土木技術者が撮った中南米の「光りと影」の写真 及び 他国風情

 約22年間の中南米赴任中に土木技術者の視点から撮った写真。開通前のパナマ運河に架かる第二アメリカ橋は圧巻 & 他国事情

えぇ こんなに大都会 ハルツーム

2013-04-28 05:10:23 | スーダン
 遠い、遠ーい昔、♪月ーの砂漠をはーるばると・・・♪ の童謡から連想されたのは
 ラクダの背に跨り、広大な砂漠を往来する・・・アラブの商人?・・・でした。
 いや、ちょっと?違うようです・・・・。   スーダン国は大半が黒人ですが
 1.アフリカ系と 2.アラブの混血系に二分されます。
 ここは後者が多いです。真っ黒のアフリカ系はほとんどいません。
 反して、南はアフリカ系黒人です。鼻の形もここは高く、南は絶対容積が変わらず幅広です。
 何か分からないことを冒頭から言っています。つまり低いと言う事です。
 酷暑のせいで動作や物の言い方も、まどろっこしくなっているようです。お許しください。



 広大な砂(土)漠。



 砂嵐。

 バスを待つ女性。


 南スーダンの熱帯気候とは打って変わって、ここは灼熱の砂漠気候、

 この国の北から西側へと広大なサハラ砂漠が横たわっています。

 ここはスーダン共和国。その首都ハルツームです。

 ・ハルツームって「何」首都? 「どこの」「どこにあるのか」・・・???でした。・

 私も、はてさて、そこが、スーダンのどの辺に位置するのか正確には分かりませんでした。
 
 スーダンは南スーダンが独立分離するまではアフリカでは一番大きな面積の国でした。

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 昨年に南スーダンに赴き、南スーダンが一昨年の7月にここスーダン共和国から

 独立分離した国とは知らされておりました。


 南スーダンの首都ジュバはかつてのスーダン共和国の一地方都市。

 だからここスーダンの首都ハルツームも50歩100歩と想像していました。

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 所が所が、ハルツームはジュバとは比較の対象にならないと 言うより、比較をするのが

 失礼な位、または月とスッポンくらい、大都会だったのです。

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 10車線もある幹線道路、40階くらいある超高層ビル、近代的なスーパーマーケット等、

 想像を超えるばかりの近代的な光景がそこにあったのです。

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 能書きはさておき、先ずはご覧ください。

 本線片道3車線+側線片道2車線の上下で10車線の、その名も「アフリカ大通り」。





 大通りが終わると渋滞状態。

 超近代的なビル。

 同上。

 青ナイル沿いに建つ超高層ビル。

 建ち並ぶビル。







 ハルツーム飛行場。アフリカ特有の土壌(ラテライト)

 車両に搭載された昇降用タラップもちゃんとある。

 近代的ビルが建ち並ぶ。

 政府の重要な施設。

 市街地には熱帯の原色の花が咲き誇る。

 近代的なビル。

 同上。

 市中心部。



 建設中のビル。

 同上。


 ここからはモスクを拝見。

 旧市街。街で一番大きなモスク。

 近づきました。

 ドーム建物が礼拝堂です。








 旧市街にあるスーパーマーケット。



 紅海から水揚げされた海の魚。



 スーパーの2階はファストフード店が建ち並ぶ。


 タンザニア国ヴィクトリア湖を源流とする白ナイル川とエチオピア国タナ湖を源流とする

 青ナイル川がここハルツームで合流しナイル川となります。

 ここが合流地点。

 同上。

 青ナイル川。

 白ナイル川。


 ナイル流域は肥沃な土地で農業が盛んです。また石油資源や鉱物資源に恵まれた土地です。

 ハルツームの市街地は白ナイルと青ナイルに囲まれた中にあります。

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 でも、市街地から一歩離れると(白青ナイルの外側)は馬、ロバ、牛、ヤギ、ヒツジや

 ラクダが道路上を大集団で移動をして、さながらアフリカを連想させます。

 そして沿道には簡素なわらやトタンぶきの屋根で覆われた貧困民の住居が散在しています。

 大半は避難民です。

 アフリカ最長期の内戦である南北戦争や西部のダルフール紛争(現在も係争中)により

 数200百万人の自国民が犠牲になり、その倍くらいの人々が避難民として各地にいます。

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 ロバは働き者です。
 
 三輪タクシー車が大活躍です。

 旧市街は混雑しています。

 旧市街のキオスク。

 バスを待つ人たち。



 並木通り。
 この大木は「ニームの木」です。
 白い花が咲いており除虫菊の匂いがして虫を寄せ付けません。



 ニームの木に咲く白い花

 「ニームの木」、街一番のカフェテリア。
 ハルツーム在留の外国人がほとんどです。

 スーダン特有ののコーヒーポット。

 乗合ピックアップ。

 麗しき女性がなぜ荷台に乗っているのか不明です。
 一夫多妻のイスラム社会においては女性の地位が弱いように感じますが?


 ハルツームから約400km東側にあるK市に向かいました。

 今は乾季の為(6月まで)地平線が見渡せる黄土色の広大な大地がそこにあります。

 道中は沢山の家畜が群れをなして移動をしており、「殺風景」です。

 が、ハルツーム近郊で時季外れの広大なひまわり畑が旅の気持ちを和らいでくれます。

 東に近づくにつれ、荒涼とした砂漠、砂嵐や竜巻、時折、岩石山も見れます。

 K市に入る直前には面白い形をした岩石山や干しあがった大きな川も見れます。

 オープンマーケット。

 水売りのロバ車。

 山羊のマーケット。

 前記タクシー。

 買い物客。女性は黒服が大半です。男性は白服です。

 スイカ売り。

 広大な「ひまわり畑」。



 2車線のフリーウエイを通せんぼ。

 検問所。コンゴや南と違い、顔は穏やかです。
 スーダン人の顔は総じて温和です。

 長ーいトレーラートラック。

 ドライブインの「ピーナッツ」と「ゴマせんべい」売り。
 ピーナッツは千葉産にはかなわないと思います。が、ゴマせんべいは絶品でした。

 積載違反車も自由です。すべてが自己責任です。

 砂嵐が来ました。







 これも積載オーバーです。

 気長にバスを待つ人々。

 画面中央に竜巻発生。

 奇妙な岩石山が見えてきました。K市です。

 同上。
 川は干しあがっています。(上流側)

 同上、下流側。

 山羊の群れです。


 追記:次回はハルツームよりさらに灼熱の大地(最高気温50℃強、最低35℃強)のK市からの報告です。
    熱風が吹いています。2乃至3分間日向にいると頭がクラクラしてきます。そしてまたK市は暑さの為か?、
    INTERNETが接続(送受信変動大)をGive upしています。ので、写真のUPは一苦労します。
    やっぱり納得。(何を?)・・・・繋がるだけで満足です。ここは地の果てだと考えます。
    でも約30万人の人たちが生活をしています。人間到る所に青山あり・・ですけど、可哀相ですね。

 
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