上り勾配でグリーン幅は狭く奥はOBなのでOVERできない為、手前のガードバンカーに捕まります。


 青TEEからの写真です。左OBで右が林で左から右へとかなりの勾配がついております。人間の心理を考えたホールです。どうしても左には打ちたくはありません。NICE SHOTすると右側のバンカーに捕まり、MISS SHOTすると右の林に当たります。


 グリーンは広いのですが砲台で上から下へかなりの勾配がついております。折角グリーンONしても上からのPATは注意しないと台からこぼれ落ちます。


 16番ホールの白TEEです。眼前に大池が配置されております。ここも左側OBなので心理が働き右側のフェアウエイバンカーに捕まるように設計されています。


 BACK TEEing/Gは林が目に障りプレッシャーを掛けております。よしんば右側のバンカーを越してもその奥に上級者用のバンカーが用意されています。もう景色を見ている余裕や体力はここの空気同様、希薄になっています。完全にプレーヤーの心理を読んだコース設計に翻弄されつくされている状況です。


 グリーン奥は奈落の谷です。写真には写っていませんが左側にもちゃんとガードバンカーがあります。


 17番は月の谷越えのTEE SHOTで右側は林がまさに林立していますので左方向に出がちです。左に着くとグリーンは見えません。一打目で真っ直ぐ打ち、馬の背を越えられれば2打目は楽なのですが心理的なプレッシャーのためにどうしても左側に行きます。打ち上げでグリーンは大きな2段になったPAR5のホールです。IN最終18番ホールにやっとたどり着きました。もう精も魂も尽き果てようとしています。ここはTEE/Gから約200yardsの所にメンテ用の道路がありそこで1m位の段差があります。ここを登りきれば2打目の視界は開けますし眼前に雄大なアンデスの景色が入ってきます。届かない場合は高山病が再発する気持ちに陥ります。


 TEEING Ground です。最後のダメ押しの月の谷が眼前に広がっております。右は林立しています。TEE/Gから真っ直ぐの奥がPAR5のグリーンです。フェアウエイは左に傾いております。左の林に入れば谷になっておりその奥はOBです。がやはり心理的影響を受けて左側に出がちです。ここの真っ青な天空の景色など見る余裕は無くなりつつあります。


 17番ホールのグリーンです。グリーンは大きくONは難しくはないのですが上からの勾配がきつく、アプローチショットはその日のPINの位置に大きく影響されます。左側は奈落の底になります。


 IN最終18番ホールの白TEE/Gです。約200yardsの所に段差が見えます。段差を越えなければ2打目の視界は有りません。最終ホールも強面の設計者の意図が感じられます。


 BACK TEEING Groundの青TEEです。白TEE/G後方約60yardsにあります。フェアウエイの中央に向いてあります。


 18番ホールのグリーンです。フラットです。空の澄んだ青色や手の届きそうな雲、最後は気分良く笑顔でHOLE OUTさせてくれそうです。 これで世界最高所のゴルフ場の紹介は終わります。昔日の若かりし頃の思い出を蘇ってもらえたでしょうか。筆者は最後の筆の走りはプレイ同様に辛く重たく感じております。が、こういう素晴らしいコースで何10回とプレイできた事に感謝しておりますし、このコースで鍛えられたお陰で今も健康でおります。また皆様方とこのコースで是非再会できることを願っております。
 皆様方のご健康をお祈り申し上げます。

世界最高所のゴルフ場No.12H(月の谷Hole)~No.14H

2009-02-19 18:46:53 | ボリビア(1st)
 12番ホールは12-A と 12-Bがあり通常は12-Aの当ゴルフ場目玉の「月の谷」ホールを使用しています。白TEEから約130yardsのショートホールでTEE/Gの眼前からグリーンの左側及び裏側まではクレーターが広がります。前記した所謂、奈落の底です。グリーン手前のバンカーはアゴの深さが約3mありここからのグリーンonはアマチュアーでは難易です。攻め方は、当然の事ですがショートホールですので1onしかないのです。下図の右側のグリーン右にウオーターハザート(池)がある12-Bホールは通常は使われておりませんので割愛いたします。


