土木技術者が撮った中南米の「光りと影」の写真 及び 他国風情

 約22年間の中南米赴任中に土木技術者の視点から撮った写真。開通前のパナマ運河に架かる第二アメリカ橋は圧巻 & 他国事情

標高4,000m 天空の回廊 天空都市からラパスへ

2011-12-19 02:00:00 | ボリビア(2nd)
  天空都市からオルロ市(注1)を経てエルアルト市、ラパス市へつなぐ
 
 延長約440kmの道路は、標高が4,000m~3,750mに位置し

 それは世界でも類を見ない天空の中のHighwayです。

(注1):オルロ市はカーニバルで有名で、南米三大祭りの一つです。
     南米三大祭りとは
     1.リオのカーニバル
     2.オルロのカーニバル
     3.クスコのインティライミ

  当国で最初に開通した国道1号線であります。

 が、主要幹線と思いきや、行き交う車両はまばらで

 それはそれは、さながら貸切の高速道路で、快適な

 雲の中のドライブが一人占めでき、爽快な気分を満喫できます。

 

  私の任務完了もも少しで、思い出をつくるために

 もも引きの破れをつづり 靴の紐を付け替えて 三里に湿布を貼り

 私もいつの年よりか 片雲の風に誘われて 漂泊の思ひやまず(注2)

 (注2)あの有名な芭蕉の奥の細道の模倣です。

 

  山の天気は移りやすく、道中は 曇り→晴れ→雨 と 猫の目のように

 変わっていきます。

  草木も生えない4,000mの道路。見えるのはただただ 雲と空と積乱雲とリャマ。

  果てしなく続く不毛の大地、アンデス山脈。

  自然の壮大さに感嘆しながらの約8時間の旅でした。



  四輪駆動の大型ジープでラパスに着いたのは夜で、

 車から降りようとしたら、腰が重く(注3)

 (注3)四輪駆動車はシートのクッションが今一のため、少し腰に来ている状態。

 これはこれで良い思い出になりました。日頃から足腰は鍛えている積りでしたが

 寄る年波なのか、長時間、座り続けたせいかはたまた途中に

 ドライブインもなければサービスエリアも人家さえもなく

 休憩なしでひたすらに走り続けた所以ではないかと解釈しています。 

 

  ラパス市はクリスマスの飾りが施され、師走(ここではこの言葉は使いませんが)の

 年の瀬が押し迫った雰囲気です。(注4)

 (注4)クリスチャンの国はクリスマスを盛大にします。よって23日から約一週間の

 クリスマス休暇を取ります。大みそかは24:00に花火が上がってそれで終わりです。

 正月は2日から仕事開始です。



  なにはともあれ、天空都市からパスまで 順に 写真を掲載します。

  ご自分で走っている気分で、アンデスの山々と天空の回廊を

 眺めていただければ幸甚です。




 標高4,070mの天空都市を出発します。宝の山も大きな雨雲に覆われています。
 ここは日本の初夏にあたり、天気は曇り→晴れ→雨→曇りの繰り返しをしています。
 夜は大きな雲に覆われお月様は見えません。天の川もそうです。
 写真は国道一号線です。

 何だかグランド・キャニオンを思い浮かべます。
 コアの部分が残り、柔らかい堆積岩は滑り落ちています。

 同上

 同上

 遠くアンデスと限りなく続く空と雲を見ています。

 この空の向こう側は太平洋です。残念ながらサライの空は見えません?
 任務終了が近づくと郷愁の念が湧いてきます。
 あと少し気を引き締めないと・・・・。

 写真手前は断層です。
 幾重にも地層の帯が見られます。

 白い雲と大きな天空
 一人占めするのがもったいない感じです。

 これを 雲の目 というのでしょうか。 

 火山岩です。柱状に節理があります。

 積乱雲の下方は地溝帯です。
 このススキみたいな低い草木は至る所にあります。
 棘があり刺さるのでリャマも食べません。

 同上

 同上。右方は降雨ですね。山がかすんで見えます。

 同上

 積乱雲を通り過ぎると晴れ間が見えます。

 晴れ間が見えたかと思うと積乱雲です。猫の目のような移ろいです。
 自然のすごい営みです。
 この雲があるおかげで水の恩恵を受けているのです。
 日本はコンクリートですぐ固めちゃうので自然の治水能力が低下しています。
 はやくコンクリートを壊し自然を取り戻さなければ人災につながります。

 同上

 前方に雨雲が迫ってきました。
 不毛のアンデスと大きな黒い雲。
 絵になります。

 同上

 同上

 リャマです。天空都市に比べれば草は豊富にあります。
 天空都市のリャマは草を求めて移動します。が、こちらは大草原です。
 雨の恵みなのでしょう。

 積乱雲を抜けると、そこは白い雲と青空です。
 白い雲の形を見てるだけで空想が湧き、気分が大きく爽快になります。
 時を忘れます。
 以下、数枚の写真を、ごゆっくりとご鑑賞ください。

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 雨雲が近づいてきています。

 上記のに右側です。

 幻想的な景色です。巨大な空のキャンパスに
 雲が自由に絵を描いているようです。

 雲の移り変わりをご覧ください。

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 鉱山の街オルロ市の入り口です。
 モニュメントは何だと思われますか?

 ヘルメットです。

 陽は次第に沈んでいきます。
 オルロ市からラパス市までは約230kmです。
 地平線の彼方にイリマニ山がみえます。

 4,000mに沈むでいく夕日です。

 同上

 同上

 同上。エルアルト市4,100mから撮っています。

 エルアルトから下りていく高速道路から
 すり鉢の谷底にあるラパス市の夜景。

 ラパスのランドマークのサンフランシスコ寺院。

 街はクリスマスです。
 ホテルのロビー。
 このホテルは世界一高所の5☆ホテルと宣伝しています。

 街はクリスマス・ツリーで飾られています。

 同上

 同上

 本日はほぼ満月でした。何かを祝福するかのようにです。
 よって天の川は見れません。

 ホテルから見た夜景。

 同上

 クリスマス・ツリー

 同上

 同上

 同上

 同上

 商店の中も明るく飾られていました。

 片や、キリスト降誕を形どった創作品も多々目にします。


 おまけの写真
 天空都市から白い街へ下りる時の写真





 

 

キリストがいる街コチャバンバ   via La Paz

2011-11-27 03:59:28 | ボリビア(2nd)
 当国3番目の大都市です。

 このたびはコチャバンバにダイレクトで行く飛行機の便が取れず

 首都ラパス1泊経由で行きました。戻りも便がなく、当国第二の都市

 で、標高200m~450m、面積はほぼ日本と同じで(サンタクルス州)

 ブラジルと国境を有する(と言っても国境からは約700kmあります)

