土木技術者が撮った中南米の「光りと影」の写真 及び 他国風情

 約22年間の中南米赴任中に土木技術者の視点から撮った写真。開通前のパナマ運河に架かる第二アメリカ橋は圧巻 & 他国事情

花の街グアテマラとマヤ遺跡

2009-02-10 13:11:54 | グアテマラ
 さてグアテマラシティの東京で言えば新宿近辺の高級ホテルやオフィス街でZONA 10(10番地区)にいます。通りを少し外れるとこういう花が咲いています。これはグアテマラ桜ではないですよね。多分ツツジ科の一種だと思いますが。


 これはグテマラ桜とツツジ?が絡んでおりますし花弁の大きさもマチマチです。でもきれいですね。花だけを見ると以前ボリビアとブラジルをつなぐ鉄道工事をしている時にサンタクルス市で見ましたタヒーボと言う花にも似ています。中南米の花はどの花も色鮮やかに見えます。人間性の明るさが花にも移るのでしょうか or 花の明るさが人間性を育むのでしょうか。否、互恵しあい両立してなお更に明るくなるのでしょう。


 南のエルサルバドルに行く高速道路です。料金所もサービスエリアもありました。現在本邦のODAにて道路の整備が行われていると聞いております。安全で無事に工事が完成することを祈っております。


 車で約2時間以内でゴルフ場を兼ね揃えたリゾート施設が散在します。市街地の喧騒を離れてここに来れるのは一部のブルジョワのステータスなのでしょうか。グアテマラシティも標高は約1,500mありますがそれよりも高い標高約2,000mの周りは緑と山だけの所にあります。この花はジャカランダと思います。寒いのでまだ咲いているのでしょうか。


  グアテマラに来て次の3枚の写真を紹介しないとグアテマラ観光協会からお叱りを受けます。今回は残念な事に行く機会を逸しました。またまた富士山です。スペイン人の征服者が建てた以前の首都アンティグアから見た「グアテマラ富士」のアグア火山です。1773年地震により被害を受け現在のグアテマラシティに遷都されました。高さも約3,766mでほぼ富士山と同じです。「なほあまりある昔なりけり」です。

(写真はWIKIMapiaから引用)

 前回訪れたのが1996年です。古都で教会や修道院が数多くあり(中には地震で壊れた教会も残っています。)このアーチの時計台にも驚かされました。約10年経った今でも鮮明に覚えております。街自体が約1km四方ですし通りが碁盤の目上で整然として京都みたいな感じです。

(写真はWIKIMapiaから引用)

 マヤ文明最大の遺跡がグアテマラ北部の熱帯雨林の中に点在している神殿都市ティカルです。メキシコのピラミッド形式テオティワカンの影響を受け継いでいます。テオティワカンが衰退した8世紀に造られたと言われております。ティカルはグランプラサ(大きな広場)を中心に2つの神殿をかまえ、広場を中心に500mの範囲内に計6つの神殿があります。その内の一つの2号神殿です。

(写真はWIKIMapiaから引用)

 次回からは世界最高所にある:平均標高3,317mのゴルフ場全18ホールを紹介いたします。

花の街グアテマラシティと金環皆既日食

2009-02-09 18:49:40 | グアテマラ
季節は3月末から4月初旬。何やら大通りの並木はピンクに色づいていますと言うより環境の影響を受け早々と抜け落ちているのでしょうか。

 
 近づいて見ました。桜の葉が群生しています。在留邦人の友人に訪ねると「グアテマラ桜」と言うとの事です。世界中に「桜」や「富士」があります。海外在住者にとっては望郷への様々な「とき」や、様々な忘れ難い「想い」が過ぎります。ふるさとは遠きにありて思うものなのでしょうね。よしや、うらぶれても・・・もしくわ立身しても 純粋であった時=心 を忘れるべからず と私は解釈します。私の両親は早々と他界し、住んでた家もありません。知らせを聞いて戻るのに2日はかかります。ゆえに対面は棺の中となります。数々の親不孝をし、死後も親孝行出来なかったので、せめての償いに両親の墓はふるさとに残したままにしております。面倒は近くに住む結婚した妹達が見てくれております。妹達には申し訳ありませんが生涯このままにし「ふるさとの想い」をいつまでも持っていたいと考えております。


 この花の名前はここでは「マキリスグア」もしくわ「マスキリグアテ」と言い、ジャワ島原産のマメ科の植物です。(桜はバラ科です。)36年間という中南米最長の内戦に終止符を打ったグアテマラシティーも急速に都会化しております。「利便性と温暖化対策のバランス」を考えた美しい町に変貌しようとしております。


 日本においても桜の種類は沢山あります。私には牡丹の花が咲いてるように見えました。八重桜のようですし桜色から白色に変わるそうです。白色に変われば散るそうです。日本の桜は変わりませんよね。(この話は友人の弁で信憑性はありません事付記します。)


 友人宅にお邪魔していると突然窓の外が暗くなりました。今日2005年4月8日(現地時間)は数10年ぶりの金環皆既日食の日との事で、あわてて外に飛び出しました。


 どういう状態で撮影したか記憶が薄く説明が出来ないのですが、写真の順番に掲載しています。多分もう月が去って行っている状態と考えます。


 国立天文台の検索サイトで「皆既日食」と「金環皆既日食」の違いを調べて見ました。「皆既日食」は月が太陽を全て覆います。「金環皆既日食」は太陽が月よりも少し大きく月の外周(縁)に金の環が見えることから来ています。この写真の外周は少し明るくなっていますが太陽本体なのでしょう。写真を見れば回りの空は薄暗く日食の様ですが・・。日食はこんなに明るくは無いですよね。上記国立天文台の記事では南米ではエクアドル国ガラパゴス島の北約800kmで「金環皆既日食」が見られると記述されてましたので、こことは約1,000kmの距離ですから見え方が違うのでしょうか?(そんな事は無いと認識はしていますが。) そういえば国立天文台のチリの5,000m超級の山でご活躍中の皆様お元気でしょうか?



(特記)
 次回までグアテマラを掲載します。その後本ブログの読者5人の方々から世界一高所の(富士山の9合目の高さ)のゴルフ場を掲載できないかのご要望がありました。ゴルフ場のPRで乗り気では有りませんでしたが、その内の数人(全員60歳はとうに越えられています)の方の「もう年で体は弱ったけど心だけは高所でゴルフした若い気持ちを思いださせて欲しい」との言葉に感じました。私の手持ちの写真では不足なので全18ホールをボリビア在留のNB社のH氏とT氏に無理なお願いをし写真を頂戴いたしました。以前にも本ブログで記述しましたが素晴らしいゴルフ場で私なら世界100選に入れます。(既に入っているかも知れませんが) 以上