 ここは現在青TEEが黒TEEになっている約184yardsのTEE/Gにいます。上級者にとっても1onは難しいホールです。ティーショットに向かう前に広大なクレーターに驚かされます。それを緩和する様に美しいイリマニ山の素晴らしい景色も眼前に広がっております。ここで1onする方は奇岩も粉砕するような強靭な神経をお持ちの方だと思いますと共に感服いたします。


 黒TEE/Gから白TEE/Gへ行く途中の景色です。写真中央にボリビア富士のイリマニ山6,402mが見れます。絵ハガキになるような美しい景色です。


 白TEE/Gです。グリーン手前のバンカーは口を広げて手招いております。


 赤TEE/Gは眼前が月の谷です。グリーン前のバンカーのアゴの深さが記憶によみがえってきます。ここに挑戦される女性も強靭な方だと敬服いたします。約100年前に造った設計者はジェンダーを考慮しない勇気ある人間だったのでしょうか?否、多分にこのコースは上級者用に造られたプロ仕様と考えるのが自然だと考えておりますが・・。


 「月の谷」の救済処置があります。大半の人は奈落の底に吸い込まれますのでアンプレヤブルを宣言します。もっと適当な言葉で表現すればインポシブルプレヤブルと考えますが?ゆえに第3打はここでDROPとなります。ここからグリーン手前にONするとバンカーまで転がりますので難しいショットになります。グリーン後方の左側は「月の谷」で右側は次の写真です。

 
 グリーン右側から撮っています。グリーン前方のバンカーよりも更に深いバンカーが後方にも待ち構えています。まさに「前門の虎後門の狼」の状態です。設計者の神経を疑います。きっと高山病の状態だったのでしょう・・・。


 13番ホールのTEE/GはTEE/Gから左側がグリーンまで全てOBで右側は林になっていますのでストレートに打つしか術はありません。PAR5ですのでとにかくグリーンまで小刻みにストレートボールでフェアウエイをキープするのがより優先されます。14番はトリッキーなショートホールです。グリーンの手前のバンカーに届かなければコース中程にある谷まで転げ落ちます。グリーン奥は月の谷です。また高い弾道でなければ木に邪魔されます。グリーンはTEE/G側にかなりの勾配で傾斜しておりピン奥にONしたらPATが非常に難しいホールです。当然ながらピンホールは中央から手前寄り(TEE/G側)に切られています。


 13番ホールの青TEE/Gでから撮っています。上記したように左OBで右が林です。TEE SHOTはストレートボールで両方の木の間を縫ったショットになります。


 13番のグリーン後方から13番のフェアウエイを撮っています。コース中央右側に林がせり出し、その対面はラフで背丈の高い草の茂った谷になっております。


 13番グリーンの奥は段がありアプローチは厄介になります。フェアウエイに向け勾配がついておりフェアウエイ方面からはフラットですので前側の寄せになります。


 14番TEE/Gです。中央が窪み、谷になっていますしそこに林があります。コースは打ち上げになりグリーンはTEE/G側にかなりの勾配で下っております。グリーンオーバーすると奈落の底ですので手前のバンカー狙いになりがちです。


 グリーンの勾配が見えるでしょうか。奥にONすると厄介です。(強すぎるとバンカーに入りますので極々の軽ーいタッチのPATになります)

世界最高所のゴルフ場No.8H~No.11H

2009-02-18 00:36:54 | ボリビア(1st)
 8番ホールは打ち上げの軽い右ドッグレッグのコースです。1打目は白TEEから曲がり角まで約200yardsです。センターから左寄り狙いと分かっていてもフェアウエイが狭く左右の林に吸い込まれてしまいます。またグリーンの手前に木が邪魔しており難儀なホールです。OUT最終9番ホールはCLUB HOUSEに向かっての打ち下ろしホールです。TEE/Gの目の前に低木で出来た障害物があります。こういうオブストラクションは初めて見ました。何の目的か後で分かります。コース中央の右側にフェアウエイバンカーがあり何故だかここに良く捕まります。


