土木技術者が撮った中南米の「光りと影」の写真 及び 他国風情

 約22年間の中南米赴任中に土木技術者の視点から撮った写真。開通前のパナマ運河に架かる第二アメリカ橋は圧巻 & 他国事情

2024年1月・2月の風景(能登地震、房総正月風景 他)

2024-02-23 23:04:25 | Japan
 2024年は・・・・・元日早々から悲惨な出来事が発生しました。

 ① 元日16:10分に能登半島にM7.5の大地震が起き、約240人の方々が犠牲になられ
  ました。また負傷者は現在まで約7,490名で被災家屋は約69,900棟と報道されています。
 ② 翌2日17:47分頃に羽田空港の滑走路上でJAL機と海上保安庁機(海保機)が衝突し
  炎上。JAL機の乗客+乗務員の計379名は炎上する機体から奇跡的に脱出しましたが、
  海保機乗員6名の内、5人は亡くなられました。

  両事故により犠牲になられた方々に、心よりお見舞いを申し上げます。

 さて、上記

 ①は 自然災害です。 が、腑に落ちない事があります。

  ・今の科学の力で、地震予知は可能で、事前退避勧告をなんで発出できなかったのか。
  ・官邸が情報収集し、特定災害から非常災害対策本部に格上げしたのが発生から約7
  時間後だった。つまり大震災との認識が為されていなく、ゆえに、初動対応が大幅に
  遅れ、被災者数を増加させたのではないのか。今までに数多くの大震災を経験した、
  そのknow-howが何で活かされ無かったのか。(下関のふくを食べている場合ではない)
  ・約2ケ月経った今でもインフラの整備は不完全で、特に生きる為に必須な上水道復旧
  は何でゲリラ戦で散発的なのか。「山間の道路が崩落し通行止め」の言い訳は毎度の
  常套句で逃げ口上です。事故の全容を最新の機器(衛星やドローン)で俯瞰し、道路
  がダメなら他の対策を早急に取る対応は何でできなかったのか。  例えば、
  a) ヘリで給水車を運ぶとか、b) 井戸を掘るとか、c) 海水を淡水化するとか 、
  d) 泥水を上水化するとか、e) そうして造水されたものを循環させるとか色んな
  応急処置は考えられとハズですが、それらが、なんで早急に実行されなかったのか。
   つ・ま・り
   政治屋が怠慢で、彼らに追従する業務遂行者も「お役所仕事をしている だけ」
  だったんじゃないのか。

  今の自民党の政治屋は自分の保身や蓄財の為の対応には汗はかくが、大災害に対する
 対策は「指示をしました」で他人任せです。政治家を志した時の初心をお忘れでしょうか。
  最近「その場限りの取り繕い」に終始し、国民に寄り添った実行力が欠如している様に
 見受けられます。自民党員が起こす多くの不祥事の弁明を聞くに「重く受け止めている
 と言う割には、その後の対応は「軽く受け流している」ように見せつけられていては、
 この形態が今の政治屋の実態と思っています。日本はここ10数年で言い訳の上手い国に
 変わったようです。 また、党幹部達たちの答弁は、透明さも高潔さもなく詭弁で逃げ切
 ろうとするその態度は見苦しく恥ずかしい。
  こういうオジサン達は潔く議員を辞めて頂きたいのですが、前述したように保身と蓄財
 の術には長けている様ですので、次の選挙で引導を渡し政権交代をさせるしかありません。
  そうしないと日本の民主主義が危機に晒されていきます。

  野党も好き勝手に主張しないで、国民に寄り添った政治  をつくると言う原点に還り
 お互いに妥協点を見い出し一致協力して何で政権を取りに行かないのでしょうか。
 自民党同様に自分たちの保身を考えているのだったら次の選挙で落とされるでしょう。

  蛇足ですが、公共放送であるNHKは何で全ての国会討論の放映をしないのか。
  関係省庁から未だに横やりが入っているのでしょうか。倒産しないから日和見主義に
  なっちゃうのでしょう。  だったら早く民営化しましょう。

 ②は 明白にhuman-error(人為的ミス)です。

  パイロットと管制官の交信が無線だけのアナログ管制とは驚きました。これも言い訳
 だらけです。離発着回数が増えたにもかかわらず空港管制官数は同一で、聞き間違いで
 滑走路に入った飛行機に忠告するソフト機器(滑走路占有監視支援システム)があるに
 も関わらず、それを監視する人がいなかったと釈明。謂わばWチェック機能が停止して
 いたのです。子供でもそんな甘ったれた言い訳はしません。
  大事故が起こるのを予知できているにも関わらず、現状を変えようとしなかったのです。
  何故なんでしょうか。
  大勢の乗員乗客の命を預かっている空港管制官(国家公務員)に、このような無責任な
 言動が蔓延するのは何でしょうか。 ここにも政治屋の国民を見下した無責任言動の傾向
 があるように感じます。頭脳明晰な官僚も「長い物には巻かれろ」の幇間組織へと飼い慣
 らされたのでしょう。きっと。

  今の自民党政権には任せられません。我々にできる事は、不祥事や失言オジサン達を
 次の選挙で落とすことです。そうしないと、私たちの子供や孫の時代は「働けど働けど
 猶、わが暮らし 楽にならず」になります。
  でも、このオジサン達は自分の選挙区では病院、学校、インフラ整備 等で地元有権者
 に多大な利便を図り重宝されてる人達なんです。アリャー。

 最後に今の自民党議員が忘れた民主主義の基本の言葉を贈ります。
 Democracy is the government
  of the people, by the people, and for the people. 


