土木技術者が撮った中南米の「光りと影」の写真 及び 他国風情

 約22年間の中南米赴任中に土木技術者の視点から撮った写真。開通前のパナマ運河に架かる第二アメリカ橋は圧巻 & 他国事情

6月の花だより・・・オオガハス(千葉公園)

2020-06-30 23:00:03 | Japan
 「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」
 子供時代に貧乏の最上級生活を余儀なくされた
 「放浪記」の作者 林芙美子の言葉です。

 他方、
 美しい姿を早朝に開花させるオオガハスの一生は
 「苦しきことは多かりき」ではないと考えます。
 それはその美しい容姿を大勢の人に見せる事ができ、感動を与えるからです。
 ボリビアの4000m超にひっそり咲く美しいサボテンの花とは違うと考えます。

 オオガハスの命は、
 下記のよう「4日間」です。

 1日目:朝4~5時に花弁が緩み始めとっくり型に開いた後、全開せず朝8時頃には閉じ始めます。
 2日目:深夜1時頃から緩みだし朝7~9時頃に全開します。朝11時頃には閉じます。
 3日目:2日目同様に朝9時頃に全開し花径が最大となります。
     花色はやや褪せて来て昼頃から閉じ始め、完全には閉じない状態です。
 4日目:朝8時頃には全開となり花弁は少しずつ散り始め昼の4時過ぎには完全に散ります。
 凄いですね。


 ただし、美しい花は全部が全部一斉に咲くわけではなく、
 順々に咲いて行きますので、暫くの期間はそれらを観察できます。

 という訳で千葉公園に行ってきました。

 以下の1日目~4日目までの分類は個人的見解ですので間違いはご容赦願います。

 ハス池のはぼ中央から東半分を撮る。(6月12日撮影)


 同上(6月29日撮影)


 同上、西半分を撮る(6月12日撮影)


 同上(6月29日撮影)


 同上


 ハス池、綿引池とモノレール。(6月21日撮影)


 「蕾」 の状態


 同上


 同上


 1日目


 同上


 同上


 2日目


 同上


 同上


 3日目


 同上


 同上


 4日目


 同上


 同上


 以上、千葉公園。

 以下、川村記念美術館(6月30日)のオオガハス。

 ここは、コロナ対策が継続中で入場者を制限しています。
 そのため美術館と庭園散策チケットがセットでネット販売のみです。
 レンブラント 「広つば帽を被った男」
 ルノアール  「水浴する女」
 モネ     「睡蓮」
 等、素晴らしい作品が展示されています。
  
 オオガハスは、 全般的には旬は過ぎていました。
 

 1日目


 3日目


 4日目


 庭園は以前よりまして綺麗になっていました。
 コロナ禍の休業期間中に伐木、伐開、伐採や手入れが入念に実施された跡が見られます。


 同上。左側の大きな木は「ねむの木」です。
 池の左半分を撮る。


 同上、池の右半分を撮る。


 6月の元気報告です。
 明日7月1日は「半夏生」の日です。
 早いものですね、  加齢が・・・。
 

6月の花だより・・・紫陽花(千葉市花の美術館・宗吾霊堂(東勝寺)

2020-06-24 14:11:51 | Japan
  紫陽花は日本原産の植物です。
 語源は集眞藍(あづさい)で 眞藍(さあい)を集めるから来ています。
 しとしとと降りしきる雨のなかで眞藍の花にであうと目の覚めるような
 気がします。香りの立たないアジサイですが、何だか匂いが立ってる
 ような感じになり近寄って行きます。
 
  そんなアジサイの 花言葉が「移り気」なんです。可哀想ですね。

 その理由は、昔、在来の種の花色が七変化する事に由来しています。
 そういう訳か、万葉集には2種しか詠まれていません。
 花弁が四枚で四片(よひら)と呼ばれた事が不吉とされたからです。
 今は色は固定されていますので改名しても良いと思います。
 
 紫陽花が西欧に渡り改良されたものがハイドランジアとして
 逆輸入されています。
 持ち帰ったのは医者でもあり植物学者でもあった長崎出島の
 オランダ商館付き医師のシーボルトでした。
 千葉市稲毛の浜にある「花の美術館」の脇庭にもそれは咲いています。
 綺麗です。 (手前味噌で恐縮ですが。)

