AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

5754:峠シリーズ

2021年12月02日 | ノンジャンル
 顔振峠からの眺望は今日は一段と素晴らしいものであった。ハイカーや他のローディーもここからの眺めに感嘆の言葉を漏らしながら、スマホで写真を撮っていた。

 しばし、その景色を楽しんでから、恒例の記念撮影を済ませた。「顔振峠」と書かれた道標の手前に集合して、写真を撮った。集合写真のお決まりのポーズは「サムズアップ」である。

 記念撮影を終えて、東吾野方面へ下り始めた。東吾野に向かうには下り始めて少し行ったところを鋭角的に左折する。

 下り坂をしばし走った途中に紅葉の見どころがある。今年はそれほど良い色合いにはなってはいなかったが、一旦停止してスマホで写真を撮った。
 


 紅葉を愛でた後、重力に従って下っていき、東吾野駅に着いた。ここには駅舎の前に公衆トイレがあり、さらに自販機もある。



 自販機で暖かいお茶を購入して、木製のベンチに座って飲んだ。陽当たりの良い駅舎前のベンチは、とても心地よかった。

 今日二度目の「縁側で日向ぼっこをしている猫」状態である。冬は陽光が恵みである。もちろん季節が変われば、強敵にもなるが・・・

 ここから先は三つの小さな峠が待ち構えていた。「東峠」「山王峠」「笹仁田峠」である。顔振峠では、マイペース走法に徹したので、脚を使い切った感はなかった。

 そこで最初の東峠も高めの負荷をかけて走った。前半は斜度が緩めであるので、順調であったが、終盤になるとパワーを維持するのに苦労した。それでも、ほぼイーブンペースで走り切れた。

 東峠の道標、昔は手書きの粗末なものであったが、今では印刷されたものになっていた。その小さめの道標にLOOK 785 HUEZ RSに立てかけて写真を撮った。



 その後の山王峠もいつも通り走ろうとしたが、パワーは今一つ出ない状況であった。それでも我慢しながら走り続け、最後でスパート。前を走っていたメンバーとスパート合戦になった。ここで一気に脚を消耗した。

 最後は笹仁田峠である。その上り口までなるべく脚を回復させたいと思っていたが、トレインは快速で飛ばした。「もっとゆっくり走ろうよ・・・」心の中で独り言を言った。

 そして最後のミニバトルポイントである笹仁田峠にさしかかった。ここは緩めの斜度であるのでスピードは速くなる。

 負荷を上げた時、両足の太腿にピリピリした電気のようなものが走り始めた。「まずい、無理をすると攣るかも・・・」と思った。

 抑えめにクランクを回し続けた。先頭は良いペースで逃げていた。ゴルフ練習場を左手にやり過ごして後半に入ると先頭のペースが落ちてきたので、その後方に追いついた。

 そして斜度が上がるゴール前、「スパートしようかな・・・やめとこうかな・・・脚もピリピリしているし、やめた方がいいかも・・・」としばし思案した。

 すぐ前を走っているリーダーもスパートする様子はなく、その背中は「このまま平和に行きましょう・・・」と語っていた。

 そこで平和路線を選択した。すると私のすぐ後ろにいたメンバーが一気にスパートした。その背中はあっという間に小さくなっていった。

 取り残された4名は、ぼうっとその背中を見送りながら峠の頂上に達した。これで三つ連続した「峠シリーズ」は完了である。

 全体として強めの負荷が体にかかったロングライドであった。いつものように笹仁田峠を下り切ったところにあるファミリマートでの昼食休憩を済ませてから、しばし平坦な道を走って、自宅に着いた。

 自宅に辿り着き、ロードバイクを玄関のサイクルラックにかけた時に「きっとこの疲労が回復するまでにはまる2日はかかるな・・・」そう思えた。年齢のせいか、ロングの疲労感が回復するまでには、きっちりと2日かかるようになった。
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