土木技術者が撮った中南米の「光りと影」の写真 及び 他国風情

 約22年間の中南米赴任中に土木技術者の視点から撮った写真。開通前のパナマ運河に架かる第二アメリカ橋は圧巻 & 他国事情

東京の摩天楼・・

2016-06-13 02:50:43 | Japan
 
 梅雨入り前の5月25日水曜日にアヤメを見に佐原水生植物園に行き、

 その後、利根川を越えて茨城県の潮来にアヤメを見に行きました。

 が、両方とも総じて6月の初旬頃=梅雨入りの時期が見ごろで、ボチボチ咲でした。

 水生植物園は生憎、お休みで垣根越しに中を覗いて見ました。

 一昨年の5月下旬にはあやめは咲いていました。(写真は2014年のもの)

 同上。女船頭さん乗っているのが「サッパ舟」です。

 今年(2016年)の5月下旬には未だ咲いていません。


 アヤメ→カキツバタ→ハナショウブの順に咲きます。(佐原水生植物園の看板)
 私は未だに区別がつきません。


 潮来のアヤメ園もボチボチでした。
 潮来の伊太郎も旅人が訪れなくて寂しそう。


 同上。佐原も潮来も利根川に繋がる水郷の街です。
 江戸時代は運河が交通手段でした。
 潮来の花嫁さんは簡素な「サッパ舟」で嫁入りをしました。
 カイを漕ぐ音が「ギッチラギッチラ」と聞こえとても風情があります。

 同上

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 6月3日に佐倉城址公園に行くと、なんと菖蒲が満開でした。
 (アヤメだと思っていたら菖蒲でした。)

 同上

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 隣接する「くらしの植物苑」には珍しい(私には)伊勢ナデシコが満開でした。

 なよなよした寂寥感が漂います。

 同上

 伊勢ナデシコの由来

 集団で見ると艶やかにも見えます。


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 さて、本題の東京摩天楼・・
 ・・と言えば、やっぱり西新宿副都心でしょう。

 5月末に何10年か振りに黄色い電車(総武線)に乗り新宿に出かけました。
 江戸川を越えるとスカイツリーの全容が見えてきます。
 現在は電車で一瞬で江戸川を渡りますが、
 昔は「矢切の渡し」で「ギッチラギッチラ」だったのでしょうね。

 両国の国技館越しのスカイツリー。


 伊勢志摩サミットの最終日でJR新宿駅は警察官でガードされ物々しいかった。


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 また、見違える変貌を遂げたのがJR新宿駅南口です。
 昔はルミネしかなかったのですが、南口の東側に高島屋ビルが建ち、そして今は

 甲州街道を挟んで南側(代々木側)に新宿駅南口が増設され、
 バスタと言う長距離専用のバスターミナルビルができていました。

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 一方、東口の新宿通りや靖国通り(青梅街道)は約10年前と、そんなに変わってはいないようです。
 ただ、コマ劇場やその付近の建物は解体され昔の面影はありません。

 いつもなら西口改札方向に出るのですが、今回は私にとって遠い昔の記憶が残る
 アルタ側(昔は二幸)の東口前に出ました。

 LUMINE EST(ルミネ東)と書かれています。
 ルミネがここにもあるのでしょうか。


 東口からアルタ側を望む。金曜日の昼下がりでこの混雑です。


 アルタ横の歌舞伎町へと続く小路は若い人達で溢れていました。
 今でも相変わらず人気なんですね。何か若い人を引き付ける新しい名所ができたのでしょうか?

 昔は人波を肩で風を切って?歩いていましたが、
 今は人波を見るだけで歩く気力が失せてきます。


 ドリアンが7,000円? インドネシアで約20年前に食べた時は
 100円位と記憶しています。ここのは最高級のドリアンでしょう。


 狭い小路の建物全階に張り付く昔同様の看板やネオン群。今は脅威を感じます。


 新宿通りの高野フルーツビルはビッグカメラに様変わり?

 昭和39年の高野ビル。
 富士銀行やワシントン靴店も、もう少し進むだ紀伊国屋書店も懐かしい思い出があります。


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 東口から西口への通路は、以前と同様に線路下の地下道が潜って、


 西口の思い出横丁にでます。相変わらず健在でした。


 東西自由連絡通路がオリンピック開催までに竣工予定で建設中。
 現在の構内北側通路に隣接した、さらに北側に幅員25mで完成。


 横丁を通り過ぎて、
 小田急ハルク前の陸橋に上がると聳え立つ摩天楼群が見えます。

 同上、新宿駅側


 西口公園へ繋がる地下通路に下りたら、そこはきれいに整備されていて、
 ダンボール造りの家はありません。
 ここの住人はどこに引っ越しをしたのでしょうか?


 地下通路の出入り口は新宿では最古の超高層ビル京王プラザホテルです。
 さつきがきれいでした。


 三井ビル(右側)と住友三角ビル(左側)は分かりますが中央後ろは・・・


 こちらは都庁と以前はKDDだった現在のNSビル。


 西口地下道の出入り口。


 中央のビルは外壁面が曲折しており、薄褐色の落ち着いた壁面は陽光でその色が変化します。
 ビル名は「新宿センタービル」。お勤めされている方の大変さが偲ばれます。


 裾が広がった形の旧安田生命ビル。
 上記「センタービル」と、このビルは東京砂漠の威圧感を感じる超高層建物の中にあって
 暖かさみを感じます。それは建物に表情を感じ取れるからと考えます。


 このビルはケバケバしてちょっと違和感を感じます。(以前は朝日生命ビルだった?)


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 都庁側の地下道を引き返し京王線の改札前左手の階段を上がり

 ルミネがある南口へ行く二階通路の入口から京王線改札口を見ています。、


 南口への連絡通路をルミネに出て、そこからJR新宿駅南口にでました。
 南口の甲州街道沿いは、そこは別世界が広がっていました。

 甲州街道を挟んで南側(代々木方面)


 同上、北側(中野方面)


 上記、甲州街道(四谷側)


 同上、初台、八王子側


 バスターミナルビル=バスタ新宿


 代々木にあるマンハッタンビル?=ドコモビル


 高島屋新宿ビル


 バスタ新宿内部エスカレーターで四階のターミナルへ向かう。


 長距離用バスターミナル

 同上


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 6月初旬に千葉県長南町の長福寿寺境内にベニバナが満開と聞き行ってきました。

 長福寿寺は「ゾウさん」のお寺で有名です。  ・・それはさておき

 ベニバナは紅を取るので赤い花と考えていましたが、黄色い花が満開でした。


 中には赤くなっているのもありました。


 アザミのようにも見えます。


 長福寿寺


 何でも願い事が叶うゾウ の吉ゾウ君がいます。
 比叡山延暦寺の開祖 最澄が開山した東の天台宗の(西の比叡山に対して)
 大変に由緒のあるお寺です。


 ベニバナと聞けば山形がつと有名ですが日本では、ここ長南町が平安時代に

 アフリカ北部や中近東のアラブ諸国からシルクロード経由で入手したのが起源だそうです。

 砂漠の多い中近東で咲く花とは生命力の強い花なんでしょうか。

 そういえば、中近東でよく見るアザミに似ています。

 蛇足ですが、「めでためでたの若松様ーよ 枝ーも チョイチョイ・・・」の

 花笠音頭の笠に飾られた花は「ベニバナ」です。

 ー以上ー