土木技術者が撮った中南米の「光りと影」の写真 及び 他国風情

 約22年間の中南米赴任中に土木技術者の視点から撮った写真。開通前のパナマ運河に架かる第二アメリカ橋は圧巻 & 他国事情

風に誘われフワーリ

2013-02-28 00:31:07 | Japan
 初めに、

 アルジェリアに於いて、去る1月16日の

 テロにより犠牲になられた日本人土木技術者の方々に対して

 心よりご冥福をお祈り申し上げます。

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 私もアフリカにて仕事をする機会を得て、

 アフリカ行きを大変、楽しみにしておりました。

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 そして、

 来月からはそのアフリカにおいて、最貧国の人々と寝食を共にして

 何がしかの支援ができる事を嬉しく思っていました。そして、

 数年間の赴任に向けて、その期待感で胸を膨らませていました。

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 ・・・・・が、1月22日突然に友人の訃報が届き、

 何ともやりきれない気持ちであり、悔しくてとても残念な思いでおります。

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 全ては貧困からきます。
 誰かが手を差し伸べて上げなければ、
 彼らは生まれてすぐに死んでいくか、よしんば生きていれば
 悪に染まっていかざるを得ないのです。
 本当に可哀相ですね。世界で一番可哀相な人種です。
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 明日は我が身と心して、十二分に安全には気を付けならねばと

 強く肝に命じ、世界一の最貧国に赴く決心をしました。

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 アフリカ赴任までの寸暇を縫って、素晴らしい日本の風景に出会ってきました。

 海外赴任の前後は、いつもそうするように、今回、成田山新勝寺で

 旅の安全を祈願しに行きました。

 蛇足ですが

 おかげ様で今までに海外において何度も命を助けてもらいました。

 同県の手前味噌ですが、本当にご利益があると確信しています。(信徒ではありません)

 

 その後、

 富士山→桜島→開聞岳を眼下にみて南の島に行きました。

 南の島は一月でも常春で気温が約20℃あり、風は心地よく、自然が自然であって

 人々は飾らず、親切で、礼儀正しく 昔にタイムスリップさせれら、

 心身ともリフレッシュをしてきました。

 映画「男はつらいよ」の「フーテンの寅さん」もこの街や島にきていました。


 まだまだ日本にも私が知らない数多くの素晴らしい自然や建造物があります。

 機会を作り、一つ一つ見に行きたいと思っております。

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 そして、機会があり「七色の谷を越えて・・」花の街にも行ってきました。

 冬時の空はどんより曇り、小雨まじりの冷たい風が吹いていました。

 いつものように最初にモンマルトルの丘に登り、

 そこから赤い風車まで、そぞろ歩いて、懐かしんできました。

 ここに来ると「カスバの女」と言う歌を思い浮かべます。

 「ここは地の果てアルジェリア どうせ酒場の夜に咲く」

 「赤い風車の踊り子の いまさら帰らぬ身の上を」とあります。

 切ない心に残る恋の歌です。やっぱりパリですね。

 でもこの歌は少し変です。アルジェリアはイスラム圏で禁酒です。


 ノートルダム寺院が今年で建立開始850年で盛大な催しがなされており

 寺院の正門には仮設の舞台が造られて、本年1月12日から11月24日まで

 850年祭の様々なイベントが執り行われるそうです。

 機会を作り皆様もぜひ行かれればと思います。


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 何はともあれ、旅に出ましょう。


 まずは日本の懐かしい冬の風景です。
「♪垣根の垣根の曲がり角・・・♪真っ赤なさざんかの咲いた公園です」



 「「成田山新勝寺2013年の正月風景」」

 JRと京成成田駅から約1km続く成田山新勝寺の「表参道」です。
 江戸時代からの古い建物が未だに残っています。

 なぜだか、この参道沿いには沢山のこのお店があります。

 やっぱり加工したものを食べる方が良いですね。

 もうお分かりでしょう。・・・の蒲焼です。

 ・・・屋さんやつくだ煮さんやお土産屋さんを通り
 坂道の下にここはあります。成田山の山門です。
 この山門を「五門三戸楼門」といいます。総ヒノキ造りです。
 メキシコ編参照されてください。