 サンタクルス市のビルビル空港経由になりました。

 この空港は本邦の有償資金で鹿児島空港を真似て造られたと聞いています。

 当国でも一番の近代的な空港です。


 ここコチャバンバ市は

 四方を4,000m~5,000m級の山に囲まれた盆地です。
 
 標高2,560mで人口は約75万人(2,009年)で「高原都市」と呼ばれています。

 年間平均気温が約20℃の温暖な気候で、

 四季折々の花が咲き気持ちを和らいでくれます。
 
 当国における、避暑地でもあり、避寒地でもあります。
 
 それ故、ある程度のステータスを得てリタイヤーされた方々は
 
 ここに移り住むのが夢です。小生の友人たちも夢を実現され、永久の伴侶と

 ここに移り住み、第二の人生を意のままに過ごしております。幸せですね。

 また当国のフォルクローレの伝統楽器、ケーナ、チャランゴやサンポーニャの生産地でもあります。
 
 
 流石に天空都市4,070mから来ると、呼吸も整い無意識に息ができます。

 料理も美味しく、特にここ高原で獲れる野菜と国内産肉は新鮮で味があり、

 肉は1kg(骨付で、正味は半分です)を食べても胃持たれはなく

 アルゼンチンの肉と見間違うほどの美味しさです。

 温暖な気候のせいで、人々は概して温和です。

 が、市の南のバスターミナルの前は

 インディヘナの一大露店が立ち並び立ち入りは要注意です。

 やっぱり富裕層の裏には膨大な数の貧困者が垣間見られます。


 街の中心は独立記念にちなみ9月14日広場です。

 眼前には1,571年に建立された美しい外観を持つ「カテドラル」があります。

 また、街のどこからでも見える巨大なイエス・キリスト像が

 街を温かく見守っています。


 

 コチャバンバのランドマーク世界最大級の「イエス・キリスト像」
 リオのそれよりも大きい。知名度においては、あまり知られていませんが。


 さぁーラパス経由でいきましょう。

 ラパスで最も有名なのが標高6,403mの「ボリビア富士」イリマニ山です。
 世界最高所の首都3,650mのラパス市のどこからでもこの雄姿は見ることができます。

 同上。大写し。

 ラパスの街はすり鉢状地形の底にあり、すり鉢の斜面や上部には
 貧困民(インディヘナ)が住んでいます。(理由は下方は酸素が濃く、上方はその逆だからです)
 そこの世界一高所のエルアルト国際空港からみたワイナポトシ山6,088mです。

 すり鉢の斜面に(崖)張り付いたアドベの家
 何だか小さなマッチ箱が重なり合っているようです。

 同上

 大統領府

 美しい通りCalle Jaen(ハエン通り)

 建物のファサードは威厳があります。が、屋根はトタン葺き。

 ラパス市では労働者たちのストライキがありました。
 日常茶飯事のことなので安全に関しての特別の意識はなくなりました。が、
 扇動するものがいれば一気に火が付きます。それを見極まえる知識も自然と身に付きます。

 同上

 20万人規模のストライキです。
 街の交通は遮断され、外国人観光客はホテルに待機になります。
 折角のラパス観光がご破算になりました。

 警察官が立っている上に大統領府があり、
 デモ隊はそこに向かっています。
 警察官はそれを阻止しようとしています。
 無数に落ちた石は群衆による投石です。

 同上。警察官は手に催涙弾を持ち、群衆に向けて打っていました。



 そして翌日ラパス空港に到着です。フライトは13:00です。
 この看板は水平ですが飛び出しているように見えます。
 看板ははみ出しています。

 南米杉です。大きさは日本の杉みたいにスッート伸びてはおらず、横太で高くもなりません。

 11:30頃の空港の前です。右側に雲が被ったイリマニ山が見えます。
 搭乗は1時間前です。理由は飛行機が来るのがまだ確定していないからです。

 飛行機が来ました。一旦は安堵します。(全面的に安堵はできません)

 同上飛行機大写し。

 飛行機が乗客を乗せないで飛び立ちました。
 日常茶飯事です。ラパスで国際線乗替えの大勢の乗客が
 飛行機の故障のため、ここから1時間のサンタクルス飛行場にいるため
 迎えに行ったのです。私たちは再度この戻ってきた飛行機に乗る予定です。
 以前、時間に使われていた企業戦士のころ、ここで国際線に乗り継ぐ時、
 夜中にこの飛行場には余儀なく数回泊まったことがあります。
 大半の観光客は航空会社が用意したホテルにラパスまで下りるのですが、
 私は仕事を皆目忘れ、空港の中でゆっくり自由な時間を楽しんでおりました。
 こういうのを「神様がくれた時間」と言うのでしょうね。
 人ができない経験をここでは遭遇できます。

 飛行場から見る夕刻のイリマニ山。

 同上

 同上。飛行機はいつ来るのでしょうか。
 無理してこなくてもよいのですが。
 また、この飛行場に今回は旅人として泊まりたいなぁー。

 飛行場から見る夕刻のワイナポトシ山。

 同上

 同上

 飛行機が戻ってきました。夕刻18:00です。

 コチャバンバ到着は6.5時間遅れの19:30でした。飛行時間は約30分。



 街のどこからでも見れるイエス・キリスト像

 キリスト像と同じ高さから市街地を見ています。
 首都ラパスと違い土地が広々としています。

 市街地から見ています。顔を上げればどこからでも見えます。

 同上。イエス・キリスト像

 同上。

 同上

 同上。1,887年7月12日着工、1,904年11月21日竣工、何で約17年も掛かったのでしょうか。
 像の高さ44.44m、両手間の長さ32.07m、総重量2,200ton、頭の重さ11ton
 標高2,840mと書いてあります。
 何で右手が銘板からはみ出しているのでしょうか。はみ出しが好きな国民性なのかなぁ。

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 公園の一角には花屋があります。昨日はありませんでした。
 ここはテントと花を持って来ればどこでも店が開けるようです。
 人の心を和ますこういうお店は市も許可をしているのでしょうね。
 年中花が咲き、色とりどりな花が街を飾ります。

 建物や舗道にも花が咲いています。

 街の中心部9月14日広場にあるカテドラルです。

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 カテドラルから一角にあるサントドミンゴ教会

 市の北側のロチャ川を越した高級住宅街の入り口に立つレコレータ教会


 何の木でしょうか。

 火炎樹です。枯れて、さやえんどう型になっています。
 これが段々赤茶色になっていきます。

 同上

 同上

 同上

 街路には、この火炎樹とジャカランダの木が植栽されています。

 同上。コンゴで見たものは長さが30cnm位でほぼ同じですが
 幅は5cm位ありました。ここはその半分くらいです。
 もう少し枯れればそうなるのでしょうか?

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 建物の前に赤い花をつけた木があります。

 同上。ここの人はアマポーラと言っています。

 緑が多く公園もアチコチにあります。

 レンガの生産地でしょうか。
 穴が6つあります。

 こちらは8つあったり9つあったりしています。
 用途が違うと思いますが統一したほうが良いと思うのは私の勝手なのでしょうね。

 レンガで作ったインディヘナ像

 公園には花壇があります。

 花屋の風景

 同上

 どういう訳か季節外れで、国旗を売っていました。

 

 さぁーサンタクルスへ向かいます。空から見たコチャバンバ市街です。

 同上

 道中は雲がありました。

 同上

 同上

 サンタクルス・ビルビル空港です。
 聖ビラール教会の涙雲(ひつじ雲だと思います)に再会しました。

 同上。神秘的です。

 同上。そういえばひつじ雲さんとも(どなたかは断定できないのですが)
 高校卒業以来お会いしていませんよね。
 お元気でお幸せに過ごされている事と思います。
 きれいな詩を時々投稿されているのできっと優しい女性だと思います。
 まさか男性ではないですよね。
 他の18回同期生の皆様もお変わりないと思っております。
 この紙面を借りて元気でいてくれることを願っております。 

 同上

 白い街経由で天空都市に戻ります。
 私が乗る飛行機です。

 典型的なアンデスの山脈です。
 赤茶けた山々と水なし川。

 白い街に到着する直前にこの山を切り取った場所があります。
 山は石灰岩で隣接してセメント工場があります。
 が、この切り取った山肌に恐竜の化石が発掘されました。
 現在は恐竜博物館となっています。
 

 
 

わぁ サボテンが・・・(2)

2011-10-23 04:46:05 | ボリビア(2nd)
 ここのところ、晴れたり、曇ったりそして少雨だったり
天候が二転三転しています。・・・と、先週申し上げました。
 今週も同様ですが二進一退し本格的な春を迎えているようです。

 「宝の山」も大きな雲がかかったり、青空だったりしています。
 現地時間20日は雲がかかっておりました。19日は晴れで、18日は少雨でした。

 何か胸が騒ぎます。

 行きました。

 ・・・・・・・・・・

 先週、咲いていた2つと半分の花は萎んでいました。

 やっぱりパッと咲かせてパッと散るのでしょうか。

 せっかく何十年間?かけて頑張って咲いたのに、

 何で、何で、自分をもっと鼓舞しないのでしょう?

