土木技術者が撮った中南米の「光りと影」の写真 及び 他国風情

 約22年間の中南米赴任中に土木技術者の視点から撮った写真。開通前のパナマ運河に架かる第二アメリカ橋は圧巻 & 他国事情

えぇ!こんなところに忍者

2013-06-17 00:06:54 | スーダン
 イスラム圏はここで6ケ国目ですが、それまでの国々では

 ここのように厳格に顔を覆う女性にはそんなに多くはお目にかかりませんでした。

 文化の発展の度合いにより、顔の露出がなくなり、服装もカラフルに

 なって行くように思います。

 ここは

 敬虔なイスラム教の信者が多いのです。

 もう一つの理由は暑さ防止と考えています。(イスラム社会は灼熱の場所が多い為)

 ・・・・・・・・・・
 
 イスラムの人々は、
 
 一日5回のお祈りは何があろうともその時間になると必ず励行します。

 ちょっと時間をズラすような事は決してありません。

 そして

 また来月9日から一か月間はラマダン(断食月)に入ります。水だけの生活です。

 聞いただけで私は「ご勘弁下さい」と言いたくなります。

 が、彼らは普段通りです。

  ・・・・・・・・・・

 毎日の「宗教の儀式」は生活の一部になっているのです。

 特にイスラム社会では顕著です。

 その敬虔さには畏敬の念を抱いております。

 ・・・・・・・・・・


 なにはともあれ写真をご覧ください。


 これだけの集団で来られれば恐怖を感じて近寄り難いです。 

 通常は黒い服装が正装です。威厳があります。

 黒は周りの色物と比べ身なりが引き締まって見えます。

 身のこなしがキビキビとしていました。

 年配の方だと思います。

 若い人のようです。

 同上。

 顔を出したら、チャーミングです。

 仕事が終わって帰宅中です。 (ここはバスストップです)

 同上。(後方のBOXがバスストップです)

 正装と略装です。

 近年色物も増えたと聞きます。

 可愛い女性です。

 同上。


 顔全体にマスクして、前が見えるのでしょうか?
 食事の時もこの格好です。じゃぁ、どうやって食べるのでしょうか?
 答えは、一回一回「下がり」を捲し上げるのです。上品にです。

 同上。

 同上。

 
 買い物し帰宅途中です。

 同上。

 多種多様で色とりどりな服装があります。

 同上。大きなニームの木です。

 同上。学校の先生と思います。

 カラフルです。

 同上。

 同上。

 同上。

 同上。

 同上。

 同上。

 同上。新婚さんです。
 K市には面白山の麓に古いモスクがあり、そこが子宝のご利益があるとのことです。
 面白山とこのモスクでパッケージツアーがあります。
 この時期、やっぱり、ジューン・ブライドでしょう。

 足に墨で模様を描いています。
 大半の若い女性がこのようにしています。流行と思います。

 古いモスクです。大きくてビックリしました。
 新婚さんのメッカと言うのも理解できます。

 同上。

 同上。

 モスク近くにある「カメ岩」。

 ハーブティ喫茶店の看板娘です。隣国エチオピアから出稼ぎに来ているそうです。
 いつも顔は隠していません。宗派が違うと考えています。


 ここからタヂカラです。(注:田と力を上下に重ねてください)

 毎朝7:00から大きな掛け声をかけて通り抜けて行きます。
 暑くないのかなぁ。

 予備軍。

 同上。

 同上。屈託のない笑顔を振りまいていました。

 同上。

 学校帰りです。空は砂嵐で土色に染まっていました。


 耳の長ーい山羊です。通りを我が物顔でかっ歩しています。

 最後は
 ♪月の砂漠をはーるばると・・・・・

 ・・・・・旅の駱駝が行ーきました♪


 
 結びⅡ

 昨日(23thJun2,013)17:15分頃に大砂嵐を見ました。
 北の空を一瞬にして覆い尽くしました。
 下記3枚の写真は北を向いて東から西方向へと撮りました。

 東の晴れた空に大砂嵐が侵入しています。
          カメラを西方向(左に)に振りました。
          更に西に振りました。
          街がすっぽり覆われました。
          次第に砂嵐は南に移動して行っています。
          約1時間後の風景。
ちなみに約12時間後の今朝も同風景でした。
          一昨日の早朝に上記と同角度から撮った景色。
ここ一週間で雲が出てきました。



 自然の業にはただただ脅威を感じます。
 この大砂嵐の後に雨季が来ます。

 結びの結び

 今年最初の降雨がありました。(25th/Jun/2,013,16:00)
 ザート10分位降って終わりです。
 すぐに干しあがった川を見に行きました。

 ザァート降ってきました。
          橋の上も水溜りが。
          下流側です。お湿り程度です。
          上流側。もお湿り程度です。

 もう直に雨がきます。雨季の内に保水し、乾季で消費する の「繰り返し」です。
 貴重な「命の水」です。 降雨も神の恵みです。
 インシャラー。 すべては神の御心のままに・・・・・・・。


 これでスーダンからの報告は完結です。

 
 編集後記:今回のスーダンは短期間でしたが、この灼熱のために心身の動きが制御されて
      最後はバタバタ・クタクタになってしまいました。
      自然の驚異(灼熱)には手も足もでません。
      強健な?身体を自負していたのですが、とてもここの気候には付いて行けません。
      なによりもつらかったのは過酷な暑さの為、気分転換が出来なかったことです。
      ・・・・・・・
      と言っても、ここに住んでいる人々がいるは限りは「命の水」は不可欠です。
      多くの人達のバトンリレーで早くインフラ整備が実現することを願っております。
      ・・・・・・・
      次回は、ここよりも少しは生活が可能な国からの報告を予定しています。
      アフリカは総じて貧困です。今後もアフリカと関わりあって行きたいと考えています。
      長期滞在し、微力ながら現地の人たちのお役に立てればと願っています。