平成最後の天皇誕生日が日曜日と重なり、タミちゃんの仕事が三連休になったので、この休みを利用して写真の整理をしてもらった。犬たちが生きていた時には、僕とは違い犬の写真をメインに撮っていたので、犬の写真が大量にある。その中から2匹が一緒に写った写真ばかりを集めてもらったのだ。
トトとドリは、初めて会った時にはお互いが牙をむいて吠えまくり、決して仲良くなるようなそぶりは見せなかったが、昔の写真を見るとかなり早い時期に仲良くなったのがわかる。数ヶ月もすると同じ毛布を使って寝たり、家の中でレスリングを始めたりしていた。
久しぶりにそんな写真をまとめて見たが、見ているうちに自然と笑顔になっている自分に気づいた。死んでもなお、人間に与える犬の力を今更ながら感じざるを得ないのである。
写真の中には、以前のクリスマスの様子が写っているものがあった。生前は犬たちに幸せになってもらいたいと考えていたが、どうやら幸せにしてもらっていたのは人間の方だったようだ。