 8番ホールの青(BACK TEE/G)からの写真です。白TEE/Gは左側の低木の前方約50yardsに位置します。上記しましたように1打目狙いはセンターから左寄りですがフェアウエイが狭いため狙った方には行かずブレます。打ち上げですから力みも加勢しております。右側の足元に虫除けの白ペンキが塗ってある木は南米松でしょうか?それにしても空の青さが美しいですねー。


 8番ホールのグリーンは奥行きがなく右からだと木とバンカー、左からだと木が立ちはだかっています。よって高い弾にてのグリーンONになります。グリーン周りの植林(木)の配置が心理的なストレスを与えます。こういうのを気(木)配りが上手いというのでしょうか??


 9番ホールの青TEE/Gからの写真です。白TEE/Gの眼前に何やら黒いのが立ちはだかっています。乗馬クラブの障害に有るような大きな木の柵がフェアーウエイを隠しています。やっと高山病から開放され美しい景色を堪能して来てOUTを終了しようと奮起する気になる最終ホールでこういうストレスを掛けてきます。最近の何方かの発言に「怒るというよりも笑っちゃいますね・・・」と言うのがありました。まさしくここはそれです。・・・実はーこの後ろに赤TEE/Gがあるのです。またフェアウエイ中央にバンカーがありボールを吸い込む仕掛け(勾配)になっておる様に感じます。


 OUT最終ホールのグリーンは縦に長く幅は広くありません。左右のバンカーはあごが深くまたグリーンオーバーすると段になっており転がって行きます。転がっていくようにわざとピンホールを奥に切ってあります。プレイヤーの心理を突いたすばらしいOUTコースです。


 OUTコースがトリッキーなのでINは少しは手加減があるのではと淡い期待をして10番ホールのTEEING GROUND(TEE/G)に来ますとその絶妙にトリッキーな設計に目を奪われます。OUTより数段高いHANDICAPがあります。白TEE/Gの約30yardsからその倍の長さの奈落の谷(谷の底が深く昇降ができないの意味)が広がっております。下の写真の茶色の部分が全てそうで、通称「月の谷」と呼びます。左OBで手前の二つのバンカーは深くグリーンは見えません。白TEE/GからPINまで約180yardsのショートホールです。青TEE/Gからは約200yardsです。11番ホールはこのコース最長の約600yards-PAR5です。ちょうど18番ホールのTEE/Gと向き合っております。左OBなのでどうしても右に出る傾向になります。また約400yardsのところになぜか大きな窪みがありそこから左ドッグレッグのコースです。


 青TEEの後方にプロ級者用の黒TEEも全ホールに設置されております。但し現在は青TEE=黒TEEになっていると聞いております。この写真は青TEEの後方から撮っております。白TEEはこの写真の先端にあります。赤TEEは右側の一段下がった所にあります。左OBですのでどうしても右に出ます。グリーン奥もOBですので右側のバンカーに入れる積りでショットします。がいつもその右or手前に行き1onは至難の業です。


 10番ホールのグリーンです。ショットも容易でないのに、このグリーンは右側が2段になって全体に畝っております。通常ピンホールは下段のTEE/Gから見ずらい左側に切られております。左側も2段だと狙い所はPIN手前しかありませんので左側は谷に向かった軽い勾配で極端な段差はないと記憶しておりますし、ここでPAR拾った記憶もありません。


 11番のTEE/Gの青TEE後方からの写真です。右側がINの最終18番のTEE/Gです。18番のプレイヤーが打ち終わるのを待っております。2人でプレイされているのでしょうか。(このゴルフ場では時々見られる風景です。) さて18番ホールの左側はグリーンまで全てOBです。真っ直ぐなショットをしていますがやはり左OBを意識し右に出ます。2打目は次の写真のくぼ地に入るか、その前を狙います。くぼ地の中央からPINまで約200yardsです。かなり高い確率でくぼ地に入いります。


