土木技術者が撮った中南米の「光りと影」の写真 及び 他国風情

 約22年間の中南米赴任中に土木技術者の視点から撮った写真。開通前のパナマ運河に架かる第二アメリカ橋は圧巻 & 他国事情

ユトリロの街

2011-06-24 09:05:19 | パリ(,France)
 ここの所朝一番は陽が上がったり、降雨だったり、
また曇っていたりで、天気が不安定である。
 この季節大体において曇っております。
 以前はそうではなかったのですが、温暖化の影響でしょう。

 ゆえに天気が変わりやすく傘は必ず携帯しています。
 陽は22:30頃に落ち、5:15頃にはもう上がり、
一年でも日中が長ーい季節です。

 来週から学校は休暇に入り、バカンスを1ケ月は
楽しむので、商店はその前にバーゲンセールを行っています。

 機会があり「花の街」に来ています。

 マロニエやプラタナスの新緑は未だ彩いをみせており
窓にはあざやかな花々が飾られています。

 さすがに酸素が濃く呼吸が容易にできます。
 食べ物や飲み物の味が美味しいのも
酸素の影響があるのだと考えます。

 また天空都市と同じものを食べても美味しく感じるのは
コックの腕だけではなく、やっぱり気圧のせいで
上手く料理が炊けるからだと考えます。

 ここにきてまずすることは、以前もそうしたように
モンマルトルの丘へ歩いて行き、そこから、しばらく市街地を望み、
それから再び市街地へ向け歩き始める事です。

 途中にはユトリロや多くの画家たちに愛された通りがあり
そこをおもむろに、そぞろに、歩き、
下町の情緒風情を肌で感じ懐古したいがためです。

 でも、随分と様変わりしました。
 車や人のの多さはすさまじいほどです。
 街は車で渋滞し、それに替りバイクの数が
けた違いに増え、自転車が締め出されているようです。

 ここモンマルトルも昔からの家も希少になり
増築や改築がなされています。
 でも一歩通りを離れればわずかながら昔が偲ばれます。

 また、画家たちの広場「テルトル広場」は昔と変わらず
無名の絵描きであふれ、似顔絵 等を描いていました。

 坂の途中の八百屋や花屋はそのままに残り、
風情は以前の通りです。

 そこを下りて行くと地下鉄2号線の「クリシー大通り」に
ぶつかり、地下鉄ブランシュ駅の前にでます。
 
 ここの目の前にムーランルージュ(赤い風車)が
以前の風情と変わらず羽根を「クルツ クルツ」と回していました。