土木技術者が撮った中南米の「光りと影」の写真 及び 他国風情

 約22年間の中南米赴任中に土木技術者の視点から撮った写真。開通前のパナマ運河に架かる第二アメリカ橋は圧巻 & 他国事情

帰国 (奄美大島)

2015-09-25 01:45:53 | Japan
 過日に帰国しました。

 海外から帰国すると

 日本の自然の美しさ、人たちの礼儀正しさや優しさが

 身に染みて感じられます。

 (突然ですが)日本米はオカズなしで食べられるほどに本当に美味しいです。


 今回は戦時下で束縛が多かったアフリカからの帰国ですから、

 今までになく、その素晴らしさを享受しています。  

 ともあれ・・・
 
 日本は自然が豊かで生活環境は秩序があり、何と住みやすい国なんでしょうか!

 やっぱり住みやすさとなると世界一だと考えます。

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 片や、自然のスケールの大きさはアフリカにはかないませんが

 日本にもアフリカのように自然が残された場所は多数あります。

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 アフリカで疲れた心身の静養を兼ねて(=命の洗濯)

 奄美大島・加計呂麻島に行ってきました。
 
 歳を経るごとに陸の孤島、加計呂麻島の良さが分かってきています。

 陸の孤島と言っても大島本島南端の古仁屋からフェリーで約30分以内です。

 スーパーマーケットやコンビニ等は一切ありません。

 島の足は昔からバスです。

 バスの運行は古仁屋往復のフェリーの時間に合わせています。

 フェリーは島の東側(生間港)と中央(瀬相港)に離着岸します。

 一日数便です。 よって島内の交通は便利とは言えません。  

 が、 そこは素朴な自然と自由があり、生活環境の秩序もあります。

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 一方、

 アフリカは自然はあります、が、

 その自然を享受するよりも何よりも、

 自分の命を守るのが優先されます。

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 閑話休題、

 7月9日は世界で最も新しい国の第4回目の独立記念日でした。

 と言っても、未だに一触即発の政治状況なので不測の事態に備えて

 今までも全ての祝日はそうであったように、いわばホテル内での監禁状態です。

 何かしようにも戦時下においては自分の安全が優先されますので

 その生活に慣れなければなりません。 

 が、それは次第にフラストレーションとの戦いになります。

 通常、どの貧国においても3ケ月住めばそこに溶け込めますが

 ここの自由が束縛された環境で生活するのは厳しいものがあります。

 ・・・・・

 この国は後十数年は変わらないように考えます。   

 政権に携わる者のガバナンス能力の欠如、腐敗の蔓延、権力の横暴等々、

 目に余るものがあります。

 彼らに良識の自覚がないように感じますし、

 民衆に選ばれた彼らは自分の安泰や蓄財しか考えていないようです。

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 道半ばのリタイヤーは後ろ髪をひかれる思いですが、

 自分の健康があっての物だねですので帰国を決意しました。

  
 この国の現状の写真は追って投稿いたします。

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 今回、奄美大島の素朴な自然を紹介します。

 
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 奄美空港へ着陸します。
 奄美大島本島の北側に位置します。

 奄美空港
 残念ながらこの日は曇っていて
 南国特有の抜けるような空は見受けられません。

 奄美特有の木が迎えてくれます。
 何でしょうか。

 この木です。

 これが実です。
 アダンと言います。

 空港の出口には伊勢海老や熱帯魚が迎えてくれます。

 空港から奄美市(旧名瀬市)に向かいます。

 言わずと知れた本場大島紬発祥の地です。

 この木は何でしょうか。

 同上。

 フーテンの寅さんの遺作=48作目の舞台が加計呂麻島です。
 ガジュマルの木と言います。

 奄美本島南端の古仁屋港
 空港から約80kmで車で2時間弱で到着です。
 ホテル等の宿泊施設があります。加計呂麻へ渡る拠点です。
 加計呂麻島には約10軒の民宿とペンションがありますが、
 ダイバーたちで、いつも混んでいると思われますので必ず予約が必要です。

 近年、大島海峡(奄美大島本島と加計呂麻島の間)で近大がクロマグロの養殖をしています。

 古仁屋港にある寅さんのロケ地案内碑

 この海上タクシー「デイゴ丸」に乗って寅さんたちは加計呂麻島に渡りました。
 映画ではリリーさん、満男君と泉ちゃんが乗船しました。 船長は田中邦衛でした。

 フェリーに乗船し古仁屋を後に加計呂麻に向かいます。

 大島海峡です。

 同上

 同上
      加計呂麻島の面積は山手線内の約1.2倍で
 海岸線は147kmあり山手線の約4倍の長さです。
 島は東西に長く約16kmで南北は約5kmです。
 意外と大きな島です。

 何もないけどノスタルジーがあります。

 瀬相の港

 生間の港

 島の東側の諸鈍湾です。
 この海浜を諸鈍長浜と言います。

 同上。

 この木は何でしょうか。

 大きな枝が海岸を覆っています。

 同上

 毎年5月末から6月にかけて赤い花を咲かせます。
 デイゴです。

 島の西端側の芝です。

 同上

 同上

 同上

 最東端の徳浜です。

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 生間の港

 古仁屋からのフェリーが来ます。

 同上、大写し

 生間のフェリー桟橋の海底まで(4m)の透明な海

 生間港を離れます。

 加計呂麻島を後にします。

 同上

 同上

 古仁屋が見えてきました

 同上

 古仁屋に戻ってきました


 ー以上ー