 何で、何で、慎ましく、慎ましくふるまうのでしょう?。

  
 前置きはさておき、

 ところが!!!!!

 以前咲いていた同じサボテンに接した裏側に

 新たに2つ咲き、さらに新しい蕾が2つ芽生えていました。

 こんな岩だらけで、草木の生えない広大なアンデスの荒野の中に

 ひっそりとその美しい白い花を新たに咲かせていたのです。

 すごい生命力です。

 崇高な感じがします。

 ・・・・・・・・・・

 昔、 昔の  「竹取物語=かぐや姫」が思い出されました。

 その咲いてた花は、きっと、ここ天空都市の銀河の中に帰って行ったのでしょう?

 ・・・・・・・・・・

 一瞬だけでも逢わせてくれて、

 本当に「ありがとう」

 ・・・・・・・・・・

 
 来年はここにはこれないが、きっと他国で、このような

 美しい、光輝く、透き通った、白い花に出会えることをお願いしました。




 天空都市にも大きな白い雲がかかっています。

 同上、カメラアングルを右に振りました。
 「宝の山」にも大きな雲がかかっています。

 このアーチ門は観光スポットです。
 アーチの中に「宝の山」入れて撮影します。
 ここの観光ガイドブックには必ず紹介されています。
 このアーチの宝の山側が征服者時代の植民地でした。
 宝の山の鉱山労働者が住んでいました。

 アーチ門をくぐり、植民地と「宝の山」を見ています。



 昨年白い花をつけたサボテンは相変わらず
 花が咲く気配がありません。

 が、咲いてもよそうそうな感じです。私の感じです。


 
 見つけました。出会いました。後述、先週の花はしぼみ
 その裏側に2輪咲いていたのです。

 同上。先週の萎んだ花が左側に2つとその上1つ見えます。

 同上。近づいてみました。蕾も花も透き通って本当に崇高な美しさです。

 同上。苛酷な環境のなか、本当に健気に咲きます。
 周りの大きな岩の間に、ひっそりと。

 同上。言葉は要りません。
 見てください。その美しい容姿を。

 同上。

 同上



わぁ サボテンが・・・ 

2011-10-10 00:53:21 | ボリビア(2nd)
  ここのところ、晴れたり、曇ったり、少雨だったり
 天候が二転三転しております。
  吹く風は肌にやさしく温かく、青い透き通るような空と
 真っ白な雲が次第次第に見え始めてきました。
  確実に季節は春本番を迎えつつあります。

  昨日と本日、天空都市から約50km先のウユニ塩湖方面に
 行く機会に恵まれました。
  仕事で行ったのですが、内心は昨年に、岩石の中に
 白とピンクの可憐な花をつけていたサボテンが気になっていました。
 ・・・・・・・・・・
  道中、天空は青い空と白い大きな雲で覆われ、
 その青い空はどこまでも果てしなく突き抜けているようでした。
  昨年の10月もこのような天気の時に
 サボテンの可憐な花が咲いていたと記憶しています。

  でも、でも、
 昨年のピンクの花をつけていた約2m位の背丈のサボテンは
 無残にも朽ち落ちて倒れていました。そこから右方向に約100mにある
 以前、約1m位の透き通るような白い花をつけていたサボテンのところに行きました。
  それも今年はまだ開花する気配はありません。
  その蕾が見えないからそう考えます。

  ああー今年はサボテンには会えないのかぁ と
 もと来た道をゆっくりと戻り約2mの朽ちたサボテンの
 近くまで来ました。一旦、戻りかけて、名残惜しさに何気なく振り向き、
 その約3-40m先を見ました。
 (振り向きなさいと誰かが顔を押したように感じ自然に振り向いた気がします。)
 
  そしたら、そしたら、何かサボテンの上に白いものが見えるのです。
 「ひょっとしたら」とはやる気持ちで駆けて行きました。
 
  
  あったのですよ。見つけたのですよ。出会ったのですよ。
  あの可憐な白い花に。
 
  大きな岩石の横に、ひっそりと 可憐な白い花を一輪つけてたサボテンが・・・・・・。
  上記の2mの朽ちたサボテンの約30m谷側にです。
  大きな岩があり見落としていたのです。
 
  それは、本当に ひっそりと 目立たないように 咲いていました。

  こんなに美しい花を咲かせているのに、
 何でひっそり 咲いているのでしょうか?
 ・・・・・・・・・・
  白い街のジャカランダは「どうか私を見てくださ」と年に一度の晴れ姿を披露します。
  その紫色の花を鼓舞するかのように、枝を大きく伸ばし、空が隠れるほどに咲いて
 人々を楽しましてくれるのに。
 
  何でなんでここのサボテンはこのように自分を鼓舞しないのでしょうか?
  ・・・・・・・・・・
  ここは標高約4,250mあります。
  雪を抱いた5,000m超の山々が眼前にあります。

  厳しい、苛酷な 自然環境の中で必死に生き抜いてきたのです。
  本当に 必死で、必死に 生きているのでしょうね。 ここの人たちのように。

  じっと見つめていると花弁が風でゆれ垂れてありがとうと、
 「見つけてくれてありがとう」と言っているように感じました。
  本当に健気です。
 

  次の日、また行きました。
  なんと三輪の白い花が咲いて迎えてくれました。
  なんと美しいのでしょう。

  そういえば天空都市から白い街へ下りる途中に
 群生した約20cmの花弁をつけたサボテンを見たときも
 「美しい」と言う言葉が素直に出てきました。美しいのです。他の言葉は出てきません。
  次回はいつ下りれるかは未定ですが、彼女たちも人には知れず咲いているのでしょうか。
  ここ岩石の中のサボテンと同様に、毎年は同じサボテンに花は咲かないかもしてません。
  が、
  その 「気品に満ちた清楚で美しい」 容姿をもう一度見たいと願っています。
 ・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・
  私は、ここ天空都市、 酸素は少ないけれど
 純朴な人たちや、自然が豊かなこの街が大好きです。
  が、来年はいません。 去り難いけど致し方ありません。
 
 
  日曜日に教会に行き、キリストとマリアさまに 会えたことのお礼を言うとともに
 ぜひ下のサボテンにも会う機会を作ってください と お願いをしてきます。
 ・・・・・・・・・・
 


 さぁ 天空都市を出発します。「宝の山」の上も白い大きな雲が覆っています。
 空は青くどこまでも突き抜けているようです。 

 同上。青い空白い雲。

 同上

 同上。雲にも目が2つあるんですね。

 同上。中央の雲の境目の右側の雲の左端は 犬の顔ですよ。よーくご覧ください。ねぇ、そうでしょう。
 犬雲と言うんでしょうね。

 青い空白い雲アンデスの荒野の大地。

 同上。

 同上。

 同上。

 もうすぐ目的地に着きます。



 大きな岩の横にありました。

 高さ約1mで、親子連れです。
 水もない岩の中から母体は出てきています。
 以前も申しましたように1mで100年生きています。

 「美しい」ですね。この繊毛は棘です。他の動物から身を守ります。
 よってリャマも寄り付きません。

 蕾があと2つあります。いつ花を咲かすのでしょうか?

