土木技術者が撮った中南米の「光りと影」の写真 及び 他国風情

 約22年間の中南米赴任中に土木技術者の視点から撮った写真。開通前のパナマ運河に架かる第二アメリカ橋は圧巻 & 他国事情

オオガハス(大賀蓮)

2019-06-25 00:22:22 | Japan
 本題に入る前に
 前回掲載「半夏生」の花の6月20日現在の様子です。
 白色化が進んでいます。
 

 同上


 同上


 同上


 ・・・・・
 
 ハナミズキの仲間のミズキ科の「ヤマボウシ」がきれいに咲いています。


 同上



 さて、本題のオオガハスですが
 大賀一郎博士が、昭和26年に千葉市花見川区の現東大総合運動場内で
 2000年の間、泥田の中に眠っていたハスの実を発見されました。
 戦後間もない規制が厳しい折り「これは古代のハスの実」との信念をもって発芽・育成された
 ものであると、朝7:40分から約30分間の観賞会でガイドさんが説明されていました。

 下の写真のようにハスの命は4日間です。
 1日目:朝4~5時に花弁が緩み始めとっくり型に開いた後、全開せず朝8時頃には閉じ始めます。
 2日目:深夜1時頃から緩みだし朝7~9時頃に全開します。朝11時頃には閉じます。
 3日目:2日目同様に朝9時頃に全開し花径が最大となります。
     花色はやや褪せて来て昼頃から閉じ始め、完全には閉じない状態です。
 4日目:朝8時頃には全開となり花弁は少しずつ散り始め昼の4時過ぎには完全に散ります。
 蛇足ですがハスを見るには早起きが必須です。
 前夜は子供の頃の遠足の前の日のように様にワクワクしています。



 千葉公園内のオオガハス池の配置は変形扇形をしており、その鼎にある「蓮華亭」と言うお茶屋さん兼
 お土産屋さんから西の方を望んでいます。


 同上、北側を望む。対岸には懸架式の千葉都市モノレールが走っています。


 同上、東側を望む。


 同上


 同上、「蓮華亭」 


 対岸、モノレール側から「綿打池」を挟んでハス池を望む。


 同上


 蕾の状態


 同上


 少し花弁が開き始めました。



 ここからの花弁の開き方の「日にち」は個人の主観が入っています。
 1日目の状態


 同上


 同上


 2日目


 同上


 同上


 3日目


 同上


 同上


 同上


 4日目


 同上


 同上


 同上


 以上 元気便りを兼ねまして



半夏生 と (アジサイ・ユリ・ベニバナ)

2019-06-18 21:45:52 | Japan
 24節気とは1年の1/24で約半月目=約15日です。
 半夏生はそれをさらに3分割した72候の一つで約5日ごとの季節の表示で、
 それは「気象の動き」や「動植物の変化」を知らせるものであり夏至から数え
 て11日目の日で、2019年は7月2日に当たります。
 その日から5日間は半夏雨と言う大雨が来る確率が高いため田植えやその他の
 農作業等は半夏生の日までに終える慣わしとされています。
 ・・・・・
 ところで、同じ名前の草花があります。
 6月の初めに週一回行く千葉市都市緑化植物園」に行った折に
 そこの下図「6月の見どころマップ」


 を見つけ、そこには「木本類」と「草本類」の分類した花の写真が載っておりその草本類
 8種類の一つに「ハンゲショウ」と言う名前の鮮やかの白色の葉っぱの写真があり探しに
 行きました が、生憎せせらぎの中州の雑草に埋もれていて見ることができませんでした。
 翌日に「千葉市花の美術館」に出向き受付で尋ねてその所在を教えてもらい温室の北側
隅にひっそりと咲いているように見える半夏生を初めて見ました。

 千葉市花の美術館、前庭から温室とアトリウム棟を望む。


 前庭に今咲いてるマリーゴールドとサルビアの花々。


 受付を通りアトリウム1階から中庭にでて西側に位置する温室を望む。(温室は2階建)
 右隅の赤丸〇の温室の陰の所に半夏生があります。


 北側に位置するアトリウムを望む。
 左隅の赤丸〇の所が半夏生です。


 他の草花に紛れてあります。まだ白色化は進行中です。


 徐々に白くなって行っています


 同上



 この場所は昼からは日陰になる少し湿った場所にあり、この植物園にも頻繁に来ているの
 ですが、目を通さず、スット素通りしていた場所でした。
 通常、この植物園の花には名札がついているのですが、半夏生にはついていません。
 葉の半分だけ白い化粧をするので、何か、白いものが付着していると思っていたと思います。
 半夏生は自分をアピールするのが苦手なんでしょうか。
 なんだか日陰にあってさびしそうに見えるんですが。


