おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

魔法の言葉

2022-07-19 12:43:15 | 日記
 参院選が終わり、改憲派が多数の議席を確保したことから、改憲についての議論が活発になっているようだが、そうなると、必ず護憲派の中からこういった発言が出てくる。「日本は憲法九条があるおかげで、戦後どこの国からも侵略されることがなかった」「だからこの九条を世界に広めたほうが良い」

 もし、憲法九条にそんな力が備わっているなら、岸田さんでも外務大臣でもいいから、今すぐにウクライナに赴き、ゼレンスキーさんにこう進言するのがいい。

「日本には憲法九条があるおかげで、外国の侵略を防ぐことができています。だからウクライナも一刻も早く憲法九条を取り入れてください。そうすれば、あっという間にロシアはウクライナから手を引くでしょう」
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ロマン派の空

2022-07-18 06:08:04 | 日記
 昨日の夕方、早くパソコン戻って来ないかなあと思いながら、サンダルを履いて家の外に出ると、まるで夕立の後みたいな空が広がっていた。雲フェチの僕としては見逃すわけにはいかない。スマホを取りに戻ると、何枚か写真に撮った。

 19世紀のロマン派絵画のようなドラマチックな空に、しばらく呆然と立ち尽くすアベさんなのであった。



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七転八倒

2022-07-17 13:34:30 | 日記
 九州に来て、ネット環境がないので、ソフトバンクのエアーを購入し、ワイファイが使えるようにした。次はノートパソコンを買いに行き、グーグルクロームというネットに繋がるブラウザだけのものを買って来た。これでとりあえずブログをアップしたり、ネットで買い物したりできるようになったとひと安心していたら、ノートパソコンの電源が接触不良で修理に出すしかなくなった。

 で、仕方なく時間がかかるけれども、スマホを使ってブログの記事を書き、画面は小さいけれども、スマホの画面で見逃したテレビ番組を見たり大谷くんの活躍を確認したりしていたが、昨夜ワイドナショーで松本人志とビートたけしがしゃべっているのを見ていたら、スマホから警告の文字とともに、2ギガを超えましたと知らせが入った。覚えてい ないが、おそらく2ギガの契約になっていたのだろう。

 まったく踏んだり蹴ったりである。便利な世の中かもしれないが、ちょっとしたことで次々に面倒がドミノ倒しでやってくる。

 電器屋さんからノートパソコンを初期化していいですか、と確認の電話が来たので、二三日中には戻ってきそうなので、それまでちょっとブログをお休みしようかと考えているところだ。
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雨の中

2022-07-16 11:59:17 | 日記
 九州に線状降水帯がかかっているようで、夜半から猛烈な雨が降り続いた。天気予報では午前9時には雨が上がり、午後には晴れ間も顔を出すようだ。そういうことならと、朝食後は習字に励み、終了後ランニングの格好に着替える。

 ところが、止んでいると思っていた雨は、細かい霧雨になっただけで、空には分厚い灰色の雲がたれこめ、まだまだ止みそうな気配がない。10分ほど空を見上げていたが、一向に止みそうにないので、思いきって走ることにした。雨が降ってなくても、どっちみちびしょ濡れになるのだ。



 途中本格的に降り出し、ここまで降ればもうどうでも良くなる。かえって濡れていることで、体温が上がるのを防いでくれるので、快調に走ることができる。



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保存の天才

2022-07-15 07:26:15 | 日記
 井沢元彦さんの「逆説の日本史」を読んでいたら、以前読んだ時には気にならなかったが、面白い箇所がありハッとした。「中国の歴史」の著者陳舜臣さんが、日本人は「保存の天才」だと言っている、ということだ。日本人には当たり前のことでも、外国から見た時にはその民族性が目につく、ということなのだろう。

 「保存の天才」というのは、奈良の正倉院の御物を見ればわかるやうに、オリジナルを生み出した本国ではとうの昔になくなってしまったものが、今日でも保存されている。

 ピアノの練習を始める人がバイエルから習うが、あれは明治政府が招いた外国人教師がたまたま最初に使用した教科書だが、日本人はピアノの練習はバイエルからと頑なに守っている。

