土木技術者が撮った中南米の「光りと影」の写真 及び 他国風情

 約22年間の中南米赴任中に土木技術者の視点から撮った写真。開通前のパナマ運河に架かる第二アメリカ橋は圧巻 & 他国事情

リマの光りと影

2008-12-11 01:01:57 | ペルー
 昨日の写真の赤いパラグライダーの下に何かのオブジェが見えます。


 ここは「恋人達の公園」と呼ばれ恋人が抱擁しているオブジェがあります。リマ観光では必ず訪れるスポットです。その巨大さに度肝を抜かれると言うのが最初の印象です。ここには花が植えられ週末はまさに恋人達であふれます。

 大写し。日本では「公然わいせつ物建造罪」案件で撤収でしょうね。


 パラグライダーが今飛び立とうとしています。必ず後ろ向きで帆に風を張り、充分に張られた時に体を回転させ崖へ向かい海方向へと滑空します。彼らも正面の断崖が怖いのでしょうか? or 力学的な要因でそうするのでしょうか?。時々、前に抱かれて乗せた二人乗りのものも見かけられます。風任せですから怖くて乗る気がor乗り気がしません。


 海岸線の位置関係南側から北へ説明しますと①ホテルやショッピングセンター地区 ②「恋人達の公園」 ③「パラグライダー広場」 ④リマック川と国際空港側方面 となり、本写真は ④国際空港側方面から海岸線を撮っています。断崖の下に道路があり、法面防護や落石防護柵等の安全処置は取られていません。落石に巻き込まれた方の運が悪かったで済むんでしょうか?行政の考え方の違いなのでしょうか?それとも他に問題があるのでしょうか?撮影場所は、多少土砂が滑って緩やかな勾配になったところでしたが技術者的感覚が働き速やかに立ち去りました。


 が、市街地から約10km離れれば、都会に仕事を探しにくる地方からの人々で人口が増加し始めております。ここでの交通手段は日本では随分昔に見られた3輪車のTAXIです。MOTOR TAXI をもじってモトタクシーと呼ばれています。ペルー国内の地方に行けば主要な交通手段です。

 
 また、平地はだけではなく山肌にも住居が見られます。違法占拠です。土木技術者の好奇心で無線TAXIで行って見ました。ここでは誰でも乗用車があればTAXIに早代わりします。(違法ですが平気で走っています。フロントガラスにTAXIと書かれたワッパンを貼るだけですから。)電話で呼ぶ無線TAXIはかなり安全が確保できます。絶対に中南米では流しのTAXIに乗ってはいけません。以前に記述しましたが空港にはこういう輩が殆どですので税関を出たら必ずハイヤーの券売り場がありますのでそれを利用するのが安全です。蛇足(老婆心)ですがメーターのないTAXIは乗る前には値段を交渉しないと100%吹っかけてきます。露店の買い物も中南米は交渉です。こちらは駆け引きが楽しいのですが、TAXIは命を託して(TAXIして)いますので慎重な対応が必要(不可欠)です。



この記事についてブログを書く
« リマもう一方の顔、新市街 | トップ | 光りとサッカーと・・ »
最新の画像もっと見る

ペルー」カテゴリの最新記事