 上記大写し。純白な花弁は透き通っていて本当に美しい。

 同上

 こちらは昨年は白い花をつけていました。

 今年は咲かないようです。

 上記サボテンの前方は柱状節理の火山岩です。

 今にも落ちそうな不思議な岩がありました。

 同上大写し。バランスをよく保っていますね。

 そこにある青い空と白い雲。

 同上

 サボテンはこのように朽ちていきます。
 水分の補給が足りなかったのが原因と考えます。



 翌日行きました。

 なんだか白い花が増えたように見えます。

 三つ咲いていました。

 正確には2つと半分でしょうか。
 半分は明日咲くと思いますが。
 3日続けて標高4,250mで距離約50kmにいくのははさすがに息が切れます。
 来週行ってみたいと考えています。

 同上。

 さらに近づきました。

 同上。




 

静 心なく 花は散らない ・・・・

2011-09-18 03:20:00 | ボリビア(2nd)
 (注記)9月19日に、下記写真数枚追加しました。
  ・白い街のジャカランダ
  ・サボテン 

 先週末から、機会があり、ボリビア国第三番目の大きな都市、
コチャバンバに来ております。

 標高は約2,600mで日中はセーターなしで歩けます。
「白い街」は標高約2,750mあり、8月24日には
ジャカランダの花は5分くらい残っていました。が、
ここコチャバンバ(CBBA)は9月11日には、
それはまだ7分くらいは残っていました。
 CBBAと「白い街」の緯度の差は約3°あり、直線距離にして
約330km CBBが北に(赤道側)にあります。
南半球ですので南へ行く方向が寒くなります。
 (参考までに:緯度1°=地球の円周/360°=約111kmで
        緯度1′=111km/60=約1.85kmで
 これが海マイルです。船や飛行機のマイルに使用されています。
 船の速度ノットは海里(マイル)/時です。
 陸マイルは約1.6kmで陸上で使用されています)

  ゆえにCBBAは「白い街」は、より温暖な気候となります。

 通常、気候が温暖な地域から開花すると認識していましたが、
違っていました。
 多分に直射日光の強さによるものと思っていますが?
 (後述、上記は間違いです。)

 天空都市は植生限界を越えていますので、見られません。
 ただし、サボテンの美しい花は見られます。
 今年の12月にはサボテンの花は咲いてくれるのでしょうか?
 「白い街」に下りるたびに観察しているのですが、
咲こう咲こうと頑張っているように見えます。

 前回もある日突然咲いたので、今回もそうだと考えています。

 また、驚いたことに、お化け(巨大な)アロエの中から
5m位の竹のような茎?が伸びて花を咲かせていました。
 ・・・・・・・・・・
 世の中にはまだまだ未知なものが多くあるようです。し
 まだまだこの地球を見て歩き、知り、認識をしなければと
感じています。

 どういう訳か以前はまったく気づきもしなかったものが
目についてきます。
 酸素不足で、頭の中の思考回路はショートし、また聴覚は
気圧のせいで低下し鼻をつまみ調整しています。ので
視覚だけが優先しているからだと考えています。
 ・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・
 
 ところがです・・・

 9月13日に「高原都市」から「白い街」に上ってくると
散ったと思っていたジャカランダが再び花を咲かせようとしているのです。
  
 以前、天空を覆っていた雲の通い路がとぢられ、強い風は止み、
そのご青い空が見えていました。
 天津風と言うのでしょうか。
 おかげで「をとめの姿」をしばしを見ることができました。
 ・・・・・・・・・・

 上記、「気候が温暖な地域から・・・」は間違いではありませんでした。

 また、散ったと思っていた小さな教会の横も咲き始めていました。

 あと1週間で満開でしょうか。次回行ける日は未定ですが、
散らないでほしいと願っています。
 ・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・
 ひとはいさ心も知らずも、ここの自然は、多分、何年も何年も
昔からの香に匂っているのでしょうね。
 最期にはぜひ今一度だけ見たいと願っています。
 

 
 さて、コチャバンバと「白い街」のジャカランダを紹介します。
 ついでに、お化けアロエも。 
 ご覧ください。


 空港から市内への道すがらにありました。

 市内の目抜き通り「エル・プラド」=Av.Ballivian の一筋西側にありました。
 壁のつたに巻きついているように見えます。

 市の中心広場「9月14日」にありました。
 カテドラルもここにあります。(後日掲載予定)

 上記の大写し

 サン・シモン大学の校庭にさいていました。

 大学の横にある「スクレ広場」

 同上、散っていました。

 同上

 同上

 ここから市の北側ロチャ川に向かいます。

 同上

 ロチャ川沿いのAv.Ramon Riveroにつきました。
 真ん中に見えるのはイエス・キリスト像です。
 CBBAのランド・マークです。

 同上

 同上。足元にもジャカランダが見えています。

 同上

 同上。台座から頭上までの高さは約40mあり
 リオのそれよりも大きい。(後日、掲載予定)

 ロチャ川沿いのAv.Ramon Rivero

 同上

 同上から東側

 同上

 同上

 ロチャ川沿いにある「子供の公園」

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 Av.Ramon Riveroを東側に戻ります。

 同上

 同上

 同上

 軍隊駐屯地を過ぎて、橋をわたり対岸に出ました。

 同上

 同上。脇にサボテンがあり、本体から指がでて
 花が咲き始めていました。

 河岸通りAv.Uyuni

 以上コチャバンバのジャカランダでした。
 

 ここから「白い街」のジャカランダです。
 空港から市内への入り口。
 先日はすべて散っていたと思っていました。

 これはフランボジャン(火炎ジュ)だと思います。

 丘の上のサンタ・テレサ修道院(9月13日時)

 同上のBefore。(8月24日時)

 同上場所

 同上のBefore。

 同上場所

  同上のBefore。フランボジャンです。

 同上場所

 同上

 同上Before。

 同上場所

 同上

 昨年の同場所

 同上

 同上

 同上のBefore。

 カテドラルまえの5月25日中央広場

 同上のBefore。

 昨年の同場所

 小さな教会

 同上

 同上のBefore。

 征服者に建造された吊り橋。Puente Mendes

 同上

 同上

 大河ピルコマヨ川。Rio Pilcomayo

 同上

 同上

 1月初、憂鬱な旅から戻ってきたときに
 眼下に見た、美しい白い花をつけていたサボテン。
 元気づけられました。

 同上

 同上Before

 同上


 さて、こちらのサボテンはどうなっているのでしょうか?
 来月、早々見てきますので、掲載します。
 こちらも通るたびに観察しているのですが
 こちらは今年は咲かないような感じです。
 なぜかと言うと岩の中の悪環境ですので。