 仁王門です。階段の下の右側に手水舎があります。

 仁王門を潜り、更に急な階段を登ったところがここです。
 常香炉があります。その向こうが本殿です。

 成田山新勝寺の本殿。

 読経をする僧侶たちのお出まし。

 本殿に向かい右側(東側)にある三重塔。

 西側から本殿と三重塔を見る。

 本殿の西に位置する西翼殿。
 写真中央の石段を登れば次の写真。

 平和の大塔 と言います。

 同上。



 
 「「富士山、桜島と開聞岳」」

 きれいな富士山が見えてきました。

 同上。

 同上、更に近づきました。

 同上、火口。 


 手前が鹿児島市内。錦江湾に浮かぶ桜島。

 同上。

 中央が池田湖、右側が開聞岳。

 同上。開聞岳上方の小さく突出た岬が長崎鼻。



 「「南の島」」

 南の島の飛行場。

 南の島の空港。

 空港から市内へ向かいます。

 空港から車で約2時間の所にあるホテル。
 ここに「フーテンの寅さん」一行が撮影の為、投宿していました。
 マドンナは「リリーさん」です。
 この作品が「フーテンの寅さん」の48作目です。すなわち寅さん渥美清の遺作です。

 出演者や監督の色紙が飾られていました。

 本島からフェリーで約30分。寅さんの舞台の島へ行きます。

 左側が本島です。
 正面の向こうは太平洋で右側の島の裏側は東シナ海です。

 この海峡の海底にはサンゴ礁が広がっています。

 同上。

 同上。

 同上。

 同上。

 寅さんロケ地の島に着きました。地図の赤い目印のところ「生間待合所」にいます。

 白砂青松の美しい湾です。
 海面は凪いで鏡のようです。

同上。

 5月には「赤いデイゴ」の花が咲きます。

 晴れ間には透明な海が見れます。
 ♪美しい海を見たよ あふれたいた 花の街よ♪
 心が安らぎます。

 島の至る所にこの木「ガジュマル」があります。
 寅さんロケ地の看板が立てられていました。

 美しい島を離れます。

 南の島、特有の「アダンの木」

 これは「ヤシの木」です。

 この島の名産は泥染めの紬です。

 手作業にて繊細な作業が行われていました。 

 この築山の風景どこかで見ました。
 慈照寺の向月台のようです。

 ブーゲンビリアがきれいです。 

 ガジュマルの木。

 白砂青松の海。

 同上。

 同上。

 透明な海。


 

 「「花の街編」」

 この時期の空は「どんより」でした。
 この地下から地下鉄に乗り、モンマルトルに行きます。

地下鉄の駅を下りて、サクレクール寺院の登り口です。

 同上。

 もうすぐ頂上です。

 同上。

 サクレクール寺院からパリ市街を見ています。

 画家たちの広場は雨の為、ひっそりとしていました。

 同上。

 坂を下りて行きます。
 レストランもひっそり。

 通りもひっそり。

 ここ、果物屋さんは相変わらず元気でした。

 同上。

 お花屋さんも元気でした。

 同上。

 「赤い風車」もクルンクルンと回っていました。

 同上。

 パリの空の下のエッフェル。
 中央に垂直のエレベーターリフトが3基増設されていました。仮設だと思います。

 ベストポジションから撮る。

 同上。

 ノートルダム寺院、建立開始850周年記念祭が催しされていました。
 寺院正面にこのような仮設の壇が造られていました。
 この裏側がノートルダム寺院の正門です。

 仮設台から撮っています。

 同上。

 バラ窓。きれいです。

 東側から見ています。きれいな雄姿です。

 冬のルーブル美術館。やっぱり寂しい感じがします。

 ルーブルから凱旋門を見ています。
 昨年はなかった大観覧車が見てとれます。

 カルーゼル凱旋門からルーブルを見る。

 シャンゼリア大通りから凱旋門を見る。

 同上。

 凱旋門からシャンゼリゼ大通りを見る。

 同上の夕刻。

 いつものようなパリの街角。

 同上。

 いつものような路上駐車の車。

 同上。

 同上。

 いつものようなセーヌの流れ。

 同上。

 同上。

 街ゆく人は寒そうです。

 春はまだまだです。