AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

3973:DSG

2017年01月27日 | ノンジャンル
 VW POLOのミッションは普通のATではなく、DSGと呼ばれるツインクラッチである。トルクコンバータを搭載した普通のATと異なり、クラッチを二つに分けて組み合わせることで、MTのようなギアチェンジを自動的に行うもの。

 新車時にはスパスパと小気味よくギヤが切り替わり爽快であった。しかし、納車から6年近くが経過した今では、発進時に少し強めにアクセルを踏むとギアの繋がり具合にもたつきと言うか、スムースにつながっていない感じが出てくるようになった。

 今日も赤信号で停車し、発進する時に少し強めにアクセルを踏んでみると、「ガガガ・・」と少々異音がして、滑る感じがあった。

 「まあ、機械には経年劣化というものがつきものだし、DSGはきっと複雑で斬新な構造をしているから耐久性には少々難があるのかもしれない・・・」

 そんなことを思いながら、青梅街道を走っていた。時刻は夕方の4時を回っていた。辺りはまだ十分に明るい。

 「日が伸びたな・・・」今日は暖かい。空気が柔らかく感じられる。最近は相次ぐ寒波の到来でとても寒い日が続いていた。それに体が慣れてきたのか、気温が少し上がるととても暖かく感じられる。

 青梅街道は少し混んでいた。井草八幡前の交差点を左折して早稲田通りに入っていった。早稲田通りは片側一車線の普通の道路である。

 青梅街道の広い道路から早稲田通りに入ると、その穏やかな景色からであろうかほっとする。きっと昭和の趣を残す小さく古い店が多くあるからそう感じるのであろう。

 古いものはおしなべて癒し効果があるようである。我が家のオーディオも当初購入したハイエンド機器から、いつの間にかヴィンテージと呼ばれる古いものに変わっていった。

 そういった古いオーディオ機器は修理が必要となる頻度が高いもの。我が家のパワーアンプであるMarantz Model2も、2回目の入院からなかなか戻ってこない。

 昨日、修理を依頼している方からメールが来た。「現時点の作業進行状況から、2月末から3月初旬には仕上がる事を予定し進めております。作業はもちろん慎重に丁寧に進めております。御不憫を御掛け致しますが、もう暫く御時間を頂けます様、宜しく御願い申し上げます。」という内容であった。

 車は古くなってくれば、新車に買い換えればいいが、こういった古いオーディオ機器はすぱっと買い換えるという訳にはいかない。直すしかないのである。

 「じっと待つしかない・・・」と思いながらPOLOのハンドルを握っていた。環八との交差点を渡った。もう少し行った先を左折する予定である。その目印となるガソリンスタンドを目で探した。その目印は早稲田通りの右前方に見えてきた。
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