ちゃんと数えてはいないが、里山探検隊の絵を描き始めて、50枚目となるぺんぺん草の絵が完成した。散歩の途中、足元ばかり見て歩いているうちに、自分が小さくなったら、世界はどう見えるだろうと思ったのが最初だった。ただの里山の風景も、まるで巨人の惑星のようにすべてが大きくなるとしたら、普通の絵なら、スケールが違うために人間と一緒に描くことができない草花や虫や鳥たちが、同じ画面に登場させることができる。
そんなことで描き始めたのが去年の5月で、ほぼ一年がかりで50枚を描いたことになる。
キリがいいので、今度はこの50枚にストーリーをつけて、図鑑のようにできたらと考えている。
死んだトトも、絵の中では相変わらず元気に活躍してくれるので、創作というのは記憶や思い出といった頼りないものと違って、過去ではなく未来にその姿があると思うと、大変ありがたいものなのである。
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