 ソビエト連邦が崩壊が起こり、共産主義という社会実験が失敗に終わったにも関わらず、日本ではいまだにある程度の議席を確保している。そうしたことの最大の特徴は、オリジナルが存在しなくなっても、日本で独自に発達した事柄が、いつの間にか本家の顔を持ち始めることである。

 日本の役所や企業や政界が、いつまでも旧態依然としているのも、「保存の天才」としての特徴が色濃いのかもしれない。

 まだ使えるかも、何かに使えるかもと、捨てることができずにいるうちに、整理整頓できずにゴミ屋敷と化している家は多い。日本という国も保存することに天才を発揮しているうちに、次第にゴミ屋敷化しているかもしれない。
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自転車生活

2022-07-14 12:39:03 | 日記
 車がないので、生活の足は本当に自分の足で歩くか、前後に買い物かごがついた小さなママチャリだ。大きな買い物はできないが、自分が食べるくらいの荷物なら自転車で十分だ。

 とはいえ、ちょっとしたものを買いに行き、扱っていないので別の店を梯子するということになると、想像以上の距離を走ることになる。また500円くらいの買い物に片道10キロくらい走らなければならないというのも、時間がばかりかかって、一体僕は何してるんだろう、という気になってくる。

 考えてみれば、移動手段が自転車中心なんて子供の頃以来だ。そう思うと、現在の脚力は比較にならないほどたくましくなり、子供の頃の想像をはるかに超える行動半径になっている。坂道だってグイグイ上る。ママチャリを漕ぐオッサンの絵柄に似合わない速度で上るのだ。

 それにしても、自転車で走り回ると、車では絶対に走らない道もどんどん使う。少しでも近道をしたいので、初めての道だって自分の方向感覚を信じてどんどん進む。すると、思ってもみない場所に出たりして、こんなところと繋がってたのかとビックリする。

 手段が違うだけで、これだけ見える景色が違うというのは、改めて新鮮な発見でもある。毎日の生活に退屈することがあるとすれば、それは案外同じ手段しか用いていないということがあるのかもしれない。
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そうじゃないから

2022-07-13 11:08:29 | 日記
 子供の頃、北朝鮮と韓国がいつもごっちゃになり、どっちがどっちかわからなくなっていた。というのは、北朝鮮の国名が朝鮮民主主義人民共和国であり、韓国が大韓民国だったからで、国名だけ聞くと、民主主義は朝鮮民主主義人民共和国としか思えなかったからだ。国名に民主主義を掲げる方が独裁国家であり、ただの大韓民国の方が民主主義国家なんて、子供には理解不能だったのである。

 さすがに大人になると、この辺の事情はわかってくる。そうじゃないときは、せめて名前だけでもと希望が入ってくるのである。民主主義国家ではないからこそ、民主主義人民共和国なのだ。さすがに朝鮮独裁人民抑圧国などと本当のことは言えない。大体、当然のことというのは、わざわざ口にしない。もし、日本の国名が日本民主主義共和国なんてことになれば、大変なことが起きていることになる。

 さて、そういうことが頭にあれば、今話題になっている「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)という団体の中身は、押して知るべしである。

 そうじゃないからあえて言う、というのは身近にゴロゴロとある。歴史で「平安時代」というのを習うが、平安時代というのは自分の身は自分で守るしかないくらい世の中が乱れた時代だった。それが武士という武装集団を誕生させた。

 「土用丑の日」だって、ウナギの旬はそもそも秋から冬の脂の乗った時期であり、夏場の売り上げをなんとか上げようとして考え出された宣伝だった。テレビCMでよく流れている機能性表示食品も、医薬品でもないのに目にいいとか関節にいいとか盛んに言うのは、そうじゃないからなんだろうと考えるのが常識的な態度というものである。
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食欲減退

2022-07-12 10:29:17 | 日記
 連日の猛暑で、食事を採るのが億劫になる。体力が落ちると熱中症にもなりやすいので、手を変え品を変え頑張って食べるようにしている。その点犬や猫などのペットは、大したバリエーションもなく、大体同じものばかり喰わされている。

 毎日タミちゃんに連絡を取り、テオとアンがどうしているか尋ねるのが習慣になっている。テオは元気そのもので、おまけに自分がしっかりしなきゃと思っているのか、大人になってきたという。男子三日会わざれば刮目して見よ、とはこういうことをいうのだろう。