 同上


 植物園の外に出て脇庭に咲いている季節の花々です。こちらは艶やかです。


 綿菓子のようにフワフワな西洋アジサイのハイドランジア。
 アジサイは日本原産の植物です。


 青い色のものは清楚に見えます。


 ガクアジサイはさながら自然の造形美です。


 同上


 同上


 ここのカシワバアジサイは大きくて45cm位ありそうです。


 中庭にもアジサイはあります。
 

 ユリの花々。


 同上


 こちらの方が綿菓子に見えます。スモークツリー。


 ・・・・・

 ところで、東北の夏の4大祭り(3大祭りは有名です) は
 1.青森ねぶた、2.秋田竿燈 3.仙台七夕 と 4.山形花笠祭りです。
 下記は4.花笠祭りに歌われる歌詞の一節です。
 
 ♪♪ 花の山形 紅葉の天童 雪を(チョイチョイ)
 眺むる尾花沢(ハ ヤッショ マカショ シャンシャンシャン) ♪♪

  蛇足ですが千葉県の花は「菜の花」で千葉市の花は「オオガハス」で、
 「オオガハス」は千葉公園が今週、川村記念美術館が来週に満開の様子です。
 ハスの花は4日間の命でチャンスを逃すと我が身に沁みて大変後悔します。
  
 さて、上記歌詞の山形の県花は「ベニバナ」です。
 そのベニバナが近くに咲いているのです。
 以前にも投稿しましたが千葉市の南東約30kmにある「長福寿寺」と言う象さんが
 守護神?のお寺です。このお寺は西暦798年に桓武天皇の勅願により創建され1200
 余年の歴史がある大古刹なんです。
 二頭の象さんが居て、金運と健康を叶えてくれる「吉ゾウくん」と縁結びの「結愛ちゃん」です。

 表参道から本堂を望む。


 同上


 向かって左側が「結愛ちゃん」で右側が「吉ゾウくん」です。


 表参道の左側に約10万本の「ベニバナ」があります。


 同上。


 最初は黄色です。


 同上


 赤く染まっていきます。


 同上


 通常の倍くらいの大きさの薄赤紫のスモークツリーがありました。


 以上、元気便りを兼ねまして


 

水無月(田圃、アヤメ、紫陽花・ハナショウブ)

2019-06-11 01:17:53 | Japan
 2019年は6月7日に関東は梅雨入りをしました。
 ところで、
 旧暦六月は何で「水無月」なんでしょうか。
 この時期は梅雨で水は豊富にありますし、

 近くの圃場は満々と湛水されて美しい日本の原風景があります。


 旧暦十月の神無月の名前の由来は、毎年その月に全国の八百万(やおよろず)神々
 が出雲大社で開催される会議出席の為、出雲国以外は「神様がい無い月」になる
 からだそうです。 それは納得します。

 が、 「水無月」は?
 元々、「水月」と言っていて「水が有る月」=「水有月」=「水月」だったそうです。
 それをどうしてわざわざ真反対にしたのでしょうか。
 理由は、梅雨で雨が沢山降り過ぎて、恐くなって「水月」ではなく
 もう「水は無くてもよい」との願掛けから「水無月」にしたそうです。
 少し説得力に?な感じがしますが、そうかもしれません。

