土木技術者が撮った中南米の「光りと影」の写真 及び 他国風情

 約22年間の中南米赴任中に土木技術者の視点から撮った写真。開通前のパナマ運河に架かる第二アメリカ橋は圧巻 & 他国事情

南米への玄関口ペルーの首都リマ市

2008-12-09 00:33:51 | ペルー
 北アメリカから南米のチリ、アルゼンチン、ボリビアへ行く人達はここリマで一旦給油の為待機させられ最終目的地に向かいます。最終目的地到着を朝に設定してますのでリマは深夜到着便です。ペルーの国土は日本の約3.4倍で中南米では4番目の広さを持ちます。ここからクスコへも約1時間のフライトです。リマ到着後、最初に訪れるのがこの場所=アルマス広場=旧市街の中央広場です。写真はカテドラル(大聖堂)です。インカ帝国の征服者フランシスコ・ピサロの遺体が正面から入って右側に納められています。通常の感情なら征服者の棺は置かないと思いますがラテン民族の寛容性でしょうね。


 カメラを左方向に90°振りました。ここにあるのが大統領府です。信号のない場所では車優先社会ですので道路横断時は運動神経がないと戸惑います。

 大統領府の大写し。毎日正午には衛兵交替式が行われます。観光の際はその時間に合わせ行くのがよいでしょう。 VIPが訪問するときは正面入り口から門まで赤い絨毯が敷かれるそうです。先月開催されたAPECの首脳達もきっとそのようにしたと思います。


 更にカメラを左に振りました。大統領府の裏はリマ市約800万人の上水を供給するリマック川が流れております。


 上の写真の左側部分の黄色の建物を撮りました。出窓が雰囲気を醸し出しております。


 更にカメラを左側を振りカテドラル前からの写真です。黄色の壁に黒色の出窓が目立ちます。我々の業界では黄色と黒色のまだら模様(警戒色)のテープ(orロープ)をトラ(虎)テープ(ロープ)と呼び、立ち入り禁止用にわざと目立つように張ります。工事現場では良く目にしますので次回ご覧下さい。


 大統領府裏のリマ市の水源リマック川です。浄水場は約10km上流にあります。この先は太平洋です。旧市街も一人歩きは危険です。この橋の対岸は更に危険ですので立ち入らない方が良いでしょう。



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