土木技術者が撮った中南米の「光りと影」の写真 及び 他国風情

 約22年間の中南米赴任中に土木技術者の視点から撮った写真。開通前のパナマ運河に架かる第二アメリカ橋は圧巻 & 他国事情

7月の花だより(東京ドイツ村のユリ・犬吠埼・利根川河口堰・梨)

2021-07-29 23:00:01 | Japan
 2021年7月の出来事備忘録 
 ①7月23日に第32回東京五輪の開会式が行われました。
  普通の感覚なら中止するのですが、安心安全の下で無観客 で開催されました。
  一方、COVID19に関し東京都においては25,26日にその曜日の過去最多数を記録し、翌27日からは堰を
  切ったように過去最多数を更新し29日には3,865人/日(全国で過去最多の10,342人/日)と専門家の警鐘
  通りに上昇しています。   そんな折、またぞろ東京都は都内の 医療機関に対し、
  通常診療の制限= 1.救急医療の縮小や停止 2.予定手術の延期 3.診療機能の縮小 などを視野に
  「コロナ病床を確保する」よう無茶な要請をしました。これで通常の医療体制が更に逼迫し医療機関の本体
  運営も危ぶまれる事態になるのは明白です・・何故こういう強請をするのでしょうか。
  すっきり理解できません。
  
  感染者数の拡大は「感染力の強い」デルタ株に置き換わっていて五輪期間中には15,000人/日越えに達する
  勢です。  その感染拡大の要因は言わずもがな

  場当たり的に何度も発せられる「まん延防止等重点措置」や「緊急事態宣言」に慣れっこになってしまい、
  A.オオカミ少年(ガースオイチャン)の言葉を聞き入れなくなったこと。
  B.断続的な規制による自粛疲れが蓄積し自身の制御が緩んできたこと。
  言うまでもなく一次的には 
  C.ワクチンの受注不足による接種遅れ です。
  その他、五輪選手やその関係者に配布された感染防止規約「プレイブック」やバブルの中の厳重管理の形骸化
  や寄せ集め支援スタッフの共同生活(可哀そう)での感染、等、列挙するに暇がないくらい感染拡大の要因は
  多くあります。それ 以外にも告発がなければ隠蔽のまま消去されるものもあると推測します。
  
  また、前政権から続く大手広告代理店の「中抜き」もひどいですね。
  そのお金で国立競技場の屋根が「中抜き」になったとのではと著名な方が呟いていました。
  私たちの業界ではトンネル工事でしょうか。

  最近の政治屋は人気取りのパフォーマンスはするも政策に実行力が伴わなく、あざとく醜態が目立ちます。
  だから「安心安全」や「バブル」(泡の空間内)の中で「しっかり管理」の謳い文句は空虚に聞こえます。  
 
    
 ② 7月16日に関東は梅雨明けをしました。平年より5日早いとのことです。
   梅雨入りが2週間遅いので梅雨の期間は約3週間短くなりました。が、平年に比べ雨量が一定の場所に
   短期的に集中し、特に熱海では宅造の杜撰工事により、多くの家屋や掛け替えのない人命28名
  (内8名は不明)が土石流の犠牲になりました。 蛇足ですが、この工事をした業者名や代表者が何故か
   公表されていません。勘ぐりたくなります。

   ここ数年、これまで経験したことのない豪雨や嵐や異常気象等の甚大な自然災害が増加しています。
   これは人類が自然を痛め続けてきたシッペ返しと考えます。これらの自然災害は気候変動=地球温暖化
   に起因するのは明らかです。それでも、火力発電所に依存している国があるのですから何故だかわかり
   ません。 また原発を推進している国もあるのも何故だかわかりません。勘繰りたくなります。

   五輪で選手やそのスタッフたちが金メダル獲得に頑張っている姿を見るのは喜ばしいものですが
   コロナ感染や五輪を支えるIOC,JOC,東京都や組織委会関連のNEWSが流されると、選手達の頑張り
   に水を差すようで、その喜びが完全に消化できません。
   やっぱり「五輪は人類がコロナに打ち勝った証」としてやるべきですね。 