 左側がメンテナンス用道路でその脇はOBですので1打目が右に出ると、このくぼ地狙いになります。と言うのは、このくぼ地から左ドッグレッグになっていますのでグリーン方向なのです。ゆえに毎回このくぼ地に捕まります。否、このくぼ地があるお陰でOBにならずに済みます。救済するような柔な設計者ではないのですが?多分にプレイヤーを飽きさせない趣向と考えておりますが?


 11番ホールのグリーンです。グリーン奥に深いバンカーがあります。右から左へと勾配が下っておりボールの落とし所は10番同様に考慮しなければなりません。


 次回はこのコースの名物コース12番ホール「月の谷」です。この写真はTEEING GROUNDの端からグリーン方向を撮っております。目の前は月のクレーターに似た奇岩があり、このゴルフ場から車で約5分の所に「月の谷」と言う観光地と地続きです。イリマニ山(6,402m)を見ながらのティーショットになります。

世界最高所のゴルフ場の紹介No.4H~No.7H

2009-02-16 00:49:48 | ボリビア(1st)
 4番ホールは打ち上げの左ドッグレッグのコースです。3番とほぼ同距離ですがPAR5のサービスホールです。グリーン周りにハザードが設置されHANDICAP3の難しいコースです。5番ホールは2番ホールの池を左に見て約30m位の高さのユーカリの木の幅、約10m位の間か木の上を越すショートホールです。グリーンは高台にあり手前のバンカーは約1.5mの深さ(あご)があります。


 4番ホールの白TEE/Gです。青TEE/Gは更に約60yards奥です。曲がり角まで約200yardsあります。左が背の高いユーカリ林なので意識し右方向へ行きがちになります。空の青とアンデス山特有の地肌の見えた山肌とコースの緑とのコントラストが美しいですねー。


 4番ホールのグリーンを見ています。レイアウトでは周りのハザードはバンカーですが最近ウオーターに変更になりました。なお更難しくなりました。グリーンの上につけたらPATは軽く触る程度にしないと転がり過ぎます。


 5番ホールTEEING/Gです。木の間の向こうにバンカーが見えます。グリーンはこの約2m上ですので左奥側の低い木の上を狙います。でも毎回木に邪魔された記憶があります。


 5番ホールのグリーン周りです。TEE SHOTも難しいのにこの大きくてアゴの深いバンカーや上から下へと傾斜のあるグリーンでその上側、左右側はOBです。タイガーウッズでも考え込むと思います。唯一OBではない大きなバンカーの手前は坂に成っており手前に着くと30ヤード位は転がり落ちます。難易なコースです。


 6番ホールはS字状になっており左→右とカーブします。180yardsの所で約3mの段差がありミスショットすれば段の下で2打目は前方が見えません。左OBですので右方向に行きがちです。7番ホールは目の前が奈落の月の谷です。目の前に大きな木があり筆者同様落とす人が多々おります。ショートホールでグリーンはバンカーで囲まれております。右のバンカーは約3.5mの深さ(あご)があります。よって1ON or 花道狙いしないと厄介です。レイアウト見ると白TEEが崖の前側になっています。青TEE同様に谷(崖)の後方で左側の月の谷の景色が素晴らしかったのを記憶しております。


 6番ホールの青(BACK TEE/G)TEE/Gです。白TEEは両側の大木の前にあります。打ち下ろしになっており谷の重圧で力んでしまいます。S字の最初の左カーブです。左がOBで180yardsに位置する谷(段差=写真の正面)に捕まるか越えて右の林に捕まります。ここの全てのホールはプロ並の正確なショットが求められます。


