土木技術者が撮った中南米の「光りと影」の写真 及び 他国風情

 約22年間の中南米赴任中に土木技術者の視点から撮った写真。開通前のパナマ運河に架かる第二アメリカ橋は圧巻 & 他国事情

叡智を尽くしたPJ(No.6)

2008-11-14 00:07:18 | ペルー
 太平洋沿いの国道・・ペルーの湘南道路からプラントへのアクセス道路です。芝は完全に根つき、潅木も整然と植栽され、さながらここだけが砂漠のオアシスのようです。


 プラントの遠景です。この海岸道路は起伏が多く高い位置に来ると煙突と太平洋に突き出た異様な構造物がその都度見えます。今ではこのプラントは南部地域のランドマークです。


 ピラミッド形した採光屋根のある管理棟の背後からプラント心臓部を撮っております。煙突からは白く透明に近い排煙が見られます。CDM(クリーン開発メカニズム)締結前ですがプラント技術者の叡智により「地球環境に優しい」を目指し完成させられたプロジェクトです。各国の国益はあるでしょうが、土木のみならず技術者の使命である「地球に優しい環境を創造する」が優先されております。本プロジェクトは、多種多様な技術者達の真摯な努力が自然の造物主にも通じそして守られ、限られた資源にて記録的な速さで成就させたプロジェクトとしてペルー国のみならず関係各国で語り継がれております。

 
 桟橋建設も幾度も荒波の手痛い挑戦をうけながらも楊炭プラットフォームまで到着しました。


 注目の構造物も桟橋の高さまで無事に建造され太平洋の波も驚いて白い泡を吹いております。

 
 次週からは「世界遺産マチュピチュ遺跡」内の建造物を掲載の予定でおります。
この記事についてブログを書く
« 叡智を尽くしたPJ(No.5) | トップ | 空中都市マチュピチュ »
最新の画像もっと見る

ペルー」カテゴリの最新記事