  閑話休題、表題、7月の花を見つけに行ってきました。 
 
 広大な土地を有する東京ドイツ村(千葉のど真ん中にあって東京ドイツ村)の中心地マルクトプラッツ。
 マルクトプラッツは英語ではMarket Place(市場) でしょう。


 同上。建物の中にはレストランの他、ビール、ソーセージやバームクーエン等のドイツ土産店も入っています。


 同上。巨大なマイセン陶器。


 広大な敷地=元々はゴルフ場を計画していましたが、ここ袖ヶ浦市と隣の市原市はゴルフ場保有数日本一で
 その競合を避けるためにテーマパークにしたそうです。その広さは東京ドームの約19倍です。


 園内の管理は行き届いていて気持ちがいい。


 昨年は8月まで開催されていましたが今年は7月中旬まででした。確実に季節が早まっています。
 30万輪のユリの花です。


 マルクトプラッツを背景に。


 直径40mの観覧車を背景に。


 もう散り始めていました。


 同上。閉場間際になればユリの花は有料で持ち帰れます。


 清純な花です。


  コキア畑。


 ヒマワリ畑。ここの満開はまだ先です。




 いつもの白いポストのある灯台。


 灯台直下南側の断崖。東映映画の冒頭に登場する「荒磯と波」のシーンの撮影場所です。


 カメラを右に振り南側を見ています。


 さらに右へ。犬吠埼には天然の温泉宿が5軒あります。すべて太平洋を臨む露天風呂を有しています。


 北側から灯台を望む。


 君ヶ浜海浜。


 海を眺める天然温泉の露天風呂。気持ちいいです。


 右に振りました。


 銚子電鉄 本銚子駅。駅舎が改装されました。


 跨線橋から犬吠埼方面を望む。


 同上、ホーム上から望む。


 跨線橋から銚子市街方面を望む。


 途中の街に咲くヒマワリはもう終わりです。


 九十九里海岸北端のこの地域は温暖なんですね。




 前回の紹介しました利根川河口(銚子市)から18.5kmにある利根川河口堰です。
 ゲートが9門あり両端が流量調節ゲートで中央の7門が制水ゲートです。1門の長さ49.5mで
 両岸に魚道、左岸に閘門(船の通行用)があり、全長は約900m。また右岸側には黒部川という小河川が
 ありアクセス道路まで含めると約1.5kmの延長と推測します。


 同様に常陸利根川にかかる常陸川水門です。
 8門の制水ゲートと左岸に大小閘門各1門と右岸に魚道があります。1門の長さは28.5mで付随施設及び
 アクセスを含め約0.5kmの延長と推測します。
 ゆえに河川が合流する利根川河口堰と常陸川水門の地点では合計で約2kmの延長になります。大利根川です。


 閘門=パナマ運河と同仕組みです。


 魚道



 九十九里浜の青いポスト


 近隣の海浜


 同上


 同上海浜にある伊藤佐千夫の歌碑。彼は九十九里出身です。


 伊能忠敬もここが出生地です。17歳で水郷佐原の商家伊能家へ婿入りしました。
 忠敬が全国測量を始めたのは55歳の時で、その歩いた距離は約35,000km。(地球一周=約40,000km)


 同上、出生地跡。


 同上、象限儀(角度測定器)を持った忠敬像。


 忠敬公園の裏には九十九里の自然豊かな田園風景が広がります。


 房総の風景


 同上


 同上


 同上


 ラッパ状に咲くノウゼンカズラは中南米原産の紫の花ジャカランダと同科目(ノウゼンカズラ科)です。


 ヤマユリ


 暑ーい。


 暑ーい。


 いつも元気いっぱい。


 ー以上ー 元気報告を兼ねまして
 
 追記

 千葉は果物の産地です。梨は千葉市北西部に位置する八千代市や船橋市は特に有名です。


 典型的なナシ園風景。ネットは鳥害よけでしょうか。


 選果機です。サイズはLから大玉まで6種類が選果されます。


 モノレールの帯に 千葉を元気にする と書かれています。何がでしょうか? 


 ー以上ー