 谷(段差)の前から冠雪した通称ボリビア富士の霊峰イリマニ山6,402mが見えます。(中央の白い雲に覆われ少し見えます。)前記しましたようにこの谷に捕まるかナイスショットで前方の林に入るのが常でした。


 6番ホールのグリーンです。ガードバンカーはあごが高く花道以外は全てバンカーの囲まれております。グリーン向こう側が7番ホールで奈落の底月の谷が見られます。


 7番ホールです。眼前は深ーい谷です。TEE/Gは狭く落下防止に柵がしてあります。木の間を縫った正確なショットが必要です。ここも良く谷底へ落とした記憶がよみがえってきます。やっぱり白TEEは谷のすぐ後ろですね。レイアウトの図面が古いのでしょうか?


 7番グリーンの右サイドから撮っています。かなり深さのあるバンカーが待ち受けております。左側はOBですが約30mくらいのフラットなバンカーが横たわっています。どうしてもこちらに入れてしまいます。人間の心理をついた巧みなレイアウトをしております。(一般のアベレージゴルファーにとってはです。)


世界一高所のゴルフ場のコースレイアウト紹介No.1H~No.3H

2009-02-12 18:23:34 | ボリビア(1st)
 標題を下記の写真にて簡単に説明いたします。写真中央の左にある茶色で四角いのがCLUB HOUSEです。そこの左下がOUTの1番ホールです。2番ホールの右にある水色の部分は大きな池です。大池はINの16番にもあります。OUTの9番ホールは1番ホールの上隣です。INの10番はCLUB HOUSEの右上に有ります。12番が以前掲載しました奈落の底のホールの12番=通称「月の谷」です。OUT18番ホールはCLUB HOUSEの真下がグリーンになっています。2番ホールのTEE GROUND(TEE/G)がこのコースの最高所で標高3,342mです。≒富士山の約9合目に相当します。世界にはこれより高いコースがヒマラヤ山脈近辺にありますが9ホールですし、ペルーにも以前あったのですが今は廃墟になっております。而して18ホールを兼ね揃えた芝のコースとしては現時点における世界最高所のしかもコースレイアウトも良く考えられた美しいコースだと言えます。各ホールに植栽する白い幹の高木は「ユーカリの木」です。殆どのホールに配置されております。



 ホール毎の詳細表です。全ホール紹介いたしますのでプリンターお持ちの方は是非上記レイアウト写真と下のコース毎詳細をお手元に置かれ参照されることをお薦めします。尚、ホール毎の解説は同県人でNB社H氏の協力を頂きました。H氏はBack TEEからの解説なので、私見(Regular TEEからの解説)もいれております。



 1番ホールレイアウトです。TEE/Gから200yards(yds)地点まで上り勾配で左から右に傾斜しております。左はOBです。右には林があります。200yds地点の馬の背を越え且つフェアフェイ左よりが第一打の落とし所です。グリーン周りには3つのバンカーが待ち受けています。右側のバンカーは顎が高いので要注意です。



 1番ホールのTEE/Gです。雲が手に捕れるようなまさに絵葉書になるような景色です。



 1番ホールのグリーンです。左右にガードバンカーが待ち構えています。花道狙いなのですがOUTの1番で心身とも緊張し毎回バンカーに捕まっておったと記憶しております。それにしても真っ青な空ですね。左の山は地肌が何億年かけて風化し現在の月面に似た凸凹した「月の谷」の山脈の一部です。



 2番ホールのレイアウトの説明をします。(写真左側)Back TEE からは右側の大池と大きなガードバンカーが見えます。がRegular TEEからは更に眼前に小池が広がっています。またグリーン右側の2つの池の間に3番ホールのTEE/Gがあります。



 2番ホールのBACK TEE/Gです。グリーンの手前右側に大きな池があります。左はOB。



 2番ホールのRegular TEE/Gです。眼前の池に玉が吸い込まれる人も時々見られます。BACK TEEよりも更に大きく大池やバンカーが見え緊張します。



 3番ホールのTEE/Gから2番ホールのグリーンを撮っています。グリーンは2段になっております。本日は下側にピンホールを切っています。上側に切ってある時に何回も往復したのを思い出します。



 2番ホールの池に囲まれた3番ホールのTEE/Gです。TEE/Gも狭いし眼前のフェアフェイアが見えない打ち下ろしで、フェアウエイも狭く何回も隣のコースから2打目を打った記憶があります。



 3番ホールのグリーンです。奥に向かって傾斜しております。




標高6,000m超級の山麓に架かる橋?