 
 さて本題、
 ♪ 年の始めの 例とて 終なき世の めでたさを
        松竹たてて 門ごとに 祝う今日こそ 楽しけれ ♪

  年初の寒さに耐え、美しく、目出度い物の代表は「松竹梅」です。「厳寒の三友」と
 言われています。

 先ずは
 「松」


 マツボックリも人間同様、年々大きくなっていくみたいです。


 清々しいです。中央の高木はプラタナス。


 「竹」
 孟宗竹


 日本人の心がまっすぐな原点は、こういう風景から伝わってくる様な気がします。
 そして、これもまた、清々しく潔よさが漂よってきます。


 淡竹(ハチク)。破竹(ハチク)の勢いのハチクではありません。
 高さは10mにもなります。


 「梅」
 「梅一輪、一輪ほどの暖かさ」と言いますが、今年は2月20日に20℃越えを記録し
 梅が一気に満開になったようです。この句や「春遠からじ」と言う言葉は無くなりますね。
 所が翌21日は12℃、22日は9℃で23日は5℃と冬に戻りました。年々、異常気候
 の兆候が顕著になってきています。


 2月の初めには紅梅で満開な物もありました。


 同上。通常、紅梅が先に咲き出します。


 同上



  今年は暖冬で短冬です。その分、春が長くなって欲しいのですが。
  それゆえか季節の花たちも半月程度、早く開花しています。

  ロウバイは1月の中にはいなくなりました。


 ソシンロウバイ


 ロウバイ


 ロウバイとソシンロウバイ


 スイセンも1月の中にはいなくなっていきました。


 シャクナゲの蕾がもう出てきました。


 アセビの、スズランの様なツボ形の可憐な花も咲き始めました。 


 こちらは未だの様です。来月、弥生の代表花木です。


 サザンカは息が長いです。


 落ち葉の絨毯。


 センダンの木です。「栴檀は双葉より芳し」と言う言葉がありますが、匂いはしません。
 この栴檀は日本古来の楝(おうち)をセンダンと言っているだけで、匂う木は白檀です。
 線香や扇子に用いられています。


 実が落ちて5月頃に薄紫色の細かい花を沢山咲かせます。



 冬枯れした樹木はメタセコイアです。


 一本だけ常緑樹があります。クリスマスツリーであるモミノキです。


 メタセコイア
 長い円錐形の整った形の樹姿は目立ちます。


 プラタナス


 
 菜の花も1月の中頃には咲いていました。
 南房総鴨川市にある約10,000坪の菜の花畑。


 同上


 同上


 同上


 同上


 ムーミン列車でお馴染みの「いすみ鉄道」のホームにひっそりと咲く菜の花は郷愁の念が
 してきます。


 同上。線路の保守管理も大変でしょう。


 同上


 同上の駅待合室。温かさが滲んできます。



 笠森観音(笠森寺)の参道入り口。懐かしい露店が出ていました。


 参道は急峻な階段を上ります。手すりが人に優しいです、


 クスノキの木に穴が開いて、その中に何かが見えます。


 この穴をくぐりぬけると子供に恵まれるそうです。子授観音様と言います。


 芭蕉がここに1682年(天和2年)に来て、観音堂の上で詠んだ句です。
 「五月雨に この笠森を さしもぐさ」と句碑(中央の物)があります。
 笠をさすにかけたのですね。「さしもぐさ」はヨモギの異名。


 山門
 「坂東三十三観音霊場」の第三十一番札所。


 日本唯一の「四方懸造」の建築様式


 同上。 観音堂は「国指定重要文化財」です。


 本堂に上る階段は急です。約30度でしょうか。新勝寺の階段より急と感じます。


 同上


 回廊は狭くて高所恐怖症の人には怖いです。


 回廊から見た景色。


 下りの急階段


 金具は一切使用していません。



 外房御宿海岸


 ♪ 月の沙漠を はーるばると 旅の駱駝はゆきました ♪ 
  さて、ここでクイズです。
   金の鞍には王子様が、銀の鞍にはお姫様が乗っていました。
   金の鞍には何色の甕(かめ)が紐で結んでありましたか? 答えはこの節の最後に。


 遠浅の広大なこの海浜は夏は大勢の海水浴客であふれます。

 上記の答え。♪ 金の鞍には銀の甕 銀の鞍には金の甕 ♪



 やっぱり年初はここです。2月10日の3連休の初日に行きました。
 生憎のお天気でしたが表参道は大勢の人でした。半分以上は外国人です。


 同上

 
 参道にある飲食店はほとんどがウナギ屋さんです。
 うなぎ屋さんの修行は一般的に「裂きは8年」、「串刺しは3年」です。


 「焼は一生」です。本当でしょうか。焼いてる人は皆、若者ですが・・。


 江戸時代からある薬やさんは元気でした。
 きっと長生きの妙薬があるからでしょう。


 総門


 同上、12月26日の晴れた日のもの。
 違いは、正月の幕やその他の飾りが有るか否かです。
 また参拝客も少ない。


 総門~仁王門


 同上


 12月26日のもの


 同上


 仁王門の大提灯


 12月26日のもの


 仁王門から大本堂への急階段


 12月26日のもの


 常香炉と大本堂


 12月26日のもの


 大本堂


 12月26日に大しめ縄を取り付けました。


 12月26日は大晦日と年始に備えた飾り付けがなされていました。



 以上、
 2024年度2月の元気報告を兼ねまして
 蛇足:本日2月23日はフジサン(富士山)の日で、2月22日は猫の日です。