 ここからは天空都市に咲くアロエの花。
 アロヘの中心からニョキっとでてきました。

 竹みたいです。

 同上

 その花弁

 その蕾

 蕾と花弁

 同上

 花が咲くものと、そうでないものがあるのです。


世界最大「ウユニ塩湖」

2011-08-29 05:01:47 | ボリビア(2nd)
 立春も過ぎ、春一番も吹き去り、夜は冷え込んできました。
「花冷え」と言うのでしょうか。
 そうであるなら、早く「白い街」へ下りなければ
一年間待った大好きな「ジャカランダの花」が散ってしまいます。
 ・・・・・・・・・・
 8月6日はボリビアの独立記念日で6,7日に、天空都市から約200kmに
位置する世界最大の「ウユニ塩湖」に行ってきました。
 ウユニ側は未舗装のため、車で約4時間かかります。が、
道中の景色は素晴らしく、また、牧歌的で、心ウキウキの道程でした。
 天空都市には見られない、「ビクーニャ」にも遭遇しました。
 「ビクーニャ」はリャマを小型にしたものですが、
リャマよりも容姿は端麗です。
 アンデス山脈の約4,000m~5,000mに棲息し、その体毛から作る
ウールは「神が与えた糸」と言われ、最高級の繊維です。
 蛇足ですが私のマフラーはアルパカ製で、約50US$で購入しましたが
ビクーニャのそれですと多分500US$はすると思います。
 ・・・・・・・・・・
 さて、ウユニ塩湖ですが面積は約120km x 100km =12,000km2あります。
 標高は富士山とほぼ同じです。その面積を例えれば、
東京都、千葉県、神奈川県と埼玉県の半分を足した広さです。
 見渡す限り真っ白な塩原で雪原と見間違うほどです。し、
雪同様太陽の照り返しが強くUV対策が必要となります。
 ・・・・・・・・・・
 ここは大平原(アルティプラーノと言います)で、その全域の標高差が
たったの「1m未満」≒ フラットであり、地平線が見渡され、
また、この塩湖に注ぎ込むおよび流出する河川がなく、

(注)この文言、どこかで使いましたよね。
 記憶していますか。世界一最低地ヨルダンの「死海」です。
 ここも流出する河川がなく水が蒸発し海水の塩分濃度が高く
寝ながら本を読めると、 記憶にあります。参照してください。
 多分「モーゼ終焉の地ネボ山」です。ネボ山から死海に行きました。
 ただし「死海」は流入する河川があるので塩湖にはなりません。
 
雨季にはどこまでも果てしなく降雨は滞水します。
 その時期には、よく言う「逆さ富士」で、湖面が鏡になり、
湖面を境に対象物が対称形になります。
 雨季は2月~4月ですが、今回はそのほんの一部、見れました。
 というのは、
 塩湖の入り口付近で塩を採取していますので、その一帯が掘削され
低くなっており滞水していたからです。
 ・・・・・・・・・・ 
 この塩湖の形成は
 アンデス山脈の隆起により大量の海水が上記河川のない、
大平原に溜まり、天空都市同様に乾燥したおよび太陽の熱射により、
水が蒸発し、塩分だけが残留したからです。
 ・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・
 ところが、近年、希少鉱物(レアメタル)「リチウム」が発掘され、
世界から注目を集めています。
 その量は世界の埋蔵量の約50%以上あると推定されています。
「リチウム」からできる「リチウム電池」はガソリンに替わる
新しい「動力源」になるからです。
 しかも、鉱物ですので環境に優しく、所謂「クリーンエネルギー」です。
 ・・・・・・・・・・
 今では「ニッケル電池」や「水素電池」とガソリンとを動力源とした
ハイブリッドカーはありますが、「リチウム電池」は、
それのみで「動力源」になります。
 まさに、次世代のエネルギーなのです。
 ・・・・・・・・・・
 何はともあれ、ウユニの旅に行きましょう。




 天空都市から約50km地点。この付近は断層になっており崖がそそり立っています。


 同上


 以前は天空都市とウユニまでの鉄道はあったのですが、現在は廃線です。
 ただこの先20kmところにPORCO鉱山がありそこと天空都市への貨物列車は走っています。


 同上、落石防護工など施されていません。

 同上。道床は土です。通常はバラスト(一定の粒径の砕石)をいれ、
 クッションにします。さぞかし乗り心地が悪いでしょうね。
 通常カーブ部分は脱線防止に安全レール、また私が立っているところは
 踏切なのですので、ここも安全レールがなくては、レールの破損につながります。
 大型の通行車両も少ないので、破損したときにメンテするのでしょうねー。
 真相はお金がないからです。

 同上、高山を走る列車。機関車は当然ディーゼルです。
 時速15kmくらいでしょうか。私が走れば多分、追い越せます。

 
 途中のアドベ造りの家。この街道はウユニまですべて、この造りです。

 
 リャマたちが車道を横切りますので、一時停車が原則です。
 農民たちの貴重な生活資源なのです。

 牛たちも貴重な生活資源です。


 これは水辺で草をはぐくむリャマです。

 これです。アンデスの希少動物。「ビクーニャ」

 同上

 同上


 ウユニ駅です。

 同上

 同上。この台車みたいなのは手動式メンテ車です。
 人力で上部の棒を動かし車輪を回転させます。

 列車時刻表です。上方のSALIDAは「出発」LLEGAは「到着」です。
 下方は左から「列車名」、「列車等級」、「運賃表」です。
 ここから、チリ国境やアルゼンチンの国境に行けるのですね。
 上の表から真夜中出発で朝に到着します。景色は期待できませんし
 列車の中は凍りつくような寒さでしょうね。

 多分この列車が「EJECUTIVO」で上級車でしょうね。
 バラスト道床でした。でも枕木が見えません。
 「遊間=レール間の継ぎ目の隙間=これは気温の差により、調整するようになっています。
 レールが曲がったり、隙間ができたりでガタンガタンとします。
 多分「ボロ隠し」と考えますが。


 ウユニ塩湖の入り口200m手前に到着です。
 塩でできたホテルがあり、その内部です。壁、床と天井すべて塩造りです。

 同上

 同上。でもテレビやINTERNET接続はなく、ただ寝るだけです。


 ここが塩湖の入り口です。滞水しているには塩を採取したからです。

 同上、遠くに採取した約1mの高さの塩の小山が見えます。

 さー出発します。水がありますので、4輪駆動車でないと無理です。

 同上

 これぞ逆さ富士です。雨季には絶句するほど素晴らしい景色と聞きます。

 採取された塩。

 同上

 同上

 人力でトラックに積込み運搬します。

 どこまでも塩原が続きます。雨季は雲や遠くの山が「逆さ富士」になります。

 塩湖の中に建物があります。唯一のホテルです。

 ここも椅子、テーブルおよびベッドも塩造りです。

 同上

 世界中から来る旅行者はここで一休みします。
 車には調理道具一式と食料品を積み込んであります。

 塩の上で遊ぶ子供たち。

 同上、遠くの山の雪を持ち上げてる大人。


 さーさらに奥に行きましょう。雨季はさぞぞかし・・・・・・。
 想像してください湖面が鏡となり湖面上のものがすべて対称形で見れるのです。

 同上

 何やら島が見えてきました。何の形に見えますか。
 私はクジラだと思いましたか、現地人ガイドは「魚」と答えました。
 なぜかと言うとこの島の名前は「魚の島」=Isla de Pesca と言うからだそうです。