 それでは紫陽花=アジサイをご覧ください。

 ここは「千葉市花の美術館」=「山陽メディアフラワーミュージアム」の前庭です。
 アトリウムや温室に入館しなければ入場料はロハです。


 四季折々にそれらの花が咲きます。今はクレオメと


 アジサイが咲いています。


 前記した「花の美術館」の脇庭です。散策道の両側にハイドランジアがあります。


 ガクアジサイもきれいです。


 ハイドランジア


 同上


 同上


 同上



 ここは「宗吾霊堂」=「東勝寺」のアジサイです。
場所は成田市の印旛沼の近くです。ここが本堂です。立派の大きな建物です。


 本堂に続く山門と参道


 アジサイの散策道。整備されて気持ちが良いです。


 同上。入園料はロハです。
 アジサイの拝観料としてボランティアで本堂のさい銭箱にお賽銭とお線香を立ててきました。


 同上


 ガクアジサイも きれいです。


 同上


 同上


 アジサイ。匂いを嗅ぎに近寄りました。


 同上


 同上


 カシワバアジサイ


 同上



ー以上ー


 

6月の花だより・・・あやめ(潮来)

2020-06-23 01:51:23 | Japan
4月7日に発令された新型コロナウイルス(COVID-19)の「非常事態宣言」が
5月26日に解除されて、その後、6月19日に県境を越えての往来も許可
されました。その直後の
6月20日(土)と21日(日)週末の千葉県の観光地はは3密状態の人出でした。
私もその中の一人で、美味しい海鮮を食べに内房の金谷港に行って約30分待ちの
混みようのなか「social distancing」を保持して並びました。美味しかったです。
自粛から開放された親子連れが多くみられ、普通なら「微笑ましい」風景です。

とは言っても見えないウイルスが全くなくなった訳ではなく、
東京では6月になっても40数人の感染者が出現しています。
まだまだ不要不急の外出は「極力」控えたほうが良さそうです、が・・・。
いつになったら以前のように、どこへでも行けるようになるのでしょう?
 
「お上」には頼れない今は自分で危機管理をしなければなりません。
「アベノマスク」の検品(不良品の検査)費用が8億円とか
「持続化給付金」の元請けの中抜きが(769-749)20億円、
二次中抜き(749-645)の104億円、三次、四次、五次と中抜きのたらい回しを
されたら最後の請負契約者は雀の涙なんでしょう。毎度の構図です。
そうこうして、やっと給付金が申請者に届く頃には、体力=耐力のない事業者は
持ちこたえられなくてあえなく倒産です。
身内の分け前搾取の悪巧みが横行して、とても「スピーディ」な対応とは言えず
同様に掲げた公約はいつも口先だけで辟易します。  毎回ズズズブやんねん。
国会答弁は詐欺師の如く流暢で素晴らしく、騙されそうになります。
国民は騙し易しと嵩を括っているんでしょうね。
これは、
私たちが こんな人達を選んだ責任が大いにあります。
与党や自民党内にはもう自浄作用がなくなった今、
「スピーディ」に退陣させなければなりません。
またグチ言ってんねん

閑話休題、
標題の花たちは
①アヤメ ②アジサイ ③オオガハス

それでは
①アヤメ からご覧ください。
 あやめと言えば水郷潮来(茨城県)です。
 利根川を挟んで水郷佐原(千葉県)とは隣どうしです。

 潮来に着くと、この二人が出迎えてくれます。

 ♪ 潮来の伊太郎  ちょっと見なれば  薄情そうな 渡り鳥 それでいいのさ あの移り気な 
 風が吹くまま 西東 なのにヨー なぜに眼に浮く潮来笠 ♪


 ♪ 潮来花嫁さんは 潮来花嫁さんは 舟でゆく 月の出潮をギッチラ ギッチラ 
 ギッチラコ 人のうわさに かくれて咲いた 花も十八 嫁御寮 ♪


 「潮来花嫁さん」 仲人さん夫妻と花嫁さん一人で嫁ぎます。

(潮来市のHPから引用)

 これは観光客です。

(潮来市のHPから引用)

 上記の閑散時の舟着き場。 


 同上、舟着き場。下記の鋼製アーチ橋から前川の東側(太平洋側)を見る。


 鋼製アーチ橋=水雲橋 から前川の西側(利根川方向)を見る。


 約500種100万本のアヤメ園は水雲橋の西側に広がる。 


 アヤメ園。


 同上。


 前川は北利根川に注ぎ、水門で仕切られている。


 前川水門から東側の風景。


 今は船外機付きの舟もあります。船頭さんも高齢化したのでしょうか?


 「アヤメ」、「カキツバタ」と「ハナショウブ」の違いがやっと分かりました。


 水郷地帯は日本の原風景が広がっています。


②アジサイと③オオガハスは「スピーディ」に投稿いたします。

皆様も元気だと思います。
元気だよりを兼ねまして。