 一方、アンはと言えばこの暑さのせいか、すっかり食欲をなくしているらしい。「うちに来る人が、口を揃えて痩せたと言う」とタミちゃんは写真を送ってくれる。



 でも、写真じゃどうなのか全然わからないのだ。はっきりしているのは、アンが相変わらず可愛いことくらいだなあとバカ飼い主はでれでれしている。





 いろいろ写真を送ってよこし、痩せたでしょと聞いてくるが、やっぱり可愛いことしかわからないのであった。
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海へ

2022-07-11 07:08:21 | 日記
 一昨日のブログで、今回の参院選で「弔い合戦」なんてことを言うようなヤツがいたら、バカを自分から発表するようなもんだ、というような主旨のことを書いた。ところが、出てくる出てくる、バカはひとりふたりではなく、一斉にバカを発表する始末だ。それどころかニュースでも新聞でも、当たり前のように使っている。

 こうなると僕が間違っていて、バカを表明しただけなのだろうか。そこで改めて「弔い合戦」を調べみる。意味は、戦争で敵に殺された兵隊のかたきを打つこととある。そういうことなら、安倍さんは野党に殺されたことになる。盛んに「弔い合戦」を口にした人は、安倍さんの死を、これ幸いと選挙に利用したということになる。本人は、そういう意味ではないと言うかもしれないが、無自覚だったとすればそれはそれで資質を問われる。

 テレビも新聞も目につくものがバカみたいでストレスが溜まるので、炎天下ランニングに出てくることにした。ドストエフスキーの小説「罪と罰」に、「行き詰まった思考は広い視野を求める」というのがある。こんな日に目指すは海だ。

 空には白い入道雲がいくつもできかけている。


 太陽みたいなヒマワリも満開だ。


 40分ほど走って海に到着。海は引いているので、広大な干潟が出現している。


 ああ、気持ちいー。人間の世界なんてちっぽけなものだ。そんなところできゅうきゅうとしているのは、なんとももったいないことだ、そんなことを思いながら、しばらく堤防沿いに走り回った。
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ゴマカシと言い訳

2022-07-10 05:39:29 | 日記
 今日は選挙。期日前投票するよりずっと前に福島を出たので、今回は投票する予定はない。投票率が低いと騒ぐ前に、全国どこからでもパソコンでもスマホでも投票できるようにすれば、投票所を設置しなくていいし、大勢の人間を使わなくても投票が終われば即集計できているのに、いつまで古色蒼然としたやり方を続けるんだろう。少子化問題同様、既得権益のある人間しか投票には行かなくなるだろう。

 新聞も選挙一色、憲法についてのアンケートが載っている。自衛隊を憲法に明記すべきか、軍隊として位置づけるべきか、それとも改正には反対か。

 こんなバカな議論をいつまで続けるつもりだろう。はっきりしているのは、自衛隊は憲法違反の存在である。議論するとしたら、自衛隊を廃止するか、自衛隊が合憲になるよう改正するか、どちらかしかない。これだけはっきりしたことひとつ決められないのが、日本という国の弱点である。

 そもそも自衛隊が違憲など、外国にはわからない。日本政府は自衛隊が違憲なため、軍隊とは決して言わない。が、自衛隊の英語訳はどこを探してもないため、世界に向けて「セルフ・ディフェンス・フォース」と説明している。セルフ・ディフェンスは、自分を守るの直訳だが、外国人が聞くと正当防衛を意味している。フォースはスターウォーズで出てきた力のことだが、普通はフォースと言えば軍隊のことである。つまり、セルフ・ディフェンス・フォースとは正当防衛の軍隊の意味になり、外国でこれを口にすると、軽蔑される。正当防衛の軍隊なんて北朝鮮が言いそうなことだからだ。そもそも軍隊は自国を守るためにあるため、ディフェンスは蛇足でしかない。そういうことがわかっているので、外国に対しては自衛隊などと言わず、ただ「軍隊」と言う。

 世界に対して「軍隊」と説明し、国内には「自衛隊」と言い、憲法では「武力の放棄」をうたいながら、防衛費と言って戦闘機や戦車を購入する。ゴマカシと言い訳だけで問題を先送りする国は、世界に類を見ない言霊の国と言えるのかもしれない。
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