 なんだか無数に突っ立っているものが見えます。
 何でしょうね。

 サボテンです。「魚の島」ならず「サボテンの島」です。

 同上。しかもどれも巨大です。

 同上

 これで優に3mはあります。

 この魚の島の高さは約50mくらいです。上ってみましょう。
 途中から塩湖を撮りました。

 これは4mくらいあります。子供をおんぶしているようです。

 途中からの風景。

 指みたいなサボテン

 途中からの風景

 同上

 頂上からの風景

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 さー、下りましょう。下り口は上りとは違う経路です。
 なんと素晴らしい景色なのでしょうか。

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 きわめて高いサボテンがありました。7-8mはあります。
 後述しますが1mは100年経過していますので700-800年です。

 親子サボテン、また見つけました。

 まさしく火山岩です。

 このサボテンは9mあります。
 その根元に看板があり、そう書いてあります。

 「9mあり約900年経過している」と書いてあります。

 途中から見る風景。

 同上

 塩湖上に到着。リャマが迎えてくれました。

 テーブルはすべて塩造りです。ここに管理小屋や展示場があります。

 さー美しい風景を見ながら戻ります。

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上

 同上。塩の小山が見れると塩湖の入り口です。

 同上


 

 

 「花冷え」 冒頭に記述しました。 
 8月24日に「白い街」へ下りました。
 待ちに待っていた「ジャカランダ」の花は半分以上
散っていました。あと一週間早ければと惜しまれてなりません。
















 ここのジャカランダ並木は覚えています。下記見てください

 初々しい新郎新婦が祝福されていた小さな教会です。
 その右側に上記がありました。

 カテドラルの前も散っていました。

 天空都市への帰り際に見つけました。

 ありました。



 おまけです
「はみ出た看板」と写真屋に群がるインディヘナの山高帽を被った女性たち。





 おまけです 2.
 天空都市に戻る途中、国道を封鎖しカーレースが催しされていました。






 LLEGADA=到着=Goalです。


 次回からの掲載予告
 1.エッフェル塔、パリ交通事情、ベルサイユ宮殿、モン・サン・ミシェル修道院
 2.ボリビア、天空都市、高原都市コチャバンバ市
 3.チリ・サンチャゴ市
 4.バルセロナ、ガウディの傑作 サグラダ・ファミリア聖堂、他
 5.ベルギー、オランダ
 6.ドイツ ケルン大聖堂およびハンブルグ
 7.マドリッド、南部アルハンブラ宮殿 
 

天空都市(12)「天空都市」に戻る

2011-08-01 06:48:15 | ボリビア(2nd)
 空は果てしなく高く、薄い青色のベールにて
見渡す限りどこまでもどこまでも広がっています。
 春に向けて空は、次第次第に鮮やかな青色に模様替えをしていこうと
しております。
 もうすぐ立春を迎え、徐々に風が吹いてきました。
 春一番の到来もまじかのようです。
・・・・・・・・・・
 降雨は一滴もなく、寒さは峠を越したとは言え、
吹く風は、凍てつき、射すように体にしみてきます。
 空気は乾燥し運動しても汗は出ず、車のドアに触れるたびに
ビリツーとします。
 日中の気温はは15℃で行き来し、陽ざしの中では快適な状況ですが、
いったん日陰に入ると、アルパカのマフラーをしておかないと
凍てつくような寒さです。
・・・・・・・・・・
 天空都市はいつもと同じ百代の過客のように、時はゆっくりと流れ
街ゆく人は相変わらず寡黙で、車のタイヤが時折、石畳の舗道に擦れて
軋んだ音を奏でて通り過ぎていきます。
・・・・・・・・・・
 文明の発達した国から戻ると、停電やら断水やら日常茶飯事で
生活環境の利便性ははるかに劣りますが、それゆえ、
それに対処するため、生活の知恵を出し合って生きている
人々の温かさや優しさをはるかに感じます。
・・・・・・・・・・
 さして生活物資もないこの街の暮らしは本当に質素です。
 時折、ここの人たちは民族衣装を身にまとい、楽器を奏で
街を踊りながらかけて行きます。
 何もないここでは歌と踊りは自然に習得するように思います。
・・・・・・・・・・
 フォルクローレ(南米アンデス地方のフォークソング「コンドルは飛んでいく」に
代表される)の店からは、ケーナ、チャランゴやサンポーニャの音色が聞こえ
シンガニ(ぶどうで作った焼酎)を片手に、何とも言えない「哀しい旋律」に
人々は耳を傾けています。
・・・・・・・・・・
 平凡に見える平凡な毎日ですけど一生懸命に生きてる実感が感じとられます。
・・・・・・・・・・
 今晩は、私がここでお世話になっている上下水道公社建屋の落成式で
プラサ(中央公園)近くに来ています。
 ボリビアではつと有名な歌手が招待され、ラテン音楽=愛の歌を
ギターを抱え、男ながらも甘い声で熱唱していました。
・・・・・・・・・・
 屋上に上れば満天の星空で、教会はイルミネーションに飾られ
夜空に輝き、「宝の山」もイルミネーションが施され、美しい
稜線が描き出されていました。
・・・・・・・・・・
 この街にいるとなぜだか感傷的になります。
 酸素濃度は薄いのですが、それを補って余りある美しい自然や
擦れていない純粋な心を持った人々の温くもりがここにはありました。
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・ 
 つい室生犀星のあの詩が思われます。
「故郷は遠きにありて想うもの」
 遠い遠い日本の炭鉱の街の故郷や、
 千葉の利根川沿いの
いまだに自然が息づく佐倉や佐原のにおいがしています。







 エルアルト国際空港標高4,070mに到着。
 空は少し曇っていました。


 機中からみたイリマニ山標高6,402m。


 1543年に建造のラパスのランドマーク「サン・フランシスコ教会」


 ラパスの街並み。標高3,650mの世界一最高所の首都で
バレーボールに興じる学生。


 昔懐かしい「ポンポン菓子」売り。時々つまみ食いをしていました。


 エル・プラド大通り。


 翌日は快晴でした。
 ビルの谷間からイリマニ山を望む。


 同上 


 同上


 貧困者は酸素の薄い崖に張り付いて生活しています。



 同上


 溶けているようなこの建物はカーテンウオールで
下方の景色が窓に映っています。


 さあー 「白い街」へ到着しました。ここは憲法上の首都で、
1825年に独立宣言がここでなされました。
 今週8月6日はボリビアの独立記念日です。
 飛行機の昇降タラップを手押ししています。


 荷物の台車もです。


 同上


 中央公園に立つ「カテドラル」


 中央公園


 サン・フランシスコ教会


 「白い街」から「天空都市」へ向かいます。
 途中、道路が通行止めされていました。


 タンクローリー車がカーブを曲がりきれず
空荷のタンクが投げ出されています。
 幸いに対向車がいなく大惨事ではないようです。


 牛の売買がなされています。
 牛だけではなくリャマもそうです。


 アンデスの山々。


 同上。リャマも希少な草を探して食べています。


 同上


 同上


 同上


 岩石からの湧水に覆いかぶさる氷柱。


 同上


 奇岩群


 同上


 同上


 同上


 同上


 同上


 同上


 同上


 同上


 同上


 同上


 「宝の山」が見えてきました。


 街中心部のカテドラル。


 同上


 ラ・カンパニーアデヘスス教会と
その右横の白い建物が「旧国立造幣局」


 サン・フランシスコ寺院


 「宝の山」


 このアーチ門の向う側が植民地で、
こちら側に征服者の住居が立ち並ぶ。


 アーチ門をくぐり「宝の山」を望む。


 市街地


 同上


 同上


 天空都市から約40km離れた鉱山に行く貨物列車。
 以前はここから世界最大のウユニ塩湖まで貨車が運行されていたが
道路が舗装され廃線となっている。


 民族衣装をきた子供たちの踊り。


 同上


 フォルクローレのお店。

 
 左がケーナ(縦笛)でその右がサンポーニャ。


 落成式。正面の壁からは水が落ちている。


 愛の歌を熱唱する歌手。


 同上


 夜のサント・ドミンゴ教会 


 ラ・コンパニーアデヘスス教会


 サント・ドミンゴ教会


 サン・フランシスコ教会


 カテドラルは現在、改装中です。


 「宝の山」




天空都市(11) 「宝の山」に登る

2011-05-24 11:55:09 | ボリビア(2nd)
 5月に入り降雨もパタッと止み、日ごとに寒さが増して来ました。
 周りの山々が白いものに覆われるこの時期は、空気が乾燥し
全身は静電気で充たされ、物に触れると「ビリッー」と音が聞こえる程です。