2008-09-18 22:56:50 | ボリビア(1st)
 経済急成長中の楽園の街サンタクルスを後に再びアンデスに戻ってきました。ここはボリビア国の6,000m超級の万年雪を冠した麓で、最貧国の中での最貧市がありその中で最貧の村があります。=ゆえにどうしようもないボロボロの貧困です。周囲に連座する高山からの雪解け水が1年中ありますが、その水を引いて農業用水にする資金がないので農作物の生産は滞っております。ジャガイモは高地の荒地でもどこでも収穫可能ですが、ここは世界でも珍しい野菜(?)キヌア(白い薄い種子)を作っております。現地の人は寒い高地で熱いスープの中に栄養価の高いこのキヌアを入れて暖をとります。さて、この川の川幅は約150mで何やら近代的な構造物があります。10月から3月が雨季で、年600mmの大半がこの時期に降り、この構造物の上を沢山の土石を伴い轟々と流れます。写真はこの構造物の竣工1年後の乾季に撮った写真ですが、元の姿は見受けられません。設計のミスではありません。そういう風に設計されたこの構造物を「潜水橋」と言います。ドリームカムトウルーの♪で「晴れたらいいね」 と言う歌があります。その歌詞のなかに出てきます。雨が降ると橋が水の中に潜るのでこの名がついております。大型車が1台通れる幅で車道の横に75cm嵩上げされた歩道があります。毎年ここに堆積した土石は撤去され維持されます。雨季には毎年この状態になるのです。この工事は本邦の無償資金協力援助で造られたODAで、限られた予算で最大の効果が現れるように造られております。この橋の建設によりいままで雨季に約13kmの迂回が無くなり対岸の村との交流が容易になり、また、新たに取水口とそこから用水路を新設、農作物生産面積の拡大、それに合わせ最寄の市までアクセス道路を建設し流通時間の短縮を図り、より多くの生産物を遠くまで送れるようになってきました。このプロジェクト(PJ)は同国で最初のパイロットPJであり、この成功体験が継承されて、多くの貧困の村が僅かでも豊かになり、一定の生計が可能になる事を願っております。何も無い村でしたが太陽は燦燦と輝いておりました。

ボリビア国の楽園サンタクルス市

2008-09-16 21:18:02 | ボリビア(1st)
 ボリビア国の第二の都市サンタクルス市は標高約3,700mのラパス市とは異なり、標高約400mのサンタクルス州(日本とほぼ同じ面積)の州都であり、年平均気温24℃の熱帯平原地帯です。この国は①ラパス市があるアンデス山脈の高山地帯②標高約2,500mのコチャバンバ市がある渓谷地帯③ここサンタクルス市のある平原地帯の3階建ての国と称せられています。標高が低いここは農業や炭化水素系資源があり、年々,高山地帯や地方からの貧困者が移住し始め、商業の中心地となっております。ブラジルの湿原地帯パンタナル地域やブラジル各地へは、ここから2両編成で4速ギアのディーゼル列車(最高クラス列車で確かプルマンと呼びます。所謂 光やこだまと同様な呼称です)で行きます。住みやすい気候で街を少し行くと緑豊かな田園地帯が広がります。ここには約50年前には九州出身者と沖縄出身者で構成された2つの移住地があり、今は(入植時は大変苦労されたと聞いております)ボリビアの食料や経済を担っております。街は9月24日広場(Plaza 24 de Septiembre)を中心に環状型に道路を形成しながら拡大し続けています。一枚目の写真は9月24日中央広場にそびえる大聖堂です。二枚目の写真は何だと思います?
ここボリビアはクーデタでめまぐるしく政権が変わり、南米の最貧国となり、他国のODA等の有償融資により、経済開発援助が行われたにも関らず、債務返還能力なしのレッテルを貼られたHIPC(重債務貧困国)で、その最上級=拡大HIPCイニシアティブ(重債務貧困国で債務の100%削減を供与できる国=2001年に適用)と言うナマケモノになりました。前振りが長くなりました。
 近年はサンタクルス州やその南部での炭化水素資源の産出等々により、経済は前向き傾向にあります。そのせいかどうかは分かりませんが、このナマケモノ動物はここの公園を追い出され?可哀相な気もしますが、檻のある監視員(IMFではありません)付きの動物園に移動したと聞いております。2004年はIMFとの合意の上財政赤字の削減をしたと聞きおよんでおります。今後の発展を大いに期待しております。何処かの先進国とは違い、何しろ鉱物や炭化水素系資源は無尽蔵にあるのですから・・・。




