土木技術者が撮った中南米の「光りと影」の写真 及び 他国風情

 約22年間の中南米赴任中に土木技術者の視点から撮った写真。開通前のパナマ運河に架かる第二アメリカ橋は圧巻 & 他国事情

いずれがアヤメかカキツバタ

2014-06-28 02:30:33 | Japan
 6月になれば、水郷ではアヤメ、カキツバタやハナショウブの花が見ごろになります。

 千葉県の水郷は「佐原」です。

 茨城県の水郷は「潮来」です。

 佐原と潮来は隣同士に位置します。

 佐原は以前は佐原市でしたが隣接の香取と合併し香取市になりました。

 佐原は千葉の小江戸と言われて今でも古い街並みが佇んでいます。

 日本地図を作った伊能忠敬の旧宅もその古い街並みの中にあります。

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 県境は一般的には大きな川の中央で仕切られます。

 ここ水郷には坂東太郎(利根川)があり、川を挟んで北側は茨城県です。  が、

 ここ佐原の水郷地域だけは利根川を飛び越して茨城県側に存在しています。

 所謂、利根川を越えた飛び地になっているのです。

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 アヤメ、カキツバタとハナショウブは同じアヤメ科の植物で似ています。

 私にはその見分け方は分かりませんが、

 その違いの一つとして (まだ他にもありますが)、

 ・咲く時期が少しずつズレている。

 ・花弁の付け根の部分の模様や色に違いがある。

 ・・・・・だそうです。 だけど、初心者にはその見分けは難しいと思います。

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 佐原では5月上旬から6月初旬にかけてアヤメ→カキツバタ→ハナショウブの順に咲きます。

 その後、ハスの花が咲きます。 と、 園内の立看板に書いてあります。

 訪問日時が6月初の「あやめ」祭り開催中ですが、園内の花は「ハナショウブ」だと思います??

 だから、開花の初めで園内に所々に散在して咲いていました。

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 園内は道路のなかった昔のように水郷があり、水郷の交通手段である「さっぱ舟」=「嫁入り舟」が

 水郷内を観光客用に運航されています。

 さっぱ舟は昔「♪潮来花嫁さん♪」と言う流行り歌がありました。

 道路を造るのが難しかった昔の水郷では、花嫁さんはこのさっぱ舟で嫁いでいったのです。

 女船頭さんの漕ぐ艪の音がこの歌の中では「♪ギッチラ・ギッチラ・ギッチラコ♪」とあります。

 そのように聞こえたのでしょうね。  ここにいるとその昔の風情が浮かんで来ます。

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 あやめ祭りの期間中に水郷の面影を残す、佐原水生植物園に行ってきました。

 また、佐倉城跡公園(=歴博=国立歴史民俗博物館)の花ショウブ、

 川村記念美術館(佐倉市)、服部農園(茂原市)および花野辺の里(勝浦市)のアジサイも見てきました。

 
 ご覧ください。


 あやめ祭りが開催されていました。

 入口の前には露店があり、あやめ?を売っています。

 同上。

 同上。

 入口を通ると、あやめの仲間の見分け方の立て看板があります。
 それほどに見分けるのが難しいのでしょうね。

 同上。

 さぁー園内に入ります。

 カメラマンが見られます。
 三脚を置いて本格的な人もいます。

 園内に広がる池(湖沼)。

 約100mある藤棚。
 訪れた6月は花の時期を逸していました。

 藤棚を横から見る。

 藤棚から見ています。

 同上。

 同上。

 同上。

 藤棚の先の風景。

 同上

 花を摘む女性は女船頭さんのいでたちで、
 三角の編み笠、紺の着物と赤い前掛け姿です。

 園内のさっぱ舟遊覧。
 女船頭さんがギッチラと漕いでいました。

 園内の最深部にある蓮池。

 開花はもうすぐです。

 同上。

 広い園内です。

 水生植物園の周りには日本の原風景が広がっていました。



 歴博(国立歴史民俗博物館)

 ハナショウブです。 

 同上。

 同上。

 蓮池。

 開花寸前。



 広大な川村記念美術館の庭園。

 庭園および植物園は無料開放されている。

 今の季節、アジサイがきれいです。

 同上。

 同上。

 同上。

 同上。

 同上。

 同上。

 同上。

 同上。カシワバアジサイ。

 庭園へのアクセス散策路の山もみじ。

 同上、ヤマボウシ。

 同上。



 服部農園入口の長屋門。

 山肌一面に咲いています。

 同上。

 同上。

 同上。

 同上。

 同上。カシワバアジサイ。

 同上。



 花野辺の里の入口。風情が漂います。

 入口を抜けると竹林です。

 この白い大きなアジサイの名は「アナベル」と書いてありました。

 直径約30cmは優にあります。

 ここのアジサイは色が鮮やかに出ています。
 多分に日常の手入れの違いと思いますが・・・どうでしょうか。

 色とりどりのアジサイです。

 山の上まで咲いています。

 色が鮮やかです。

 同上。

 ウグイスです。

 アジサイが生き生きしています。

 同上。


 (編集後記)

 上記は、千葉県房総でもアジサイとして有名な場所と聞いています。(まだ沢山あると考えます)
 もう一か所、「麻綿原高原」のアジサイもきれいと聞き、訪ねてみましたが、
 途中に、「豪雨のため崖崩があり通行禁止」の立札があり断念しました。
 住民がいない非生活圏ですので、防災は後回しだと考えます。

 日本を旅していると、山岳道路は防災工事が所々で施されています。
 国道と称した道路も一部区間で道幅が狭小になり危険な個所は多くあります。
 こんなに文明が開けた日本においても、インフラの整備はまだまだだと
 目の当たりに体験しています。   
 最貧国と同じように順番待ちなのでしょうね。