 昨年の5月もそうだったように、ここ天空都市の季節の移り変わりは
定常的と 感じ取られ、山、川や大地は、まだまだ自然力が息づいております。

 この広大な大地には温暖化の影響は稀有のようです。
 自然の山紫水明な移ろいを見ていると
次第次第に自然に同化させられているように感じます。
 ・・・・・・・・・・
 晴れ間が多くなるに連れて、朝起きた時に頭痛がし始めてきました。
 晴れと頭痛には相関関係はないと思います。
 原因は下記のようだと考えます。

 年初にここに戻ってきてから約5ケ月が過ぎ、体内に蓄積されたいた
酸素が無くなってきたからです。
 この状態は「高山病」特有なもので
まず、    「頭痛」
それに伴う  「不眠」
       「倦怠感」や「脱力感」
       「物忘れ」や「思考のショート」
     や 「肩こり」等の 症状が見られます。
 「頭痛」は何となく分かるのですが、
 「肩こり」も酸素欠乏に因るものでしょうか?
 多分、そうだと考えています。

 通常、4,000mの高地において、ほぼ100%の人が「高山病」に罹ります。
 私の場合はここ4,000mの生活に1年間強、適応してきたので
「高地には自信がある」と高をくくっていました。

 最初の1年間は高地対応にそれなりに気を付けて、大丈夫だったのですが、
 1年後の 「気の緩み」
      「運動不足」
      「栄養バランスの欠如」
      「年齢に起因?」 等で
相乗して、症状が顕著になっているような気がします。
 ・・・・・・・・・・
 この状態では、急いで低地に下りなければ、最悪の事態に至ると
「常識」が脳裏を突いてきます。

 それとは相反し「まだ特別に重大な症状は見られない」し、
この際、更に酸素の少ないもっと高所に登り心肺に負担(体力を鍛える)を
掛け、そこから天空都市に戻ってきたら、「どうなるだろうか?」
 きっと心肺機能が大きくなり「楽になるのではなかろうか?」 と
正常人では考えられない「非常識」な発想が生じ
「試してもよいではないか」 と言う結論を 安易に導いたのです。

 ここ宝の山は天空都市から眺めると峻険な山には見えず
稜線はなだらかな直線であり、転石はあるものの、
肌はむき出しで地山が見え、それは堅固である様に見えています。

 また、途中4,600mまでは廃坑になった坑口までのアクセス道路があると
聞いているので、
「大丈夫登れる」 と言う確信に変わり(=持って行き)、
「もし心臓や足に変化が現れれば下りてくれば良い」 と言う
短絡な解答を導き出し、「登ってみよう」と言う、
決心に変わっていったのです。
 
 多分に「思考力」が落ちている故の、こういう短絡な考えになったと
頭では分かっていても、「気持ち」がそれに逆行し、優先しているのです。
 それは「気持ち」の中に、標高4,800mから見る眺めは、必ずや
心身の苦しさを治癒するに値する「素晴らしいものだ」と 
過去の経験が、うなだれた頭を持ち上げるのです。

 また、そういう「気持ち」になるのは「体力があるから」
想起するのであり「健康な証拠」であると、良い方に自分を納得させ
とうとう決心したのです。
 ・・・・・・・・・・
 快晴の日を選び決行しました。
 約4,650mまではアクセス道路があり、残り、垂直高で150m=斜長で約860m。
 登り始めると意外に転石が多く、当初の稜線のルートは断念しました。
 兎に角、滑落に注意し、一歩一歩足を固め、地山を選びながら、
途中途中で休憩し「下界」の景色を堪能しながらの「登り」でした。

 また、当日は風が強く心臓には負担はかからないのですが(=空気をうんと吸うので)
吹き飛ばされる心配 と 次第に足の上がり、特に腿(もも)は重しを載せられた
ようになり、休憩の頻度が徐々に増え、最後の30mは息絶え絶えで 「やっと」登り切った
感じです。やはり「体力」の衰えを痛感させられたのでした。

 でも、山頂から見る「素晴らしい景色」が、そのネガティブ・ファクターを払拭したのです。
 下方には小さく天空都市全域が、四方にはアンデスの地肌がむき出しの
灰茶色の標高5,000m~6,000mの雄大な山脈が連座し、その懐には美しい湖が見られます。

 空中都市から見える頂上の「白いもの」は管理小屋で、そこには「水準点」が
埋め込まれ、その裏の石壁には標高4,825mと記されていました。
 そこから頂上までは約30mあり、「宝の山」の標高は約4,855m前後となります。

 空は満天の青空でした。頂上に立つと風速9m=約32km/時あり、
風は冷たくて、油断すると吹き飛ばされる状態でした。
 頂上には縦横約1mの石壁が半円形に設けられ、その中に入り
風と寒さを避けながら、壮大なアンデスの山脈や天空都市を
しばらく時間を忘れ眺めていました。

 「地球は何と広いのか」
 「自然にはかなわないな」
 「・・・・・素晴らしいな」
 等々、色々、感嘆しているうちに

 体の痛みは消え去り と 同時に
 心の方も爽やかになっていました。

 体の不調は気の緩みが引き起こしていたのでしょう。
 低地の場合は気が緩んで来たーと感じれば
時間を作り体を動かす事を心掛けていました。

 ウオーキングやハイキングも然りで、体が健康であるから
できるのであり、そうすることにより心の健康もバランスするようです。
 「健全な精神は健全な肉体に宿る」でしょうか。

 ・・・・・が
 あくる日、起きたら、また頭痛です。
 やっぱり4,800mの短時間登山は「荒療治」だったのか と思い知らされます。
 でも、でも一時的に治ったのですから、満足しましょう。と言い聞かせ・・・・・