世界一高所?のゴルフ場の名物ホール

2008-09-12 01:32:49 | ボリビア(1st)
 ここラパスには唯一の18ホールを持つ立派なゴルフ場があります。標高3,000m以上なので空気が薄くその抵抗が少ない為、飛距離は出るのが理論です。が、それはプロ並の腕を持つ人の特権の様な感じがしています。私も海外生活が長く楽しみのひとつは安価にプレー出来るゴルフです。ここは友人が会員なのでビジター料金30US$でプレーを出来ます。(プラスキャディフィーは必要です)さてそれなりのゴルフ歴がある私には、余り空気抵抗の恩恵が無いように感じています。多分に(自発的or癖?)にフックやスライスを打てるゴルファーには負の作用が働きボールにキレが無くなるのではないかと言い訳をしております。またコース設計も難しく設定されており、例えば、10m位のユーカリの林の間を通さなければならないホール、人口の池を沢山取り入れたホール、谷越えホール、ティーグラウンドから前の視界が見えないホール、打ち上げや打ち下ろしホール、さながら砲台グリーンで乗らなければ奈落の底に落ちる傾斜の急なホール、右が林で左はOBの10m位の範囲内でティーショットを強いられるホールとか本当に各ホールとも素晴らしく良く考えられたコース設計で技術者の知恵を吹き込んで造ったコースと感心します。さて、このゴルフ場でも特に目玉の名物ホールがこの写真のホールです。通称「月の谷ホール」と呼びます。100ヤードチョットのショートホールですが、グリーン前には高さ約2.5mの深いバンカーがあり、左と後ろ側は奈落の谷で右は林です。バンカー側に傾斜したグリーンとティーグラウンドとの間は月のクレーターを思わせる奈落の谷があります。(奈落と書いたのは深さが20mから40mはある鋭角な窪みで、しかも狭隘でここに打込むとボールを拾いには決していけません。)ゆえに、兎に角onしなければトリプルボギー以上は覚悟の上でのショットになります。前方にイリマニ山を見ながらの素晴らしいホールです。会員も制限しており一人でプレーされている方も見受けられます。ゴルフ場を一人で回れるとはここで初めて知りました。「うらやましい」の他に形容する言葉がありません。ここでは4人一組で回す慣習はありません。何だか彼の国の慌しさがが可哀相な気持ちになってきます。
それはさておき、ここラパスのゴルファーは高所にも関係なく素晴らしい実力の持ち主の方々ばかりです。コースレイアウトのお蔭と安価でプレイできる回数の賜物と考えています。彼の国もせめて安価に回せてもらえば腕前は上がると思いますが???。

世界最高所の首都ラパス(No.2)