 田や貯水池やダムにとっての恵みの雨は歓迎ですが、天候異変の最近は降り過ぎて、
 あまりに悲惨で目にしたくない事象が多く見られます。
 治山治水は、何で事が起きた後に大慌てで対処するのでしょうか。
 現代は危険予知ができる世の中ですから、国会議員が自助努力をして(例えば無益な
 議員を即に削減する等)国民に押付けるような安易な思考は論外で前以って予算処置
 を取得する施策を考えて下さい。
 また120-150億円/機のF-35ステルスが何で100機以上要るのか。
 イージス・アショアの立地場所のいい加減な選定方法等の偽造や公文書のねつ造や統計
 データーの改ざん等さながら詐欺師のごとく国民を欺き愚弄する行為が目立ちます。
 NHKが6月10日に発表した政権支持率は、ランダムに抽出質問した(RDD方法)結果は
 支持が48%、不支持が32%と言う理解し難い数字です。同日にそれ以外に5項目を同様
 に質問した結果は全て政権側にはネガティブな回答率が多かったにも拘らず不思議です。
 またねつ造かと疑いたくなります。口先だけの真摯に受け止めるのは聞き飽きました。
 孔子曰く「巧言令色鮮し仁」 
  
 閑話休題・・・・
 個人的にこの六月の 花は 「アジサイ」と「ハナショウブ」と思います。
 先週6、7日と「昭和の森公園」、「佐倉城址公園」と「川村記念美術館」へ
 「アジサイ」と「ハナショウブ」の咲き具合を見に行ってきました。
 両方の花ともに来週末(15、16日)が見頃と予想しています。

 五月には「アヤメ」が咲き端午の節句には「アヤメ」が飾られます。
 またこの日にはショウブ湯に入る習わしです。それは「尚武」に繋がるからです。

 「ショウブ」は科目がアヤメ科ではなくサトイモ科で華やかな花は咲きません。
 六月に咲く「ハナショウブ」はアヤメ科で「ショウブ」と区別する為に「ハナ」を付けたと言います。
 また、例年5月下旬~6月下旬に近隣の水郷や湿地園で開催される「アヤメ祭」の花は
 「ハナショウブ」です。  
 それは、「ハナショウブ」よりも「アヤメ」の方が聞き手に伝わる響きが良いからだそうです。
 私は「ハナショウブ」でも良いと思うのですが・・。
「ハナショウブ」は下の歌のように隠れて控えめなんです。

 🎵潮来花嫁さんは 潮来花嫁さんは 舟でゆく
  月の出潮を ギッチラ ギッチラ ギッチラコ
  人の噂に かくれて咲いた 花も十八 嫁御寮🎵
 (昭和35年の歌)

 女船頭さんのサッパ船(ろ船=櫓こぎ舟)に揺られ嫁いで行きました。


 同上
 
写真は潮来観光協会から引用

 ハナショウブは単体では可憐です。


 ・・・・・

 それでは、
 まずはアジサイからご覧ください。

 アジサイの名所「川村記念美術館」


 6月初旬の様子。まだ三分位でしょうか。


 同様にアジサイの名所「昭和の森公園」


 6月初旬のアジサイ畑の様子。五分位でしょうか。


 きれいで艶やかですね。


 同上


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 同上


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 同上


 同上


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 同上、ガクアジサイ。


 同上。カシワバアジサイ。


 「ハナショウブ」の名所「佐倉城址公園」
 6月初旬はまだ五分咲きでした。


 同上


 同上


 同上
 「バラ」同様に育種家の名前が登録されます。
 「ハナショウブ」は「バラ」と違って控えめ咲き方で名前と一致しない感じがします。


 地面と圃場との境界の土留め杭に止まっていた青色の珍しいトンボ。


 「ハナショウブ」


 同上


 同上


 同上。 「清少納言」は浮かんできません。


 「昭和の森公園」は「ハナショウブ」の名所でもあります。
 またこの時期にゲンジボタルも出現します。


 同上


 同上


 湿地帯に咲く多数の小さな白い花。


 「ドクダミ」です。
 白い花弁に見えるのは実は苞で花は中央に立っている芯のようなものです。
 庭の片隅にあるものを抜いてもすぐにでてきます。素手で引き抜くと臭いにおいが残る
 「ドクダミ」ですが漢方では多くの効能があり「十薬」と呼ばれています。


 蓮池のお花はまだ三分です。


 「オオガハス」池のお花は一分=探さないとわからない位です。


 同上、よく見ると


 ありました。


 面白い形の「スモークツリー」


 「タチアオイ」夏になると至る所に咲いて気持ちを休めてくれます。


 同上


 最後に
 昨年の「川村美術館」の「アジサイ」


 同上、「佐倉城址公園の」「ハナショウブ」


 以上、元気だよりを兼ねまして