 週末は「白い街」2,750mへ下りてみようかなー。。。。。


 四月中旬の雲。街も覆われています。



 四月下旬の雲。こうやって渦を巻き、天高く消えていくのでしょう。



「宝の山」と「宝の小山」 全景。
 稜線は美しいのですが。



「宝の山」と「宝の小山」 =左側に見える低い山をそう呼びます。



 「宝の山」と「宝の小山」の大写し。
 「宝の山」の頂上には 白いものが見えます。
 「宝の小山」には 何か建造物が見えます。



 4,650m地点。天空都市から見ると「宝の山」の背後にあたります。
 結構、転石があり、雪渓です。



 同上。



 同上。



 天空都市側。頂上に微かに 白い物 が見えます。
 転石や転砂があり、ここの右側をループし登ります。



 同上。



 頂上に近づくと結構、険しさが増します。



 同上。



 岩石山が崩落し大石が散在しています。
 天空都市から見える「白い物」は何やら建物です。



 宝の山を守る 管理小屋です。



 管理小屋から見る天空都市
 「宝の小山」は懐が深く、ここからだと遠くに見えます。



 「宝の小山」にある建造物は両手を広げたイエスキリストの像です。



 水準点=BM=Bench Mark=太平洋の平均水面高を標高0(ゼロ)とし、そこを基準点とし持ってきた
標高を示す点。



 「水準点」の後ろ=管理小屋の横にある標高を記した石壁。



 もうすぐ頂上です。



 頂上です。



 前記写真の左上の半円形の石壁の中から撮っています。
 東側(ブラジル側)です。
 以前掲載した 豪雨で決壊した湖が見えます。



 カメラアングルを少し右方向(東南方向=パラグアイ側)に振りました。
 コニーデ式(富士山タイプ)やトロイデ式(釣鐘状)は6,000m超の火山です。


 
 更に右方向、南側(アルゼンチン側)です。



 更に右方向、南西側(チリ側)です。



 更に右方向、西側(チリ、太平洋側)です



 更に右方向、西北側(ペルー側)です。



 更に右方向、北側、天空都市を一望できます。



 更に右方向、北東側、真下に管理小屋の屋根が見えます。



 この写真で一巡しました。



 もう一度、天空都市を紹介します。




イースター週間

2011-04-17 05:55:46 | ボリビア(2nd)
 日本語では「聖週間」or「受難週」
 英語では 「Holy Week」or「Passion Week」
 西語では 「Semana Santa」(セマナ サンタ)

 本日4月17日は聖週間の始まりの日「Palm Sunday」です。
 キリスト教の最も重要な行事で、その週にあたります。

 本日(Palm Sunday)は
 「春分の日から、最初の満月の、直後の日曜日」から始まります。
 今年で言いますと
 ・春分の日=3月21日
 ・その後の最初の満月=4月14日
 ・直後の日曜日=4月17日 となります。

 この週の金曜日(今年は4月22日)はイエス・キリスト受難日
 (ゴルゴダの丘で磔刑になり昇天した日)です。
 この13日の金曜日は欧米では不吉な日とされています。
 蛇足ですが、超高層ビルの13階はユーティリティーズ・エリア(機械、電気及び設備機器室)で
 締め切られており、またホテルの13号室は欠番なっています。等々。

 英語圏ではGood Friday,西語圏ではViernes Santo(ヴィエルネス サント)と言います。
 ここ中南米では祝日になります。
 米国は州毎に祝日は異なりますが、大体、中南米と同様です。
 春を迎える欧州では金曜日と月曜日(Easter Monday)を祝日にし
 土日を挟んで4連休になります。

 受難日から3日目の日曜日が「復活祭」です。所謂「イースター(Easter)」です。
 イースターの前日の土曜日から、日曜日(安息日)を数えず40日前の水曜日(Ash Wednesday)
 の直前の日曜日が 「カーニバル」=「謝肉祭」です。
 この40日間はイエス・キリストが荒野にて断食をされた日とされ、「四旬節=Lent)」と
 呼ばれます。
 この断食の後、聖週間に、
 エルサレム入りされ、受難(死)を迎え、復活(生)されるのです。

 キリスト教徒は基本的にこの40日間は断食していますので、肉類、卵や乳製品は
 禁じられています。
 つまりカーニバルと聖週間最後の日=復活祭 の日に、上記肉類等を食べるのです。

 「復活祭」には色付けされた卵や卵の形をした菓子やチョコレートが食卓や商店に並びます。
 また卵の他に、ウサギの形をした菓子やチョコレートも見られます。
 日本でも今週1週間は同様に卵やウサギの形をした菓子やチョコレートが
 商店に並びます。ご覧下さい。

 受難の前日、木曜日が、12人の使徒との「最後の晩餐」です。
 この使徒の内、ユダがイエス・キリストを裏切ったことは有名ですが
 他の11名も、当時エルサレムを支配していたローマ帝国の権力に屈し
 崇拝する主イエス・キリストに掌を返したのです。

 イエス・キリストは
 1.人間は弱く自分の都合の良い方向に行動し不正(不道徳)行為をする。
 2.その後受難の日を迎える。
 3.3日後に復活をする。
 とわかっていて、「すべての人々の贖罪を背負い」
 磔刑になり神に許しを乞うたのです。
 ・・・・・・・・・・
 毎年「聖週間」が近づくと、小学生の頃、学級全員で観に行った
 映画「ベン・ハー」を思い出します。
 子供心ながらの記憶が未だに残っています。
 この映画でイエス・キリストとベン・ハーが出会う場面が2回あります。
 いずれも「ひしゃくで水を差し向ける」シーンです。
・1回目はイエス・キリストからベン・ハーへ
・2回目はベン・ハーからイエス・キリストへ
 ・・・・・・・・・・
 話が長くなりますので、映画の中味は「ベン・ハー」をご覧ください。
 また、同時に「(ヨルダン編)モーゼ終焉の地」にて掲載しました
 映画モーゼの「十戒」もご覧いただければと思います。

 最後に、この度の未曾有の東日本大震災により犠牲になられた方々に
 レクイエムの意をこめて、十字架上のイエス・キリストの写真を
 手向けます。















天空都市(10) 面白 「広告看板 と バス」

2011-03-27 07:12:35 | ボリビア(2nd)

  この度の未曾有の
 東北関東大震災並びに福島原子力発電所大事故に於いて
 被災された方々、亡くなられた方々及び、余儀なく
 避難生活を強いられている方々に対し、心より哀悼の意を表します。

  私の知人友人も被災地には多数居ります。
 被災された方、避難されている方、未だに連絡がつかない方
 及び、救助活動に参加または従事している友人が多数います。

  世界中の人々が復興までの長い道のりの間、いつも皆様のそばにいて、
 限りのないお手伝いをしております。 
 ので、勇気をだし、前へ前へと進んで行くことをお願いいたします。

  私も2001年6月23日(南米では冬至の候で南風が吹きすさび非常に寒い日でした)
 にペルー南部にて大地震(M=8.1)を目の前で体験しました。

  被災者の方々や避難されている方々の、心境を思いやると、
 言葉には言い尽くせがたく、やるせなく 心に深い傷を負い、
 大変に厳しい生活を強いられている有様が痛いほど分かります。

 でも、その時に世界各国からの心温かい救援物資、義援金や
 激励の言動に見守られて、徐々に生きていく希望が見えていました。

  皆様におかれましても、決して自分をあきらめることなく
 手に手を取り合って早く喜びの笑顔を共有する日まで、
 お互いに精一杯頑張りましょう。


  さて、ささやかながら
 ここ南米の最貧国から、少しでも楽しくなる写真を贈ります。
 後日、落ち着かれたら、ゆっくりと見てもらえばと思います。

  「頑張りましょう。復興に向けて。お互いに。」


  下記の写真3枚にはいずれも共通点があります。
  お分かりでしょうか?







  お分かり頂けたと思います。


  また下記の写真にも同じく共通点があります。
  お分かりでしょうか?







  これもお分かり頂けたと思います。


  更に広告看板をご覧ください。













  そうです看板から色んな物がはみ出しています。


  ここからはバスです。



















  そうです気味が悪いほど耳みたいなバックミラーです。
  車体は色とりどりな写真が施されています。
  誌面の関係上でその見事な写真(絵画?)は後日掲載します。


 最後に昔懐かしいボンネットタイプの乗合バスを掲載します。