2008-09-11 01:01:32 | ボリビア(1st)
 標高4,000m超のエルアルト空港からラパス市内に入りました。逗留した4星級ホテルの7階から撮ったイリマニ山とラパス市の高層ビル群です。ホテルはここボリビアに居住する友人に依頼して通常の半額の値段になりました。彼らはここに居住して会社を設立しているためコーポレート価格になります。世界各国どこでもホテルの値段はその国の物価に比べはるかに高く、ここボリビアでは一般労働者の約1ヶ月分の給料 or それ以上に匹敵します。ところが過去にはホテルのセキュリティーはお粗末でフロントのセーフティボックスに預けたお札が1枚抜き取られるのは常習でした。その為に何を預けるのかいちいち記述して預けなければなりません。私の友人で預けたものの内、財布のみ盗られた人もいます。それでもホテルは謝罪ひとつするわけではなく、責任回避をし非は100%の確率で認めないのが常です。地方都市では必ず何を預けるか明記する必要があります。プライバシーを見られる様で良い気持ちはしませんが必要条件です。最近は客のクレーム多発で改善され、4星級以上のホテルは部屋の中に暗証番号登録するセーフティボックスが設置されるようになりました。カメラやCDプレーヤー等ロビーに忘れたらまず出てこないことは覚悟しなければならないでしょう。これら盗品はエルアルト市の露店市(通称泥棒市)に行けば本人の名前入りのままで売られているそうです。またスリやヒッタクリの手口は鮮やかで、盗られた本人も天晴れだと感じる程、見事な技です。ドネーションしたと思えるほどのその手際に怒りを忘れ苦笑します。日本でも「浜の真砂は尽きるとも世に・・・・・」と言う伝えがあります。やはりそうなのでしょう。話が逸れてきました。
このホテルの場所がすり鉢形状の底の部分にあたり大半が高層ビルです。またイリマニ山側の更に低い場所(=更に空気の濃いところ)に超高級住宅街も存在します。左サイドに見える橋は他国の有償融資によるパープ型の斜張橋です。イリマニ山と青い空と調和し絵になる光景です。夜には南十字星や銀河が見られる 良い所です。

世界最高所の首都ラパス市

2008-09-09 18:13:01 | ボリビア(1st)
 世界最高所にある首都ラパス市です。(憲法上の首都はスクレ市)この写真は4、000m超の飛行場のあるエルアルト市から見たすり鉢形状の下方にあるラパス市を撮ったものです。後方に見える雪を冠した山は標高6,402mのボリビア富士とも言われている(在住日本人の間で)イリマニ山です。ラパス市の標高は3,650mで富士山とは約130mしか違いません。(≒富士山の高さです)すり鉢の斜面には日干しレンガ(ここではアドベと呼びます)で造られた家に、貧しい人々が斜面に張り付く様に暮らし、空気の濃い下の方は富裕な人々が暮らしています。下方には20階~30階建のビルが林立し、ここ4,000m超のエルアルト市の空気の薄い所は、鉱山閉鎖に伴う失職者や地方から貧困な人たちが、首都ラパスに職を探しに違法に住み着いています。エルアルト市は先に公開しましたチリの天文台同様な大平原ですが、一方ラパス市はすり鉢の底なので土地が限られ、建物は高層化しているのです。高層化の点では、どこかの国の首都も土地が限られ高層化しているのと近似している様に感じます。ここラパス市は何でも世界一高所で名を売っております。たとえば、世界一高所の5星ホテル、ゴルフ場、国際サッカー協会公認のサッカー場等々。でも神様はちゃんと平等に、きれいな空とジャガイモやとうもろこし等々、自給自足できる種だけは与えてくれ、小生が知っているアフリカとは違い、人々は貧困ですがなぜか毎日陽気です。毎晩、路地でフォルクローレ(フォークソング)を歌い踊り、とうもろこしで作った焼酎(チーチャと言います)を飲みながら、楽しんでいます。何でも手に入り、時間通りに暮す経済豊かな国と、何も無いが自然の流れに合わせ肩寄せて暮らしてる貧国、どちらの生き方が人間として豊、かを考えさせられます。